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幸せなジンジャーブレッドボーイ ジミー・ヒース
長男 パーシー・ヒーズ(ベース)
次男 ジミー・ヒース(サックス)
三男 アルバート・ヒース(ドラム)
ヒース兄弟の次男。真ん中っ子ですね。俗に、真ん中っ子が一番成功するって、何かで読んだことがありますが、このヒース兄弟でも一番華のあるところを受け持ったのが、ジミー・ヒースかもしれません。
あだ名は、Little Bird。元はアルト・サックスをやっていたが、チャーリーパーカーが演奏しているのを聴き、テナーに変えた。それで"Little Bird"と呼ばれた。とWiKIに書いてありました。「え?なんで?」と思いましたが。
マイルス・デイヴィス・バンドに参加。
ケニー・ドーハムやギル・エヴァンス、ミルト・ジャクソン、アート・ファーマーと共演。
兄弟でヒース・ブラザースを組む。
サックス奏者として華々しい活躍をしています。
楽曲もけっこう提供していますね。
チェット・ベイカーとアート・ペッパーのアルバム『Playboys』の曲の大半
リー・モーガンのアルバム『Candy』の中の『C.T.A.』
(C.T.A.って何?って、ずっと謎だったらしいんですが、ジミー・ヒースの彼女のイニシャルだったらしいですよ。)
マイルス・デイヴィスのアルバム『Miles Smiles』の中の『Gingerbread Boy』
そして、ニューヨーク大学の教授となり、20年以上教えたらしいです。
ジミー・ヒースの生まれは1926年。亡くなったのが2020年1月。
93歳まで生きてたんですね。すごいです。
マイルス・デイヴィスは自伝の中でこう書いています。
「ジミーは小さな足をしていたが、いつも格好良い靴を履いて粋な服を着ていた。ヒース兄弟は音楽一家で、しかも母親が大変な料理上手だったから、ヒース家にはいつも、たくさんのミュージシャンがたむろしていた。ジミーはビッグ・バンドを持っていて、そこにはジョン・コルトレーンも入っていた。奴らはヒップで、演奏もすごい、すばらしい連中だった」
兄弟、母親、仲間たち。楽しそうな光景が浮かびますね。
それでは最後に、ジミー・ヒースの『Gingerbread Boy』をお聴きください。
ちなみにジンジャーブレッドボーイとは、おそらくこれ。人型のクッキー。
ジミー・ヒースが自分たち3兄弟を思い浮かべて作ったのかは定かではありません。
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