見出し画像

人事としての転職活動を振り返る

どうも、重田です。
※僕の自己紹介はこちら

【コンセプト】
下記の通り、2020年2月29日付けで、お世話になった株式会社パネイルを去ることになりました。

1回目の転職活動は「エージェント→人事」でしたので、今回初めて「人事→人事」という転職活動を経験しました。
本noteでは、人事として転職活動をしてみて感じたことどういう観点で面接を受けていたか、を徒然なるままに書いていきたいと思います。

※あくまで、僕個人の感じたこと・思ったことを記載します。特定の企業を否定するものではありません。
また、投稿はあくまで個人の見解です。現在所属している会社を代表するものではありません。独自の感性でズレていることもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

転職活動の軸

転職活動の軸は、下記3つでした。
▼人事
▼50名~100名の企業で、社会問題をITの力で解決しようとしている会社
▼家庭を大事にしながら、仕事にもコミットできる環境がある
(仕事<家庭ではなく、仕事100%&家庭100%ができる環境)
※「人事」と一言でいっても、もう少し細かい仕事面や環境面の軸がありましたが、ここでは詳細は省略します。

転職活動の方法

人事という職業柄、日頃からたくさんの媒体やエージェントさんとお付き合いをしておりますが・・・
クローズドの活動でしたので、リファラル・自己応募と信頼している2~3社のエージェントに相談し、転職活動を進めました。
もし、「こういうエージェント紹介して!」等あれば、お繋ぎしますのでご連絡ください(^^)

※ちょっぴり勝手にご紹介
特に、日頃からお世話になっているTanpan(というエージェント)の佐地さんには、自己分析から自分自身が不足している部分の指摘、選考に臨むにあたってのアドバイス、企業紹介や最後の意思決定に至るまで、常に密にサポートしていただきました。本当に感謝しております。
└代表の佐地さんのTwitterはこちら
└TanpanのHPはこちら

面談(面接)に臨むにあたって

面談に臨むにあたり、気を付けていたポイントは下記の通りです。

①「カジュアル面談」「遊びに来ませんか?」「カジュアルにお話しませんか?」など、どのように言われても、選考要素があるつもりで臨む
実際に自分が転職活動をしてみて、カジュアル面談/面談/面接の境が非常に曖昧でした。
したがって、僕は選考過程で企業の方とお会いする場合は、すべて"合否をジャッジされる場"として気合いを入れて臨みました。

②面談へ行く企業の研究をしっかりする。
企業研究の方法としては、インターネット上にある受験企業の記事を読み、ある程度「今日、こういう企業を受ける」と自分の口で説明できるようにしていました。
最近はベンチャー企業ならどこも比較的採用広報に力を入れているので、「企業名 採用」で検索するだけでも、多くの記事が出てきます。人事であれば、人(社員)に対しての想いやスタンスが記事になっていることが多いので、読んでから臨むようにしていました。

また、余裕があれば、面接官のインタビューやSNSもチェックしました。「今日これからお話するのはこういう人なんだ」という前提情報を入手することができたり、共通の友人がいると面談で盛り上がることもありました。

反対に、仕事が忙しくて「企業研究の時間取れない(>_<)」と焦ったこともありました。それでも、通勤の行き帰りや寝る前5分だけでも時間を取って、記事を読むようにしました。寝る前5分だけでも時間を取って、記事や会社資料を読むようにしました。

画像1

いざ面談(面接)!意識していたこと

▼開始時間の5分前に訪問する
当たり前のように思うかもしれませんが、面接に早く着きすぎると、まだ会議室が使用中だったり人事が別MTG中だったり、バタバタさせてご迷惑をおかけしてしまうので、早く行き過ぎないように注意していました。
とはいえ、電車の時間をギリギリに設定すると遅延したら困るため、余裕をもってオフィスのあるビルについて、時間までビル下で待機していました。

▼第一印象が大事なので、最初から全力で笑顔
"最初"とは、面接開始の時ではありません。"最初"は、受付をするとき・アシスタントの方に面談場所まで案内される時です。
あくまで個人的意見ですが、面談(面接)において「第一印象」って非常に大事だと思います。だからこそ、自分が受ける企業の社員さんとお会いした瞬間から、全力で笑顔で接するようにしました。
※下記は、過去のツイートです。

