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統計検定統計調査士対応に合格した話

※この記事は約1500文字です。約3分で読めます。

結論としては、凡そ40時間程度の勉強時間で以下の通り80点で合格しました。

私のスペックは、
・非エンジニア
・仕事がIT系の為、基本的なIT知識は有してる
・IPAの資格はL2の情報セキュリティマネジメント試験まで合格
・応用情報は受かるであろう知識は持っている
といった感じです。

受験までの体験談を纏めておりますので、これから受験を考えている方はご参考になれば幸いです。


1.勉強に至る経緯

仕事柄、DXの話をする機会が多いのですが、エンジニアリングの話題の一つで「因果推論」が注目されている事はご存知でしょうか。

上記でも以下の書籍が紹介されています。

なお、以下もお勧めです。

DXを進めていく上でも、ユーザーのどの様な課題を解決していくかを考える事(=ジョブ理論に代表されるもの)が非常に重要です。
その際に何かしらの仮説を立て、それを検証していきますが、手法として定性調査や定量調査を行う際に、その因果関係(相関関係ではない)もまた非常に重要となります。
詳細は上記書籍に譲りますが、この様な背景もあり、調査=統計に興味を持ち勉強してみようと思いました。

統計の資格ですと、統計質保証推進協会の下記が一般的です。

統計検定2級などとも迷いまししたが、折角ならXX士がついてる方が私のやる気が出る事もあり、統計検定 統計調査士及び 専門統計調査士を受けてみる事にしました。なお、専門統計調査士を取得する為には統計調査士の取得が前提なので、まずは統計調査士からの取得を目指しました。

2.全体像を掴む

統計調査士とは、統計の基礎的な理解は勿論の事、主要な公的統計データ(国勢調査などの国が実施する調査)の基礎的な理解も求められる資格となっています。この辺り、一般的な統計の知識だけでは合格が難しく、以下をベースに勉強をする事が必要です。

公式テキストは本書のみです。
巻末にはCBT模擬問題・解答も掲載されているのがありがたいです(公式過去問は3年分の為)。本書の概要をまずは理解し、途中のチェック問題及び巻末のCBT模擬問題は見た瞬間即答出来る様にしておけば、合格に近づきます。

3.試験対策

公式テキストのみですと演習が足りないので、以下を合わせて学習します。

3年間分ではありますが、一通り勉強しておけば凡そ試験には対応出来ると思います。当日も近い問題が複数出題されました。残りは理解力勝負になるので、同じ問題が出たら即答出来る様にしておくと良さそうです。

4.受験

受験はCBTとなり、株式会社オデッセイ コミュニケーションズのWebサイトにて希望する地域の試験会場の日程を確認できます。
所謂パソコン教室やMOS受験をしている様な場所での受講になります。
凡そ2Wk前くらいに締め切られるので、早めの予約が必要です。

当日は他のCBTとあまり変わりはありません。電卓のみ忘れない様にしましょう。時間は余裕があるはずなので、焦らずじっくりと解きましょう。

5.結果

冒頭書いた通り、凡そ40時間程度の勉強時間で合格しました。
受験が終了するとすぐに結果が出ます。また合格するとデジタルバッチと証明書が貰える様ですが、合格をした翌月の第3週?に発行される様です。
そこまでメジャーな試験ではない&書籍が少ないので勉強しづらいのですが、上記の通り取り組めば合格できるのではないかなと思います。

皆様も興味があれば、その時が勉強するタイミングだと思いますので、是非受験してみては如何でしょうか。

ここまで読んで頂き、有難う御座いました!

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