ミッションについて

ミッション
なんとなく、響きのいい言葉です。
直訳すると「使命」ですね。

使命がわかると、人生が開ける。
なんてことも言われていますが
自分が生まれてきた理由や使命が
分かっている人なんてほとんどいません。

天から「君の使命は、これ」
って告げられたら少しは楽かもしれませんが
そんなことが起こることはないでしょう。
スピリチュアルを否定しているわけではなく
ほとんどの人が、そんな経験をすることはない
ということです。

ない、ということを前提に話を進めますが
自分のミッションは、自分で決めるしかないと思います。
それは自分の頭の中で結論を出すときもあれば
偶発的な出会いや出来事で
自分の中でミッションが生まれることもあるでしょう。

「ついに自分のミッションが分かった！」
と喜んだのもつかの間
自分の道はこれではなかった、と諦めることもあるでしょう。
そんなことを繰り返していくと
自分のミッションが何なのかを
気にすること自体を諦めてしまう人も
多いのではないでしょうか。

話は少しそれますが
わたしは「運」というものを
あまり気にしません。
それよりも、「運命論」というものを信じている方です。

運を手繰り寄せるような行動は
したほうがいいと思っていますが
それに囚われすぎると
かえって不幸になるような気がします。

「自分の人生は、運命によって決められているのだから」
というくらい、大らかな気持ちで生きていったほうが
ずいぶんと楽だし、結果も良くなる
と、わたしは考えています。

例えば、何か自分にとって不都合な（不幸な）
出来事が起きたとしましょう。
その時に、「自分はなんて運が悪いんだ」
と考えてしまうと、もっと自分を傷つけてしまいます。
ですが、
「これはもともと決められていた運命だ。
ということは、この出来事には、何か意味があるはずだ」
と考えられるようになれば
それだけで自分を気持ちを高めることができます。

少なくとも、わたしはいつもこのような考えにしていますし
わたしも普通の人間ですから
わたし以外の人も、このような考えを持つことはできる。
そう思うのです。

ミッションに関しても、それは同じです。
今、必死で見つけようとしても見つからない。
だから、自分には使命や才能はないと思ってしまう。
これは非常にもったいないことです。

使命が見つかるタイミングは
人それぞれです。
だから、”いま”見つからなかったとしても
何も悲しむことはありませんし
ミッションを見つけることを
諦める必要もありません。

探し求めれば
自分の頭の中で見つかるかもしれませんし
偶発的な出会いや出来事で
あなたの中にミッションが生まれるのですから。