▼「課題感」を聞く
事前の企業研究や面談(面接)の場で面接官が行う会社説明で、目指す世界観や主力事業についてはある程度理解を深めることができます。
一方で、「その事業を推進していくうえで、現在課題となっていること」は見えないことも多いので、必ず聞くようにしていました。
頭の中のイメージとしては・・・
経営の描く世界
⇒その障害となっている課題感
⇒⇒現在の組織について
⇒⇒⇒組織的な課題感
⇒⇒⇒⇒自分のミッション
⇒⇒⇒⇒⇒ミッション周辺の課題感
のように、ビジョンと課題をセットで質問しながら、頭の中で自分が働くイメージ・ミッションを構築していきました。

▼社長面接では、主力事業を始めるきっかけとなった原体験を聞く
個人的に、人事の仕事の1つは、社長の代弁者として想いを社内外に伝えていくことだと思っています。その際、現在のビジネスを始めるきっかけとなった原体験に1番その"想い"が込められていると考えているので、必ず質問していました。

▼面接終了後、すぐにエージェントにフィードバックを伝える
エージェント経由で面談(面接)を受けた場合、終了後すぐにフィードバックを送るようにしていました。
具体的には、「志望度」「魅力に感じた点」「懸念点」など詳細に送り、ポジティブな印象の場合はエージェント経由でその企業にもなるべく早く伝達してもらうようにしておりました。
これは、僕の人事の経験から、面談(面接)後すぐ「すごい良かったです!理由は・・・」と候補者フィードバックを頂けると、面接官もそれを聞き少なからず印象UPするからです。

面談(面接)のチェック項目

これは、求職者の立場を経験し、CX向上のために「こういうところは気を付けよう」と自戒を込めてチェックしていたポイントです。
ここでチェックした項目が△だったとしても、それを改善するのが人事の仕事ですので、一概にその企業を否定するものではありません。

▼応募してから書類選考通過までのスピード
企業側も多忙で、書類選考に時間がかかってしまう気持ちもわかります。ただ、求職者の立場になってみると、応募してすぐに「是非会いたいです!」とご連絡いただける企業と、1週間以上経過して一次面接の依頼が来る企業とでは、やはり印象は変わるなと感じました。

▼受付してから、何分待つか?
▼会議室に通されてから、何分で面接官が来るか?

受付後すぐに会議室に案内してもらい面接が開始する企業もあれば、受付で8分ぐらい待つ企業もありました。
個人的には「受付で待っているこの時間もったいないな」と思ったので、人事として面接の際は気をつけたいと改めて感じました。

▼会議室はキレイか?
会議室(面接をする場所)のキレイさは、細かい項目かもしれませんが、キレイな方がテンションは上がるなと感じました。
また、実際の面接ではこんなことがありました。

企業:今会議室が使用中なので少々お待ちください。
僕 :「わかりました」と答え、受付で待つ。
⇒その後、会議室(面接会場)へ案内される。
すると、イスが乱れ、ホワイトボードが消し残しで汚い状態。

この場合、あと30秒僕(求職者)を待たせて、キレイに片付けてから案内した方がいいなと思いました。

▼すれ違う社員の表情、あいさつの有無
受付で待機しているとき等、すれ違う社員の方が挨拶をしてくださると「しっかりした企業だな」という印象を持ちました。
この項目も、たとえ挨拶がなかったとしても特に悪い印象にはなりませんでしたが、あるとないとでは受ける印象が変わるなと感じました。
また、オフィスを見学できる場合は、働いている社員の方の表情も見ていました。「楽しそうにしているか?」「会話あるのか?もくもくと仕事するのか?」など、自然体の様子を見たかったからです。

「おかけになってお待ちください」の一言はあるか?
▼会議室の温度、気にしてくれているか?
ここまで書いていくと、すごい細かい点を気にしているようですが・・・
これは個人的なこだわりとして、時間を割いて面談(面接)に来てくれている候補者さんを、全力でもてなしたいという想いがあるので、さりげない気遣いの一言って、大事だと思っています。

▼面接官の自己紹介はあるか
僕が大事にしている人事としてのスタンスとして、面接は「企業が一方的に求職者を評価するのではなく、求職者も企業を評価する場」と考えています。その際、一方的に僕(求職者側)だけ自己紹介をして、僕は一体どんな仕事をしている誰を話しているのか?がわからないままだと、有効な情報交換ができないなと改めて感じました。

実際に体験した面談(面接)例

▼僕の価値観・解釈の枠で話を理解してくれた面談(面接)

