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【この後どうなる?】サッカー戦術クイズ⑥ 〜川崎フロンターレサイドの崩し〜

実際に起きた試合中でのプレイを、この後どうなる?という問題にして、サッカーの技術や戦術を学び練習に活かして行こうという内容です。

スーパースターや一流選手の思考を想像して、あなたも一瞬の閃きで試合中のスーパープレイ!

過去の問題集はこちら

この後どうなる? 

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Jリーグ2021シーズン第31節 川崎フロンターレ vs FC東京 

この後川崎は、どんなコンビネーションでフィニッシュまでいくでしょうか?
答えはこちらの動画(2:42〜)

答え合わせ

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登里選手が最初インナーラップをしようとして、オーバーラップに切り替えた。

一瞬数的優位を作り、サイドを突破してクロスをレアンドロダミアン選手が合わせた。
映像を振り返ってみると川崎の代名詞とも言える、家長選手からのサイドチェンジ。

その瞬間にサイドバックの登里選手がウイングのマルシーニョ選手とコンビネーションを組みます。

最初は、FC東京のサイドバックと右センターバックの距離が開いているので、登里選手はインナーラップ(ボールを持っている選手よりゴール側を走って追い越していく動き)を仕掛けようとしています。

FC東京の選手が間を締めたからなのか、マルシーニョ選手がドリブルで仕掛けたからかは定かではありませんが、そのことに気づいた登里選手は進路を急変して、オーバーラップに切り替えます。

マルシーニョ選手のドリブルに対して、FC東京右センターバック(3番の選手)がヘルプに来ていましたが、FC東京右サイドバック(22番の選手)がスライドするのが一瞬遅れました。

その一瞬の隙を突いてサイドを突破してクロス。

一瞬の駆け引きをめぐる素晴らしい攻防だったと思います。

オーバーラップに対する守備

もっといろんな問題解いてみたいよ、という方はこちら

トレーニングメニュー サイドの2対2

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昨日投稿したメニューと少しかぶりますが、サイドの2対2の攻防です。

トレーニングの進め方

・サイドに展開されたパスを受けて2対2をスタートする
・後方にいる攻撃者はボール保持者を追い越す動きをする
・守備者がボールを奪ったらハーフラインを突破する

トレーニングのポイント

上で解説した通り、後ろからオーバーラップする攻撃者の選手はボール保持者の後ろを越えていくのか、前を越えていくのかを判断します。

また、ボール保持者はドリブルで仕掛けるのかパスをするのか相手守備者の意図を感じて適切な判断を下します。

中に選手を配置していますが、クロスを上げても良いし、シュートを打ったこぼれ球に反応しても良いです。

やられてはしまいましたが、FC東京の選手も相手の意図を感じて立ち位置を変えて対応しようとしています。

それを感じて判断を変える川崎の選手たちの臨機応変さと何よりもその判断スピードが素晴らしかったと個人的には思っています。

細かいシーンですが、Jリーグでも秀逸なプレイは見られます。

最後までお読みいただきありがとうございます。

あなたのトレーニングの参考になれば幸いです。


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