最強の弟 ナット・アダレイ
ナット・アダレイ
Nat Adderley
コルネット奏者
キャノンボール・アダレイの弟。
え、コルネット?
コルネットはトランペットそっくりの楽器で、ややこぶり。
柔らかな音色でほかの楽器ともよく調和します。
そう、調和する楽器なんです。
この写真、いいですよね。
左のお兄ちゃんのキャノンボール・アダレイは頼もしく、右のナット・アダレイはなんとも可愛い顔してます。
写真のとおり、この兄弟は仲がよく、ナットは長きにわたって兄をサポートします。
キャノンボール・アダレイは数々のアルバムをリリースし、成功をおさめます。もちろん、キャノンボール・アダレイの実力があったからでしょうが、ナット・アダレイのサポートも大きな要因だったのではと思います。
また、ナット・アダレイ自身も、兄以上にいい仕事を残しています。
ナット・アダレイがリーダーの「ワーク・ソング」。
アルバムには、ウェス・モンゴメリー、ボビー・ティモンズ、パーシー・ヒース、サム・ジョーンズらが参加。
ナット・アダレイ自作の「ワーク・ソング」は、後世に残る代表作となりました。
大正製薬のサモン内服液のCMでもおなじみですね。
笑っちゃうのがタモリさんのCM。
Cannonball Adderley Quintetで演奏している映像がありました。
「Nippon Soul」というアルバムがあります。
これは1963年の来日公演の様子を収録したキャノンボール・アダレイ・セクステットのライヴ盤ですが、最後の曲が、「ワーク・ソング」。
これがかなりカッコいいのです。キャノンボール・アダレイの曲紹介から始まります。「オレの弟の曲、聴いてくれ。ワーク・ソング!」
1975年兄が他界すると、あまりのショックでナットも一時活動停止してしまいますが、その後立ち直り、2000年に亡くなるまで、ロン・カーターやジョニー・グリフィン等、様々なミュージシャンと共演し、自身の活動を続けます。
それでは最後に、キャノンボール・アダレイとナット・アダレイが仲良く演奏している「Two Brothers」という曲をどうぞ!
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