100%の熱量を常に維持することは難しいから、自分を肯定して余裕を持つことにした

頑張りたい、って思う時と、もうなんにもしたくない、って思う時って交互に来る。

なんにもしたくない時に、頑張っていた時の自分を思い出して、ああなんで今の私はこんなに頑張れないんだろうと嫌気がさすことがある。

単なる燃料切れだ、と思う自分と、「言い訳じゃないか」「逃げてるんじゃないか」って責める自分。

別に答えはないから、ただ焦ってぐるぐると苦しんでどうしようもなくなる。
それでも時間は進むし、私の心臓は動き続ける。

くるしいな〜と思っていた時に、雑誌で私の尊敬するアイドルのテキストを読んだ。

「100%の熱量を常に持続することは難しいので、心に余裕を持とうと思うようになりましたね。そのほうがうまくいくことが多いんじゃないかと思います。」
「強い熱量もあるけど余裕もある、バランスの取れた大人に憧れます」

──SPUR 2021年8月号 ラウールくんのインタビューより

そのインタビューを読んだ時に、ふっと心が軽くなった。

常に100%じゃなくていいんだ、って。
余裕を持つことで、きっと人は他人に優しくなれる。
そうしたら、自然と物事がうまくいくことが増えていくのかもしれない。

無理に焦って生き急がないで、周りを大切にして、地に足をつけて生きる。

人生は短いけれど、同時に人生はそこそこ長いから。

失敗も間違いもあるだろうし凹むことばかりだけど、自分だけは自分を肯定できるように、周りを大切にしたい。

前回、変わりたいと思った私は、「人と電話するのは怖いけど電話をかけてみる」「長らく会っていなかった友達に会いに行く」って書いた。
そしたら、まるで私の心情を透視したかのように、大好きな人たちから立て続けに連絡が来た。
今度あなたの街に行くから遊ぼうよ、とか、電話しようよとか、何気ない連絡が私には宝石に見えた。

「あなたが素敵だと思う人なんだから、その人はきっと素敵な人なんだろうね」

大学時代の友人と久々に電話をして、私が同期の話をしたとき、彼女が言った言葉。

この人を、絶対に大切にしなきゃいけないなぁって思った。
もうとっくに私を認めてくれて、支えてくれる人がいるんだと改めて実感した。
私はひとりじゃない。そう思うだけで少しだけ強くなれる気がする。

私の尊敬する友人は言う。
「何よりも人との出会いを大切にした方がいいよ」

その言葉の意味を、今ようやく本当の意味で理解できているんじゃないだろうか。

最近、これまでの自分を思い返していると、昔の自分の方が好きだったなぁと思うことがあるのだけれど、やっぱりこの大切さに気づけた今の自分もちゃんと認めてやりたい。
日々のんびりと、確かな意志と愛を持って、着実に成長出来たらいいなと思う。

頑張りすぎずに、頑張る。

何十年かかるかは分からないけれど、そうすればきっと、いつの間にか私は変わっているはずだと信じて。

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