オリンピック、女子マラソン
きのうの男子に続き、今日も午後3時から女子マラソンの中継を観ていた。
長距離のマラソンは、体が熱くなることから、主に冬にやるスポーツだから、夏のオリンピックで走るのは、正直、シーズン違いだ。だから、男子も女子も、記録より順位を気にして慎重な走り方をする。そういう意味で、なかなか集団は崩れなくて、今日もコ一スの半分21km地点を過ぎても、たくさんの選手が塊になっていて、どの国のなんという選手がそこに居るのかさえ、分かりづらかった。
それが27km地点を過ぎて、長い上り坂に差しかかる辺りから、そろそろ抜け出そうとする選手たちが出てきて、やっと集団が小さくなって行った。そこには日本の、鈴木優花選手も居た。
引き締まった体で、走り方も楽そうだった。しばらく、8人ほどの先頭集団に居たが、やはり疲れてきたのか、ゴールが近づいてくると遅れだした。それでも、一気に下位に落ちることなく、粘って6位の入賞。一方、1位のオランダのハッサン選手は、オリンピック記録更新。
解説を聞いていると、鈴木選手は今回でまだ4回めのマラソンで、しかもオリンピックは初めてとか。さらに、この夏のマラソンで自己ベストとは。走り終わって、「楽しかった」という感想もまた良い。
最近の若い選手は、競技を楽しむ人が増えたように思う。それは、本人にしても、観てる側にしても、良いことだと思う。そういうコメントを聞くのは、こちらも楽しいから。
時代は変わったなと思う。僕の若い頃は、国民の期待に押しつぶされそうな、悲壮な選手が多かったから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?