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天才ピアニスト単独「おしゃれしゃれしゃれ」8月号感想

開催が決まってからずっと楽しみにしていた、Aマッソ x 天才ピアニストのライブ。Aマッソファンに天ピ紹介したり、そのもやった。結果的に会場満席で配信リアタイが300人超、双方のファン大満足の内容で評判もよく、配信延長も即決された。本当に良かった!!!

ライブの内容

毎月ほぼ同じ構成なので事前に香盤予想もあげていたけど、その通りになった。Aマッソのネタ2本もやはり漫才。

  1. 天才ピアニスト:オープニングコント「勝訴」

  2. オープニング映像

  3. 天才ピアニスト:漫才①「夏の海」

  4. 天才ピアニスト:漫才②「トマト栽培」

  5. 天才ピアニスト:漫才③「女風呂のサウナ」

  6. Aマッソ:漫才①「しゃべる順番」

  7. 天才ピアニスト:コント①「引きこもり」

  8. Aマッソ:漫才②「悲劇と喜劇」

  9. 天才ピアニスト:コント②「布団叩き」

  10. コーナー:ますみクイズ

  11. 撮影タイム

  12. エンディング

天才ピアニストファン目線での感想

オープニングコント、いつも尺は短めだけど、毎回好きなネタが来る。今回の「勝訴」も天ピお得意の早めのネタばらしで爆笑起こしつつ、2人のかけ合いで何度も笑いを作るパターンで、一番笑った。

「夏の海」は寄席向けっぽいスタンダードな漫才。コンビでじゃれ合ってから竹内さんのノリツッコミ「コンビのこれ見てられないよねぇ〜!?」は何度見ても微笑ましい。「女風呂のサウナ」は珍しい設定でおばさんの"無い無い"が連続する、個人的イチオシ漫才。

「引きこもり」は天ピの代名詞・ドアを使ったコント。狂気あふれるオチ、竹内さんの最後のセリフが終わるか終わらないかでの暗転タイミングが爽快だった。

しかしこれだけのクオリティの新ネタを6本、毎月のことながらあっぱれとしか言いようがない。配信だと気付くセリフ噛みはいくつかあったけど、NGK本公演から数えると当日10ネタくらいやってるし、そりゃ疲れるよね…。

通常ならコーナーはホワイトボードに書いてある案を見ながら「どれやるー?」ってゲストと相談するところから始まる。今回はAマッソの呼び込みから2組ともテンションとペースが振り切れてて、時間押してる状況で3人にツッコミながら進行する竹内さんの負担大きすぎ!って思いながら見てた。

「ますみクイズ」は初めて本物を正解として開催されたけど、想定を上回る盛り上がりでやってる側も見てる側もみんな楽しそうで良かった。時間が短かったことだけが残念だけど、今後共演する機会にも続けて名物企画にしてほしい。

Aマッソファン目線での感想

天才ピアニストファンの方は、1本目の漫才のつかみから「???」ってなったかもしれないけど、大丈夫、Aマッソファンも「???」ってなってました。笑

「しゃべる順番」は加納さんのキレツッコミを存分に見せつける漫才。最初の"癇癪"に至るまでの"滑走路"もきれいに整備されていて、Aマッソファン以外にもわかりやすい良い選択だったと思う。最近よくやってるけど、後半の裁判のくだりがどんどん充実してて、M-1に向けて磨いてる感じがある。

一方、「悲劇と喜劇」はよりAマッソが単独でやるネタに近い。ファン以外からすると村上さんと同様に「ずっと何言ってるん???」ってなるかもしれない。Aマッソファンは「あー、こういうやつね、はいはい」と受け止めて、楽しそうな加納さん見て笑えるけど、10分近くあのやり取り見せられて、初見の天才ピアニストファンはどう思ったかな…。途中で見失ってなければ良いけど。

