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JOHANAS(ヨハナス)の名前に込めた思い。


私の住む富山県南砺市城端(じょうはな)は約450年前に城端別院善徳寺という浄土真宗のお寺ができ、寺内町(じないちょう)として栄えた町。浄土真宗と共に絹織物の技術も入ってきたのではないか節もあり、ちょうどその頃から五箇山や福光で養蚕が盛んになったとも言われています。(ちなみに、別院は柳宗悦が「美の法門」を書き上げたお寺でもあります。)

私自身、ここで生まれ育ち、町会議員を何年も務め、家族、会社のみならず町のためにも愛を注いできた祖父・文吉に緑色の乳母車でよく別院をはじめ、城端のいろんな所に連れて行ってもらったのを今でも覚えています。

しかし、思春期には”田舎臭い”と感じるようになり、大学進学と共に上京し、東京生活を8年謳歌していた私。ひょんなことから絹に目覚めて2010年に城端へ帰ってきました。それからというもの、幻想的な曳山祭りや四季の移ろいを自然を通して感じられる豊かさ、自然との共生をしている暮らしのあり方などを通して、城端がこんなにも素晴らしいところだったのか!と毎日開眼する思いです。

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こちらは城端曳山祭りの写真です。曳山保存修理事業に加わっている塗師屋治五右衛門十六代目の小原さん。小原家は城端開町以来、城端と共に歩んでこられたので私は ”小原さん=歩く城端” と思っています。小原さんはTEDなどで海外の方へも城端のことを熱く語っておられるのですが、私も熱き小原さんに影響を受けた一人です。小原さんのお話の中で今も私のものづくりの理想となっているエピソードがあります。

京都の一力茶屋や吉原のお茶屋さんを精密に再現した庵屋台(曳山祭りの際に町を練り歩きます)をつくる際、京都の職人を呼んでくるのではなく、城端の職人を京都へ一緒に連れて行って「こんなすごいもんあるから、一緒に力を合わせて作ろまいけ!」と志を一つにして作ったのだ。

と教えてくださいました。町民の思いも最初は小さな灯だったのかもしれませんが、一人、二人…と感動させ、共感を生み、それが大きなパワーとなって町民の心を一つにし、素晴らしいものを作り上げた。今では世界中の方を虜にするお祭りになっています。私はこのことを通してどんなに辺鄙なところでも感動で人は動く、来てくれる。そう感じるように。

”大好きな城端をもっともっといろんな方に知ってもらいたい!”
”城端のスピリットをカタチにできるようなブランドでありたい!”

このような思いから

JOHANA+S(SilkのS)⇒JOHANAS

が誕生しました。

なぜジョハナスではなくヨハナスにしたのか?

よく「ジョハナス」と言われてしまうこともあるのですが「ヨハナス」と読みます。なぜそのような読み方にしたのかというと、中国の方がベンツのことを「ダップン」と言っており、私には志村けんさんのお顔が浮かんできてしょうがなかったのです。その時に「城端(じょうはな)もカッコイイ響きやと思っていたけど、世界の人から笑われるような音だったらイヤやな」と感じるように。”どうしたらよいものか”と頭を悩ませていたところ、たまたまデンマークの方にご来社いただく機会があり、恐る恐る聞いてみる私・・・

私「このスペルどう思いますか?」
D「JOHANAはデンマークではヨハナって呼んで、女の子の名前によく使われるからかわいらしいイメージですよ^^」

なんとーーー!これやーーーー!!!

ということで、単純な私はそのままデンマーク読みで使わせていただくことに。

古代文字カタカムナではそれぞれ下記のような意味合いがあることを確認。

ヨ:新しい、陽
ハ:引き合う
ナ:核
ス:一方行へ進む
(吉野信子さんの思念表より)

なかなかえぇやん。

そんなこんなでブランドネームが決定しました。

城端の文字を入れているからこそ、先人の方に恥じないものづくりをこれからもしていきます!(という思いも込めて。。)

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