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コーポラティブハウスとはなんだろうか。

コーポラティブハウスとはなんだろうかということについて、メリットやデメリットを書いてみました。

1.間取りが選べる
コーポラティブハウスの会社さんが一番謳っている特徴ですね。
例えば、自分は現在のマンションの廊下スペースが勿体無くて気に入らないわけですが、そういった気に入らない部分を解消できる(はず)。
他には子供が大きくなった時には、部屋を2つに分けたい、そのための準備(エアコンを2つにするとか、扉を2つにするとか)そんなことができる。
間取りを考えるのが好きな人には最高の愉しみ。

2.建物が良い
曖昧に書いていますが、例えば天井高が高い、テラスが大きい、分譲マンションで多い細長い形ではない形がある、4面に窓がある等、色々なパターンがあり好みに合わせて選べる。
4面に窓があると、圧倒的に通風がよくなる。(ただし、設備に気をつけないと寒い)

3.コミュニティーがある
これを書いている前日に初めての総会があり、一緒に住まわれる方と会話をしていたのですが、今日だけで、20年近く住んだ今のマンションの方と話した会話量を超えました(笑)
自分的にはこの特徴はかなり大きく、挨拶をするかどうかぎりぎりの方々と一緒に住んでいるのか、人となりを知った方と一緒住んでいるのかは結構大きな違いがあるかなと。
また、子どもたちに他の大人と接して欲しい、すぐに遊べる友達を作って欲しいということも思っていて、コミュニティーは大事だなと。

4.透明感がある、価格が安い
通常のマンションではまるっと8980万円!みたいな感じですが、コーポラティブハウスでは土地代○億円、建設代○億円(一円の位まで)、、、と全て明らかになっていて、気持ちが良い。
あとは、大手マンションメーカーがモデルハウスをつくって、、的なコストがかからないので、その分は安くなるはず。実際に周囲の新築と比べても安く購入ができていると思います。

5.売却が比較的高い
もちろん売却をしていないので実感をしているわけではないのですが、4の価格が安いということは下がりにくいということになります。また同じ面積でも廊下が少ないとか、天井高が高いとかで付加価値が高く値下がりは少ないように思えます。

ここまではメリットでしたが、ここからはデメリット。

6.時間がかかる
コーポラティブハウスのステップとしては
住む方の募集→建物・内装等の設計→国への申請→建設→引越しみたいな感じです。募集がすぐ集まれば1.5年、集まらないと2年ちょいという感じです。(自分の場合は後者)
すぐに引っ越せないのは残念ではありますが、まあ愉しみが続くと思えば、ね。

7.価格が決まらない
募集時に価格は提示されますが、実際にはどうなるか分からない。
なぜかというと、まだ工事業者に見積もりもしていないですし、何より内装はこれから考えるので。もちろん、提示価格は超えないような見立てをしてくれてはいますが、それは保証されるものではないので、そこは不安要素。

8.頭金は15%ぐらい払う必要がある
一戸建ても同じかもしれませんが、マンションはもしかすると頭金0でも良いかもです。ちょっと負担にはなります。

9.物件が少ない
新築の物件はそれほどないです。ま、需要がそこまではないので供給もないということと思っています。
1年ぐらい見ていましたが、年間6プロジェクト(戸数にして50戸程度)であり、
自分の住みたい街に絞ると2,3プロジェクトです。
運が良くないと、自分の引越したいタイミングに物件が来ない。

10.責任は自分達
普通の新築マンションはマンションメーカーが土地と建物のオーナーになっていて、引っ越す前にマンション購入者に引き渡します。
対して、コーポラティブハウスは一緒に住む方で協同組合みたいなのをつくって、土地と建物はその組合がオーナーになるのです。
なので、何かトラブルがあっても自分達で対応する、責任を被る必要があるんですね。
安いというリターンには、こういうリスクがあるからとも言えます。

11.プロジェクトが始まらないことがある
基本的にはそのコーポラティブハウスが10住戸あるとしたら、10家庭が集まらないと建設が始まりません。なので人気のない立地などであると申込をしても住めない可能性があります。

ということで、ざっくりコーポラティブハウスの説明でした。

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