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シスター初単独ライブ『樂樂磊磊』を観て


シスターの単独を劇場で見られた〜!夢心地〜!

12月23日を楽しみにしながら日々頑張っていたから、見られて嬉しい気持ちと、終わってしまって寂しい気持ちが同居している。

めちゃくちゃ楽しかった。


私がシスターのこと好きになったのは、2023年の春頃だったと思う。ファンになってもう半年以上過ぎたらしい。早。

ずっと単独をして欲しいと思っていたから、念願の開催で嬉しかった。

シスターだけの1時間、濃かったな〜。
単独ライブってコンビの原液飲んでる感じがして好き。

ということで、ネタの感想を以下簡単に書いていく。備忘録。ネタバレあり。

※VTRのタイトルは分からないので適当につけた。



錬金術

まだまだコンビとしてのネタ数が多いとはいえない中ではあるけど、私の考えるシスター像がこのネタに詰まってたように思う。
インパクトがあって好きなネタだった。
初手で引き込まれたな〜。
週末さんはほんとシリアスな雰囲気を出すのが上手い。
小道具祭りで舞台見てて楽しかった。

あと、クリスマス前だし、錬金イルミネーション(錬金イルミネーション?)が綺麗でしたね。

パンと等価交換でちっちゃいギターなの、確かに言われてみればちょうど同じくらいの価値かもな…なんて思った。

【VTR】オープニング

ひたすらカッコよくて途中から腹立った。
映像の質感がとてもシスターっぽくてよかった。
センスって感じ。

竜宮城

週末さんのミュージカルで引き込まれ、竜宮城の仲間たちを亀に乗って一掃する井坂さんで腹抱えて笑った。
何が台本で何がハプニングだったのかよく分かんないけど、全部おもろかった。

マンタと亀の追いかけっこをセグウェイで表現するなんていつ思いつくん。
死んだ亀から無慈悲に鳴り響く『ピーピー』という機械音にも笑った。
姫がデカくじらで人間を攻撃するの、普通に一国の皇族として最低の行動してておもろい。
蒸かした芋のオチまで綺麗で、一番好きなネタだった。

【VTR】女探偵 斉藤京子①


仲間たち集めて何してんねん。


『グレン世紀(20) モデル』←オモロワード。

ふざけにふざけまくってて笑った。

ここでふと、当たり前のように女役できる週末さんってすごいな…と思った。映像でも違和感なく女性に見えてくるのどういう魔法?

あとグレンさんが「それ(お尻を触るの)は…どっちなんですか?フェザーに…?」って呟いてるのに誰にも拾われてなくて切なオモロかった。

そして真輝志さんの演技力の無駄遣いで最高。

何してんねん(2回目)。

いや、でもまだ①はいいんよ。
問題は②やから…。

老夫婦

督促状が本当に届いたであろう人間にしか書けない、面白いネタだった。

👵🏻「(督促状が最終通告だったことを経て)なんで最後なんよ〜。そっちから勝手に始めたくせに」←誰かの思想を感じる台詞。

老夫婦、長年生きて亜鉛とコンドロイチンまで飲んでるのに、夫婦共々納税サボってるの愉快すぎる。

ご近所の名前出してみるくだりも好きだった。おばあちゃん達ってこういうのマジでやるよね。

ラスト、『印字バーコード』が分からずブチギレてたおじいちゃんが、クアトロフォルマッジは気になっちゃったのおもろ。

あとこれネタには関係ないけど、しばらく上手く洗濯物畳めないおばあちゃんのこと注目して見ちゃった。

【VTR】湯気出すまでやれ

中高の部活のときあんな感じの長めの指導あったなと思いつつも、湯気が出ていないことを叱られるの最高に意味分からんくて笑っちゃった。
ただ湯気出すだけの、映像でしかできないコント。

ちなみにコイツが水泳部だったらどうなってんだろう。温水プールになるのかな。

エコー

シスターのパワープレイだ〜いすき!
勢いとインパクトでぶち込んでくる感じたまら
ん。
栗林が出てきた時、最初お客さんたちが何が起こったのか分かってなくて、「…えっ」って動揺する瞬間があったの後からジワジワきた。

そんなパワープレイの中に「愛知に多い名字なんです」とか何気ないワードが隠れてるセンス好き。

【VTR】女探偵 斉藤京子②

マジで最低すぎて、もはや逆に涙出るくらい笑った。
自分らの単独にかこつけて何してんだ。

グレンさんの発した「昨日もう触ったから今日はつねるのか」、本当に意味が分からない。

そしてこれの一番最悪なところは、探偵の名前を清純派アイドルの名前でやっているところ。変えてるの『齊』の字だけやないか。
どうにか運営側に伝わって、しこたま怒られて欲しい。

