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こうして私は無料で観たJリーグの試合をきっかけに、マリノスにのめり込んだ

2023年に買ってよかったもの、ハマってよかったもので真っ先に思いついたのが、日本プロサッカーリーグに加盟するプロサッカークラブ横浜F・マリノスだ。

ほぼ興味がなかった状態からどうやって、毎試合結果を追う、スタジアムに定期的に通うまでになったかを記していきたい。願わくばクラブのマーケティング担当の方にとってのN=1の事例として参考にしてもらえば幸い。

自己紹介とこれまでのスポーツ観戦

福岡出身で、社会人になってから東京に在住、結婚のタイミングで横浜に定住するように。福岡はわりとスポーツを観戦する文化が根付いており、プロ野球チームのホークスの観戦、大相撲11月場所の観戦、また福岡国際マラソンを観戦してきた。

テレビだとわりと何でも観戦する方で、サッカーだと日本代表戦やワールドカップ、天皇杯やルヴァンカップの決勝は視聴していた。ただたまに放送されるリーグ戦はほぼ観戦したことがない。また海外サッカーについては、ちょうど長友選手がインテルに移籍した頃に大学生で時間があったので、わりと観ていた。

いわゆるミーハーなサッカーファンだったので、ワールドカップで観た有名な選手がいるチームの試合を観ていて、逆にJリーグはレベルが低いという認識をしていた。

初めてのJリーグ観戦は突然に

初めてのJリーグ観戦は突然にやってきた。元DAZNで働いていた親友(婚姻届の証人になってもらうレベル)に雑に「Jリーグのチケットあるけど観にいく?」と言われ、フットワーク軽く「行く」こと答えたのがきっかけだ。
(この友人とは「台湾とか行きたいんだよね」「いいね、いつ行く?」って感じで物事がスピーディーに、いい意味で雑に決定する)

観戦したのは、2022年8月27日に行われた川崎フロンターレ対鹿島アントラーズの試合。少しアウェー側の席のメインかバックスタンドだったと記憶していて、あまりJリーグ知らなくても名前がわかる谷口選手、小林悠選手、鈴木優磨選手などが出場していた。
その試合がわりと面白かった。まずその日のゴールが全て、観戦していた席に近いゴールで発生した。また会場の雰囲気がとても良く(このへんは川崎フロンターレがめちゃくちゃ頑張ってるところかも)、初心者でも楽しい雰囲気を味わえたのがよかった。
そして何よりも、生観戦なので当たり前だけれど、目の前に選手がいて、目の前でプレイが行われ、みんなで盛り上がる感じが音楽ライブのそれに似ていて最高だった。ライブDVDとライブで全く体験が違うのと同じ。

マリノスの試合を2022シーズン終盤に初めて観戦&そして優勝へ

川崎対鹿島が面白かったので、せっかくだから住んでいる街のホームチームである横浜F・マリノスの試合を観に行こうと動いた。なんか強いらしいってのと、会社の同僚に10年以上マリノスのゴール裏で応援している人がいたのでマリノスを選んだ、横浜FCじゃなくてファンの方すいません。

観戦したのは9月10日に日産スタジアムで行われたアビスパ福岡戦。どこの席に座るといいか分からず、バックスタンド1階席のできるだけ前の方を選択。控えめにいって地味な試合だったけれど、やはり生で選手たちを近くで見れるのは楽しいなと感じた。ちなみにこのタイミングでは選手の名前はほぼ分からない状況。

また観戦するかっていうところで、勝利&2位チームの結果次第では優勝がその日に決まる2022年10月29日の浦和レッズ戦へ。席はわりと全体が見渡せるバックスタンド1階の後ろの方に。
まず浦和レッズの応援がすごい。アウェーなのにすごい。また優勝がかかる試合ということで、日産スタジアムに駆けつけたファンの人数も多く熱い雰囲気。試合は4対1で優勝こそ決まらなかったが、ゴールラッシュと共にファン一体となって盛り上がることができて楽しかった。

