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精神病の人って、危険な存在なの?

noteデビューです。

このたび精神保健福祉士という国家資格の試験に合格することができました。この資格、「精神障害者」のためのソーシャルワーカーです。

精神障害者といってもピンとこない方がいらっしゃるかもしれませんね。適切な表現ではありませんが「精神病の人」というと、なんとなくイメージできるでしょうか。

今回はあくまでざっくり。
精神障害者とは、精神の病のために「生活のしづらさ」を抱えている人たちです。精神障害者が地域で暮らすには、住まいの確保や、他者との交流、仕事を得ることなど、様々な困難があるようです。

では「精神病の人」というとどんなイメージでしょうか。

・怖い
・やばい
・何をするか分からない危険な存在

つい2年前までの私は、そんなイメージを持っていました。

これ、まったくの偏見です。(詳しくはまた)
でも、この偏見、社会に根付いているように思います。
かなり根深く。

もっと言えば、精神障害者である当事者や家族にも根付いているようです。(これが、受診を遅らせる原因になっているとも言われています。)

精神障害者の「生活のしづらさ」は、病気の症状によるものというよりは、こうした偏見や差別のある「寛容でない社会」に原因がありそうです。


さて、私が精神保健福祉士の資格を取ろうと思ったのは、2年前、50歳の時。夫の転勤を機に仕事を辞めたのがきっかけです(経歴など自己紹介は別の機会に)。福祉業界での勤務経験はいっさいなく、今は、専門学校の通信過程で学んだ机上の知識しかない、ただのザ・頭でっかち、すでに52歳です。

とはいえ、精神障害だけでなく福祉についても色々と学ぶことができました。

偏見の話に戻ります。
偏見は、誰が悪いわけでもなく、歴史的な背景(これも別の機会に)と「知識不足」からくるものだそうです。

確かに偏見バリバリの過去の私には、知る機会・考える機会なんてありませんでした。知っているのと知らないのとでは、対応が変わりますよね。せっかく学んだ知識。私なりにインプットできたことをアウトプットし、このnoteで共有できたらと思っています。

福祉業界では常識レベルの「知識」かもしれませんが、まだ知らない誰かの目に留まって、そこから他の誰かに広まって、生きづらさを抱えている人たちの環境が少しでも変わっていけばと、期待します。

社会的弱者といわれる障害者や高齢者、子どもたち、さらに外国人やLGBTQ、生活困窮者や累犯者など、全ての人が社会から排除されないことを願います。

「他者の境遇を想像し、多様な文化や背景を尊重しあえる社会」への変革に貢献することを、ミッションとしたいと思います。

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