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一区切り~卓球から学ぶ経営のポイント

株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※X(旧Twitter)もやっています!

ずいぶん前から真剣に取り組んでいる卓球ですが、先日、自分が所属している息子の小学校PTA卓球チームを引退し、ひとつの区切りを迎えました。
卓球はこれからも続けていきますが、節目ということで、卓球から学ぶ経営のポイントについてまとめておこうと思います。

<目次>
1.最後の試合は準優勝!
2.あらためて、卓球のここが面白い!
3.卓球から学ぶ経営の3つのポイント

1.最後の試合は準優勝!

私が所属するのは息子の小学校のPTA卓球チーム。
そのため、現在息子が小学校6年生のため、この秋の大会で一旦引退することになりました。
思い起こせば、今高校1年生の長女が小学生だったころからなので10年近く、所属していたことになります。

毎年秋に区の小学校20校が集まる大きな大会があり、その大会で有終の美を飾るぞ、と意気込んで練習していました。
7月にリーグ戦の組み合わせ抽選会があるのですが、なんと!前年度のブロック優勝をしたチームが自チームを含めて3チームも・・・!
サッカーでいうところの「死のブロック」みたいな状態でしたので、チームで何度も話し合いを重ねて、当日に向けた戦略を立てたり、練習メニューを考えたり、と楽しくも真剣に向き合って迎えた当日。
相手チームの戦略を分析することが得意なメンバーのおかげで、リーグブロックで優勝することができ、その後も1勝して準優勝となりました。
(惜しくも優勝は逃しましたが、相手がとても強いチームで昨年度も優勝しているほどなので致し方ないところです・・・でも悔しい!)

2.あらためて、卓球のここが面白い!

卓球はチーム戦です。
試合では、男女のペアになって、全部で5試合行い、そのうちの3試合に勝った方が勝ち、という競技です。
私が思う卓球の面白さは、この「チームで戦うこと」にあると思います。

私はこれまで、キャプテンとして、試合のペアをどう組むか、どのペアを何番目に出すか、といった戦略的なことから、チームの運営管理など様々なことを一人で担っていました。
でも今回は、すでにキャプテンは後輩(?)に譲っていたこともあり、また、近々チームに加入してくれる人がボランティア的に関わってくれていたこともあり、今回は今までとは異なった立ち位置で参加することができました。

新キャプテンはどんどんと「これはAさんにお願いします」「Bさん、これについてどう思います?」とチームメンバーに役割を任せるタイプ。
そしてボランティア的に関わってくれた人は、相手チームの戦略分析などに長けていて、こちらのペアの組み合わせや試合に出る順番についても緻密に分析できるタイプ。
そして自分は、とにかく貴重な1勝を上げてチームに貢献することが役割でした。

それぞれの得意分野を活かして、5試合のうち3試合勝つ、ということに焦点をあてて準備するという、中長期的視点をもった取組みも、卓球の面白さなのではないでしょうか。

3.卓球から学ぶ経営の3つのポイント

そんな卓球に夢中になっているわけですが、経営者として卓球から学ぶポイントもたくさんあります。
今日は3つに絞ってお伝えしようと思います。

まず、「役割分担」の重要さ。
先ほど述べたように、勝つために何をするといいか、一人ひとりの強みを活かしたり、役割を明確にしたりしながら戦略を組み立てていくわけです。
これはまさにビジネスも同じではないでしょうか。
それぞれがそれぞれの貢献をチームでする、会社でする。
自分の役割を理解したうえで、ひとりのメンバーとして「こうしよう」と推敲するのは会社の経営と近しいと思います。

次に、「雰囲気づくり」の重要さ。
PTA卓球では、経験者+初心者がペアになることがほとんどです。
初心者は試合になるとどうしても緊張したり、身体が硬直したりして、いつものパフォーマンスが出せなくなります。
そのため、経験者が初心者に声をかけて、試合中のモチベーションを高いところで維持できるようなコミュニケーションや雰囲気づくりをしたり、リラックスさせたりする関わりが重要になります。
雰囲気を作ることは、時に技術力よりも重要なわけです。
これも会社経営と似ています。
営業経験者であっても、新人とペアを組んでお客様対応をすることもあります。
そのときに、自分の経験だけを伝えても、お客様から評価がいただけない可能性もあります。
いかに新人が持っている力を出せるようにサポートするか。
そんなふうに考えると、卓球の試合もビジネスの場面と似ているな、と思います。

そして、「定義の仕方を変えると、戦い方が変わる」ということ。
「定義」とはどういうことかというと、たとえば「卓球とはどのような競技ですか?」という問いがあるとします。
ある人は「1球でも台に多く返す競技です」と答え、別の人は「相手に2点連続取られなければ勝てる競技です」と答えるかもしれません。
前者の定義でとらえた場合、相手に1球でも多く返せばいいわけですから、どんなに弱い、緩い球でもとにかく相手の台に球を返すためのテクニックを磨く、必ずボールをつなぐという意識が重要になります。
他方、後者の場合、相手に1点取られたら、次は確実に1点返せるようなサーブなど武器を持つことが必要で、そのための練習が意味を持ちます。
ビジネスでも、自分の仕事や自分の会社の存在意義をどこに置くか、によって、準備することや伝えることも異なってくるはずです。

こうしてまとめてみると、卓球でフィジカルな面を鍛えるだけでなく、ビジネスでの学びも多く得られていたのだな、と整理できました。
こんなにも熱中して取り組める卓球、その面白さに引き続きハマっていこうと思います。
特に「チームで戦う」ということに関心がありますので、「一緒にチームでやろうよ!」という人がいたら、ぜひお声がけくださいね。
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