宇宙旅行の詩

泡構造のひとつに成って

上も下もなく漂う

方向は死んだ

恐怖を感じながら

まだ生き先があると

虚空を掻いた

目的地は見当たらない


ふと目についた瞬きが

僕を呼んだ気がした

希望は此処だ

此処だって光ってる

ただ光ってるだけの星

それが灯台に成って

方向を生んだ


何時終わるかわからない旅

地獄のような時間を孕んだその旅は

希望でできている

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