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第2回 秋合宿 in 五龍岳・鹿島槍ヶ岳 Part 2

前回


04:20 起床



山の朝は早い
しかし、下界の朝と違って不思議と起きるのが苦にならないのが山のいいところ


山で朝起きたら最初にすること

それは兎にも角にも湯を沸かす

鍋に水を注水し、バーナーに火をつける

この作業をこなした後にようやく他の雑事に取り掛かれる

手早くアルファ米とスープを腹に流し込み、着替えと撤収の準備を始める

そうこうしているうちに時刻は05:00

日が昇ってきた

うむ


最近、この光景を見るために富士山に登る人が増えているそうだが、そんな状況に対して言いたいことがいくつかあるので言わせて貰いたい

知人にも何人か今年富士山に登るからアドバイスをくれといわれたことがある

大学時代にせっかくだから記念として登りたいのだと言う

ちなみに経験者の同行は一人もなく、装備はレンタルらしい

ちょっと待て

いくらなんでも同行者もなく、登山未経験からいきなり富士登山はキツ過ぎやしないかい?

富士山以外に高山病のリスクのある山なんて日本にはほぼ無いし、私自身富士山に登ったこともない
(今のところ登る気もないが)

まず、日帰りで奥多摩か丹沢にでも行ってみたらいいのに

なぜそういった予行なり、練習をしないのか甚だ疑問だ



そんな話はさておき、トイレやら撤収やらでもたもたしていたら出発の時刻が05:40になってしまった

今日中に扇沢に降りるには早めにでなければならないというのに、何をしているんだか

しかし、遅くなるのも悪いばかりではない

トイレから戻ってくると、朝日に照らされた五龍岳が目の前にいるではないか

なんでも朝日に照らされて山が赤く染まる現象をモルゲンロートと呼ぶらしい

初めて見た

美しいであります

この日の日の出は05:20の予定でモルゲンロートは05:40に現れました


薄っすらと霧がかかり、朝日に照らされる山脈

山の朝は最高にすがすがしいであります


そんな景色に別れを告げ、五龍岳に向けて歩くこと30分

06:30 五龍岳

1時間弱かかると思っていたら意外とあっという間に着きました

剱岳が見える (真ん中の一番高い奴)

ガスもなく最高の景色でした


さて次はキレット小屋だ、そんなに時間かからないし、楽勝だろと思ってたら、大間違い

五龍岳からの下りが結構なガレ場と岩場、鎖でかなりの時間がかかり、緊張感も半端なかった

下ってきた五龍岳
キレット小屋方面 結構な岩場の連続

荷物がデカかったこともありかなり苦戦した

うむ?
うむむ? 若干ガスが…
本当か?


山屋のもうちょっとは信用ならないからな半信半疑でいると………

よくこんなところに建てたな

キレット小屋~!

まさか本当に直ぐだとは…、疑ってすみませんでした


八峰キレット前にとりあえず休憩

うむ!

コーラがうめぇ

1本400円と良心的な価格


08:50 八峰キレット アタック

15分ほど休憩し、いざ八峰キレットへ

まずは鎖か
結構整備してある
写真だとスゴそうに見えるが、実際はそうでもない

えっ?

終わり?

いや、そんなことはないだろ?

道が急に緩やかに………

八峰キレットもう終わりなの?

いや、そんなことはないだろ

きっと最後にすごいのが待ってるはず………





鹿島槍ヶ岳ついちゃったよ


09:30 鹿島槍ヶ岳

まさかの本当にあれで終わりでした

まじか~~

あれだけビビってたのは何だったのか

五龍岳からの下りの方がよっぽど高度感もあって怖かったぞ

カニのタテバイ、ヨコバイクラスを想像したのに………

拍子抜けでした



鹿島槍ヶ岳は北峰と南峰に分かれているのでとりあえず北峰に

なんも見えん
こっちはまだまし


ガスってほぼなんも見えんので降りてきて南峰をバックにパシャリ

かちょえぇぇ~


南峰はガスってないことを期待して………


クッソ微妙

時間ないけど30分粘ってみたものの、天候は悪化するばかり

妥協してパシャリンチョ

折角本気の夏Tシャツ着てきたのに



鹿島槍ヶ岳を取ったら今日の行程は流すだけ

稜線が続いているので超気持ちいい

おしゃれぶって花を撮ってみたり
何の花かは知らん

11:11 冷池山荘

くだらない事を考えながらぶらぶら歩いていたらいつの間にか到着

ワンゲルの先輩がバイトしていたんで、本来なら去年来る予定だったんですが、去年は天気がずっと悪くて断念

去年来れればいろいろおごってもらえたのに、残念


右上

休憩もそこそこに歩き始めてすぐ

おわかりいただけただろうか


次の小屋が見えているではないか

次の目標があるとテンション上がっちゃうね

12:10 爺ヶ岳



登りシンドい

以上

12:30 種池山荘

見えてはいるんだけど遠い


いつも通りのコーラ

おいしゅうございました

ここからはひたすら下りじゃ!


そして時刻は12:30

今日は最悪17:00の最終で帰れればいいかと思っていたが

頑張れば14:40のバスに乗れんじゃね?

本当なら扇沢まで3時間かかるけど

走れば巻ける


そうと決まれば爆速下山

柏原新道を滅茶苦茶走りました

写真はほぼありません

何故なら単調な林道が続き写真を撮るまでもなかったからです

超つまらなかったです





14:00 下山


しんどかった~

シャリバテ起こして若干ペースダウンしましたが、予定より早く下山

とんでもない量の汗かきました

そしてさらにここから20分?

バス停のある扇沢に到着!


ここから長野駅までバス&新幹線で帰宅

あ~しんどかった~


総括


八峰キレットがかなり時間がかかると踏んでいたので余裕を持って2泊3日の予定で計画を立てたが、天気が良かったため余裕を持って1泊2日で終わってしまった

翌日の天気が良くなかったので早めに切り上げて正解だったのか、それとも1日早く終われるなら白馬岳から行けばよかったのか

少し悔やまれる結果となった


なんか来週もアルプスは天気がいいらしいぞ?

乞うご期待

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