しかしますみクイズではとにかく加納さんがめちゃくちゃ楽しそうで、それに合わせて村上さんもぴょんぴょん飛び跳ねていて、尖ったイメージとは全く違うAマッソを見せられたのではないか。もともとよしもとの劇場が好きで、地元に近いマンゲキに初めて出られて、かつ大好きな天才ピアニストと共演ということでテンション上がりまくってたのかもしれない。普段東京で行われる事務所やK-PROのライブでは年長者として仕切る側だが、それを竹内さんに丸投げして好き勝手やっていた。

ちなみに「ムゲンダイホールのライブで時間伸びてめちゃくちゃ怒られた」というのはハッタリでも誇張でもなく事実だ(正確には身代わりで売れっ子作家の河谷さんが「人生で一番怒られ」、加納さんを戦犯として挙げている)。これからもよしもとのライブで観たいので、出禁にならないように気をつけて欲しい。

周りのAマッソファンの反応

ここからは私以外のファンの方々の反応。

「THE W以外では天才ピアニスト初めて見たけど、ネタも全部面白かったし、今回のライブで好きになりました!」というのは複数のAマッソファンから聞かれた。両方のファンとして、とても嬉しい。

そしてAマッソファンは、単独ライブ直後に打ち上げ生配信までやってくれるような天ピのサービス精神に感激していた。Aマッソは本人SNSが無く、ライブに行く以外はラジオくらいしか触れ合える機会がないので、常に供給不足でファンはずっと飢えている状態なのだ。(だからどんどん先鋭化していくのかも…)

それと比較すると、ライブ前後に生配信があって、コメントをたくさん拾ってくれる天ピの距離感と心遣いには戸惑ってしまうくらいだ。打ち上げ配信に混ざっていたAマッソファンは口を揃えて「天才ピアニストとファンの関係性素敵だな…コメント欄も和気あいあいとしてる…平和な世界…」とツイートしていた。

一方、「Aマッソの出演追うので一杯一杯なのに、こんなに供給多い天ピまで好きになったら絶対時間足りなくなる…!」という声も聞かれた。嬉しい悲鳴である。

周りの天才ピアニストファンの反応

この形式の単独を毎月見ている中でも「過去一で良かった!」という声も聞かれたので、天才ピアニストファンにとっても楽しいライブになったのは間違いないようだ。普段は先輩コンビがゲストなので、ゲストも後輩の単独ライブで我を出しすぎるのは控えてるし、天ピも先輩への対応になる。他事務所で同世代のAマッソが突っ走ったおかげで、両組がガッツリ組み合って、こういう化学反応が起きたとも言える。

そしてやはり会場が満席だとライブは盛り上がる。Aマッソが大阪でライブに出る事は年2-3回しかないため、このライブは会場即完・満席で行われていた。それであれだけ笑い声が終始上がっていたら、観客の満足度も上々だっただろう。

「マソ姐ぴょんぴょん跳ねててかわいい」「ネタよくわからないけど面白かった」「ますみクイズもっと見てたかった」という声も多かったので、Aマッソの漫才と持ち込み企画のますみクイズの盛り上がりが貢献していたのなら嬉しい。

個人的にはそれより何より「Aマッソさん、怖くなくて良かったね!!」っていうコメントを目にして爆笑してしまった。いや、どんなイメージ持たれててん!!!

今後のこと

9/13のAマッソヤンタン収録に天才ピアニストがゲスト出演してくれるということで、そこでは今回のライブの裏話や後日談が聞けたり、ひょっとしたらますみクイズの延長戦もあるかもしれない。本放送は9/15の22時からMBSなので関西圏に限られるが、収録はRadiotalk生配信で全国どこからでも参加できる。天ピファンもカレンダーにマークしておいて欲しい。

天才ピアニストは今年、THE W必勝を掲げている。Aマッソは保留中だが、もし出るならこの2組が優勝候補筆頭なのは間違いない。またファイナルで競い合って、優勝したコンビをもう片方が称え合う光景を年末に見られれば、両組のファンとしては最高だ。

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