生きるために僕は書く

僕の書く文章は、冷たく、酷く悲観的で、読んだ人を暗い気持ちにさせてしまうことがある。

人によっては僕の文章を毛嫌いし、不快に思うかもしれない。

だけど、どうか許して欲しい。僕は生きるために文章を書いているんだ。

食べるため、生活するためではない。死を拒絶するためだ。

現実世界はとても厳しい。避けようのない槍が次から次へと突き刺さる。けれどもどんなに傷を負っても、迷わず前に進み続けなければならない。

どんなに辛く、苦しい現実でも、僕らはそれを受け入れなければならない。

心の世界と現実世界のギャップを埋めるために、物語は存在する。自分の心の形に合うように、自分なりに現実を物語化するんだ。

大切なのは物語の内容や文学的価値ではなく、書くという行為。それこそが至高なのだ。

だから僕は、悲しみを乗り越え、生きるために今日も文章を書き続ける。

それが僕に取って、死への最大の反抗だから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?