あと、真輝志さんの直触りver.はカットだったのかNGだったのか。
気象予報士なんも関係なかったし。

斉藤京子シリーズ続編見たいなって一瞬考えたけど、たぶん地獄なのでもう大丈夫です。

喫茶店

胡散臭いキャラが出るコント楽しい。
これは流石に中盤アドリブだと思うんだけど、それに最初のほう気づけなかったの惜しかった。
さらにデカいボケがくると思ってたな。

トイストーリーも千と千尋もNetflixにないピクサーとジブリだったのおもろかったんだけど、客席ザワッとしただけでそこから週末さんがテンパっていく?さまがおもしろかった。

落語みたいなオチ好きだったけど、「まいった」と言わせるくだりのこと完全に忘れててハッとしてしまいました。
このネタ、さらに進化させたものをもう一回見たいな。

【VTR】寿司AV

一番好きなVTRはこれ。断トツ。
安場さんキャスティングしたの天才だな。顔が面白すぎる。

性癖は十人十色なので、「とろっとろのトロ」とか「プリップリのィエビッ」とかで興奮する人間が世の中にいないとは限らないよなと考えさせられる作品……ということはありませんでしたね。ひたすらふざけてた。

配信で見たら大将と剣士の呼吸音が鮮明に聞こえて、より怖くて笑っちゃった。

このAV、麺類とか丼とかシリーズもので展開されてたりしないのかな。見たい(見たい?)

遭遇

時間切れでカット。悔やしい。
謎のUFOと宇宙人だけ見せられてお預けを食らった。
最後の長尺コントかな。きっと一番大きなものだったんだろうと思う。見たかった。
1年後と言わず半年後くらいに単独やって、これ見せてください。

てか単独最後のネタがVTRの寿司AVて。



簡単な感想は以上!
細かいお笑いのことはわからないので、感じたことを思うがままに記させてもらった。


今回は初めてということもあり、やりたいことをとことん詰め込んでこだわり抜いたんだろうなという2人の気合を感じた。

"樂樂磊磊(らくらくらいらい)"というなんとも読みにくいタイトルで、ハードルを自ら上げに行った感じが井坂さんらしい。かっこつけてて最高だ。そのまんまでいて欲しい。

引くほどかっこいいポスター。
入場者特典がこのステッカーで嬉しかった。


単独を通して、改めてシスターのことを好きになった。
キャラクターの強さやネタの面白さはもちろんのこと、小道具にも惜しみなく金と時間を使うコントに熱いシスターが好きだ。

そして同時に、まだまだ進化できる余地があるんだろうと思った。
今回のネタはこれきりなのか分からないけれど、できることならばさらに磨かれたものも見たい。

将来が楽しみなコンビだということを再認識する単独ライブだった。

単独への準備期間も含め、2人にとってまたさらに一歩前進するために必要な時間だったんだろうな〜と思う。
ちょうど良いタイミングでフレンドリーライブもあったし(笑)

https://www.youtube.com/live/ngiDfKVG-fM?si=-nyYevuGWq3m8E7p

きたしろさんが言わんとしてることめちゃくちゃ伝わったし、シモタさんの「お前らには120通りの道あるから。楽しんでな」がファンながらにちょっぴり沁みたよ。

息の長いコンビにもなりえるし、崩れちゃう危険性もあって、まだ結成1年の2人はどこに転んでもおかしくない位置にいるんだろうと思う。

でも私は、2人の見た目やキャラクター、ネタの全てがコンビとして完璧な形だと思っている。

ネタで口説き落とされた週末さんは勘が良いと思うし、「綺麗なデブと組みたい」と考えたのって井坂さんが輝くためにも最適解だなと思う。

今回の単独で改めて、シスターっていかに週末さんを輝かせるかというコンビなんだなと思った。
井坂さんも週末さんも天才。
天才2人がコンビ組んでくれてよかった。
ファンやるのめちゃくちゃ楽しいよ。

私は2人のおもろいネタを見続けたいので、できれば良好な関係で、できるだけ長くお笑い続けてください。

初単独ライブ、お疲れ様でした。


シスター、売れてくれ。

↑劇場9周年のネタ。このためだけにネタと小道具作るこだわりようが好き。

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