とあるスタートアップ企業を受けました。
一次面接官は、社長でした。
その社長は、僕が転職をしたいと思った背景・理由から、僕の仕事観・人生観・プレイベートな話まで、丁寧に傾聴してくれました。
そして、自分の考えを押し付けることなく、僕の価値観の枠に入って話してくださり、最善の選択肢は何か一緒に考えてくれるような面接でした。

結果、僕は別の企業へ行く選択をしてしまいましたが、選考を通じてそのスタートアップ企業のファンになりました。これからも応援したいと思っています。

▼カジュアル面談・面談/面接の定義が曖昧だった面談
友人のリファラルで受けた企業です。

【企業】
よろしければ一度オフィスへ遊びにいらっしゃいませんか?
カジュアルに弊社やプロダクトについてお話をしつつ、社内の雰囲気などもご覧いただきたいと考えております。

【僕】
是非!と思い、日程調整。→日程Fix

【企業】
初回のご来社までに下記情報をご一読いただけますと幸いです。
弊社およびプロダクトに関するご説明は、下記情報をご覧いただいた前提で
感想を伺いながら補足させていただく形式となります。
URL①
URL②
URL③
URL④
URL⑤
URL⑥

【僕】
先述の通り、僕はどんな面談/面接も選考と思って臨んでおりましたので、「遊びに行く感じではないな」と思いつつ、URLをすべて読み自分なりの意見を言えるように準備しました。

~選考当日~
企業の人事マネージャーの方と1on1の選考でした。
内容はざっくばらんな会話で、URLの内容については一切触れられることはありませんでした。

~後日~
メールにてNG連絡がありました。
メールには理由の記載がなく、Facebookで面接官だった人事の方とつながったので、理由を伺いました。しかし、返信はいただけませんでした。

選考の終わり方も残念で、せっかくプロダクトや魅力に溢れる企業なのに、もったいないなと感じました。

また、カジュアル面談・面談/面接の定義の曖昧さは求職者の混乱を招くだけなので、次の会社ではまったく新しい価値観をつくっていきたいと思っています。

▼子育て(家庭を大事にする)とスタートアップで働くことの両立は難しいと感じた面談

とあるスタートアップ企業を受けました。
面接官は人事責任者の方でした。
選考の結果、NGでした。
その理由の1つに、20代で家庭も大事にしながら働きたいという僕の価値観に驚き、合わないと判断したというものがありました。

ここからは個人的感情ですが・・・
20代で第一子が誕生し、持ち家も建て、奥さんや子との状態を気にして家庭も大事にしながら働きたい!って、否定されなきゃいけないことなのでしょうか。スタートアップの社員であっても、家庭を大事にしながら働いたって良いはずです。
もちろん、上記スタートアップ企業もそれだけがトリガーではなく、僕の未熟さあってのNGだったのだと思います。また、一事が万事ではなく、この企業と僕の価値観がミスマッチだっただけかもしれません。
ただ、今回の転職活動を通じて、なんとなく「家庭も大事にしたい」という人は、スタートアップ界隈では"合わない"と判断されてしまうリスクがあるのでは!?と感じました。

僕個人としては、この価値観がスタートアップ界隈のスタンダードだとすると、これも壊していきたいです。
スタートアップの社員だって、家庭の時間も大切にしながら、全力で企業の将来のためにコミットできる、そんな環境をつくっていきたいと思います。

まとめ

今回の転職活動を通じて、世の中には素敵な魅力を持つスタートアップ企業・ベンチャー企業・そこで働く人がたくさんいるなと感じました。先述の通り、「もったいないな」という気持ちになった面談もありましたが、その企業自体はプロダクト・人の魅力に溢れておりました。
また、求職者として複数の企業の書類選考~面接、その後のフォロー体制を体験することができ、非常に有意義な転職活動でした。次の会社で行う採用活動では、選考の合否にかかわらず1人でも多くのファンを増やし、今回感じたことを活かしてCX向上に努めていきたいと思います。

終わりに(Next Company)

上記のような転職活動を経て、3月1日より【CBcloud株式会社】で人事をします!!
最終的に、同社に転職を決めた理由については、後日入社エントリーを書きたいと思っています(^^)

今後も、僕個人のTwitterで気になったことがあればこうして記事にしていきたいと思いますので、こちらも是非宜しくお願い致します。(^^♪
重田のTwitter(@shige0207john)
CBcloud株式会社の採用
こちら

最後までお読み頂き、ありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?