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はじめまして、Rくん。【外国ルーツの子ども支援日記】

この夏から外国にルーツを待つ子どものための日本語学習支援のボランティアをしています。

私が担当しているのは、小1男子リッキーくん(仮名)。
毎週2回、長い付き合いになりそうです。

リッキーくんの事例を、これからも時々、極力プライバシーに配慮しながら記録したいなと思います。

初対面の日は、どこかお互い緊張していて、様子を伺いながらのぎこちない時間でしたが、1か月が経った今は、くしゃみして鼻水垂れ流してもサッと拭いてあげられる仲になりました。
とにかく、あまり子どもと接したことがないのでびっくりすることも多いですが、なんか色々面白くて、毎回楽しいです。


支援場所は放課後の教室。
いつも授業が終わる頃に教室に迎えに行って、廊下で「終わりの会」の様子を盗み聞きしています。

一年生の教室は、わちゃわちゃと騒がしくて微笑ましいです(先生は大変そうですが)。今日の良かったことを発表しあったり、先生が連絡事項を伝えたりしているみたい。帰り支度中にあちこちから ビーーーッ!! と、すさまじい音が鳴り響くのも笑えます。ランドセルにぶら下げている防犯ブザーを誤って引っ張ったり押したりしているのでしょう。誰も動じません、慣れっこみたいです。

日本語学習支援は、別の教室に移動して行います。
リッキーは、私を見た途端、ダーーーッと全速力で駆け出してその教室に向かいます。

ダメー!やめてー!転ばないでー!と私。

そして教室の机の下や、掃除道具入れの中など、隠れんぼが始まっています。
すっかりなめられている私は、放課後一緒に遊んでくれる おばあちゃん、くらいに思われているふしがあります。

いいから、はよ宿題だしてくれー。

前途多難です。

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