その後ご存知のように優勝するのだけれど、この頃はまだ優勝するタイミングの盛り上がりのいいとこどりしたいって感じのノリだったと記憶している。

2023シーズン通して1つのチームを追うことに

2023シーズンが始まるにあたって前述した友人から「シーズンを通して1つのチームを追うと面白いよ」と言われてそうするように。オフシーズンにチケットとか色々調べていると、ファンクラブに入ればチケット1枚、マフラータオル、ユニフォームがもらえるというお得っぷりに惹かれて加入した。

観戦した試合は以下の7試合で、バックスタンドの席から、メインサイドの席、そしてサポーター席(ゴールネット裏側)へと移動していった。一体感が少しずつ心地良くなっていった。

4/29:名古屋グランパス
7/2:湘南ベルマーレ
8/12:ガンバ大阪
9/29:ヴィッセル神戸
10/15:浦和レッズ(ルヴァンカップ)
11/12:セレッソ大阪
11/24:アルビレックス新潟

ちょっとずつ応援歌を覚え、選手を覚え(エウベル選手推しだ)、じわじわと好きになっていきカップ戦だがアウェイ戦にまで行くようになった。

結局どうして自分はハマったのか

さてどうして定期的にハマるように自分はなったのか。おそらく音楽ライブと一緒で、みんなで同じものを熱く共有して盛り上がることができるライブコンテンツだからだ。そしてその熱量が野球よりも強い(ここは人によって体感違うかも)ことが大きいからかもしれない。

レベルの高い試合を観たければ、正直よりレベルの高いプレミアリーグを観た方がいい(レベルがあっちが上なのは否めないだろう)。しかし実際に目の前で起こる1つ1つの動きに盛り上がれるのは国内で行われるリーグだけだ(たまに日本にクラブが親善試合で来る例外はあるけど)。

その中でなぜマリノスなのかというと、近い・たまたま強い・同僚で好きな人がいたの3点が重なったからだ。これがもし近くに別のチームで同条件が当てはまる場合推しチームは変わっていたかもしれない。

こういうタイプの人に効きそうな施策はというと1つはJ1昇格プレイオフで東京ヴェルディがやっていたこと。入場者に対して、個別の選手の応援歌とチャントの歌詞が書かれた紙を配っていて「チャントのあそこの部分歌詞何言ってるのか分からなんだよなー」みたいな悩みを解消できていた。
もう1つはたしか栃木SCがやっていた施策。ゴール裏初めての人用の席を用意し、スタッフが周囲のベテランの人に教えてあげてねと和やかなムードで教えていたと記憶している。
いずれも熱狂する一歩手前のハードルを乗り越えるのに有効な施策と思われるので、そういった施策はやってみてもいいのかも。もちろん人によってどの程度熱くなりたいかはそれぞれ(自分の場合浦和くらい激しいのはちょいきつい、リスペクトしているけど)なので、ちょうどいい塩梅を模索する必要はありそう。

ちなみに友人によるとJリーグにハマるきっかけは本当にさまざまで、分かりやすい例がワールドカップや日本代表に出ていた選手を観たくてはまるケース。
他にはスタジアムで飲む酒が美味い、グルメが美味い、好きな色とユニフォームの色が一緒、選手のこと調べたら地元が一緒、自分のラッキー番号と同じ番号の選手がたまたまいたなど様々だ。クラブ側ではどうしようもできないきっかけで好きになるケースもある。

推し選手のエウベル選手だけでなくチーム全体として推している横浜F・マリノス。今後仮に降格争いをするレベルで低迷する状況になったら、自分の感情がどうなるのか計り知れないが、応援し続けると同時に選手の代わりにはなれないが共に戦っていきたい所存。あとより多くの人が観戦するようになってマリノスに限らずJリーグならびに日本サッカー自体がより盛り上がり、レベル的にもビジネス的にも良いものになれば嬉しい。

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