城 拓 / Hiroshi Jo
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Fontana Muraの夏
2023年の8〜9月の間はRifugio Fontana Muraという山小屋で過ごしていた。
「Rifugio」とはイタリア語で「避難所」という意味だが、日本語で言うところの山の避難所とは少し趣が異なる。日本の山では山頂、または山道に古屋があることは稀で、行ったことがないけれど富士山の山小屋はイタリアのRifugioと同じと思われる。寝るところがあって、ご飯が食
2023年の秋は夏に引き続きRifugio Fontana Muraという山小屋で働いていた。
夏のハイシーズンでは標高1700mの山小屋で過ごしていたが、秋は人の入りがだいぶ落ち着く。営業日も夏のように毎日ではなく週末だけ。仕込みを含めても金土日の3日間。予約がない限りは金曜日のCena(ディナー)から。予約がなければ土曜日からの営業となる。
「Rifugio Fontana Mura」と書
3月下旬からフリウリ・ヴェネツィア・ジューリアのLA ALEGRAというアグリツーリズモで過ごしている。
フリウリには3月初旬にも数日滞在しており、そのときはほぼ全日が雨だった。フリウリの春は雨季である。去年に引き続き今年も暖冬で、雪はほぼ降らなかったらしい。来た当初も以前雨が続いていた。宿はハンドメイドの小屋で、天井はガラス張り。夏季には満点の星空が見えるようにとの配慮だろう。しかし、冬の寒さ
僕はなぜイタリアに戻ってきたのか
引き寄せられるようにイタリアに来て、もうすぐ一年と半年が経つ。
当初やりたいと思っていたことの大凡はすでに達成されて、この先もイタリアに残るのか、残るならどんな生き方をしていくのかを嫌でも考えざるを得ない。
昨年末から生活環境に変化があり、細々と続けていた「イタリア滞在記」の更新が止まって早数ヶ月。未だに2023年6月で停滞している滞在記を書き続ける気にどうしてもならない。しかし、僕はそもそも
『xxxHOLiC』とイタリア語 - Volume 5 -
イタリア語の勉強のマンネリをずっと感じていたのだけれど、たまたま滞在することになったヴェネトのお家の娘さんが日本好きで(会えてはいない)、お部屋になんと「xxxHOLiC」があるではないですか。読み始めたらもうやめられない止まらないハウスかっぱえびせん。イタリア語はわからないのにストーリーがスルスルと入ってくる。何が言いたいかがわかる。キャラクタがー喋り出す。漫画ってすごい。
語学の勉強は英語も
イタリア滞在251日目・252日目・253日目・254日目
更新が滞っているイタリア滞在記です。ボンジョルノ。年始はいつも昨年の振り返りや年始の目標を立てることをここ数年欠かしていなかったのですが、日々の変化が大きくてブログどころか振り返りもろくにできていません。と言っても、今後のことを考えるために毎日のように振り返りはしてるけどね。まとまった時間がない、って感じ。
この4日間はトスカーナ西海岸のワインパーティと授業(ヴァッレダオスタ・ピエモンテ・シチリ
イタリア国内のチーズテイスター資格、ONAF Livello 1の記録
イタリアからBuon Natale。滞在記録が全然更新できていないのが日々の悩みの種の城です。今回は先日試験を通過したばっかりのONAFチーズテイスターコースの体験記録をまとめたいと思います。
ONAF とは Organizzazione Nazionale Assaggiatori Formaggi の略称で、ホームページには以下のように記載されています。
ざっくり訳すと
といった感じ。1
イタリア滞在240日目
Sagra、村祭りです。トスカーナでは夏季に至る所でサグラがあるらしく、あちこち遠征してみました。イタリアに来るとき、村祭りの存在をとある方から教えてもらってものの、ついぞ来る機会がなかったのでその機会を自分で作ってみました。
片田舎で落ち着いた生活をしていればそういった場への縁も生まれたのでしょうが、今までは人ところに落ち着く機会も少なく、また現地の人とも触れ合う機会も少なかったのです。
金
イタリア滞在239日目
今は去しトスカーナの日々です。
以前にお世話になっていたオリーブ農園に遊びに来ました。
午前〜お昼過ぎにかけては醸造家の先生と勉強です。今日も6本開けました。
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