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【この後どうなる?】サッカー戦術クイズ② 〜実際に起こったプレイからサッカーを学ぶ〜

サッカークイズ第2弾。 

「子供のサッカーIQが高まる」が高まるからの引用で、実際の試合で起きたプレイです。

この後どうなる?という問題から、サッカーの技術や戦術を学び練習に活かして行こうという内容です。


この後どうなる? 

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2017/2018ドイツ杯準々決勝 バイエルン×パーダーボルン

レバンドフスキー選手はこの後、どんな動きでパスを呼び込んだでしょうか?
答えはこちらの動画


答え合わせ

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レバンドフスキー選手は相手の視野から消える動きで、相手の背後でボールを受けてGKと1対1の状況を作り出すことに成功しました。

この動きをプルアウェイの動きと言います。

DFはボールと自分のマークを同一視(同時に見れるようなポジショニング)を行うことが求められます。ボール状況を確認することと、自分のマークの動きを同時に見ながら対応しないといけません。

相手DFのタスクの裏を突く動きやしかけを常に狙い続けることが良いFWの条件の1つです。

プルアウェイの動きとは、相手DFの視野から消えるようにしながら背後を狙う、円を描くように動くことを言います。

ポイント

最終的に貰いたいスペースを認識する必要があります。

映像では、レバンドフスキー選手はボールを貰う前に2度ほど前方のスペースを見ています。

空いているスペース、相手の身体の向きや目線などの情報をキャッチして、最終的にゴールへのイメージを創造します。

パスを出す選手とのタイミングも重要で、ここぞというタイミングで、貰いたいスペースにスピードアップしてパスを受ける、お互いの共通理解が必要です。

トレーニングメニュー

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シンプルな練習ですが、受け手と出し手とのタイミングを合わせます。

トレーニングの進め方

・ペナルティーエリア付近の任意の位置からスタート
・シュート役の選手がボールを持ち、一度預けてからプルアウェイの動きを開始
・タイミングを合わせてスルーパスを出す
・シュート役の選手が裏へ動き出すタイミングを徹底的に練習しましょう。

動き出すタイミングはパスを出せる瞬間です。

ボール保持者がヘッドアップして、ボールを蹴れる位置に置いたタイミングが、本当に欲しい動きをする瞬間です。

YouTubeの映像では、コマン選手が相手をかわした後はずっとヘッドアップしています。

コントロールする瞬間はボールを見ているので、プルアウェイの動きをする。

コントロールして蹴れる位置にボールを置いたら裏への動きを開始する。

動きの強弱もポイントになってきます。

トレーニング② 2対1

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トレーニングの進め方

上記したメニューに守備者を入れます
攻撃者は、パスで打開しても良いし、ドリブルで突破しても良いです
慣れてきたらオフサイドルールも追加しましょう
以上、この後どうなる?サッカークイズから、サッカーの技術や戦術を学ぶでした。

今回はFWの基本的な動きである、プルアウェイの動きを理解し、トレーニングをするというものでした。 

相手DFの裏をかき、複数人がイメージを共有するプレイで、まさにサッカーの醍醐味とも言えます。

試合で仲間と協力してゴールを奪うシーンがたくさん出ると、観ていてもやっていても面白いサッカーになりますね。 

あなたのトレーニングの参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。


もっとたくさん解きたいよ、という方はこちら


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