飲み会鉄板ネタ集

1.サークル料理大会

 大学2年のとき、サークルの山登りで昼食に料理を一人1品手作りで持ち寄り。コンテストして優勝者は次回飲み会無料というルールになった。

私は料理はそれなりに出来る。
花見は週末。さあ何を作ろうか・・・と思案し、チキンの照り焼きを作ることにした。

飲み会無料もうれしいが、何よりサークルで先輩や後輩にチヤホヤされたい。
頑張ろう。そう思って料理が決まったあとの4日間、毎日照り焼きを作っては食べ、自分でも満足できる出来になった。

 当日。
早起きして腕によりをかけて作った照り焼きは自分でもなかなかの出来で、私はタッパーに詰めた照り焼きを早く披露したくて仕方なく、早く山頂に着かないかなと思いながら山にサークルメンバーと登った。

 待ちに待った昼食。

「俺はコレ。」

といいながらチキンの照り焼きを配る。
「ジョーさんうまいっす!」
「やるじゃない!」
評判は・・・上々だ!

が、もう1つウケの良い料理があった。
1年生のKのチヂミだ。

確かにウマい。コレとの一騎打ちになる予感がした。

皆が食べ終わって投票もおわり、いよいよ開票。

結果。
私:6票
K:6票
で同点。

「おおー同点!」
「どっちも旨かったもんなあ。」

「どうしよっか?」

という議論が出たところに、後輩Aが一言。

「ハイ!俺はジョーさんのが良いと思うな!」

お!言ってくれ!
こいつはおっちょこちょいなやつだけど、こういうところはいいやつで可愛い後輩だ。

「確かにKのも旨かったけど、やっぱ先輩の方が1枚上だよー!」

Kもしゃーないっすねと言っている。
お、優勝か!と喜んでいると、さらにAが一言。

「いやー、うまいっす!
この酢豚!」

・・・いや、そもそも豚じゃなくて鳥だ。

「わかってねーじゃん。」

Aの1票が取り消され、私は負けた。

同点で熱烈なプッシュをされて負けたのは、後にも先にもこれ1回きりである。

2.風雲児たち

大好きマンガは?と聞かれたら私はみなもと太郎先生の風雲児たちをオススメする。

日本の歴史を外国人にいっぱしに語れる位には歴史の教養がつくし、何より楽しく現代の日本の文化・気質・成り立ちが解る素敵な本だ。
例えば、田沼意次。
教科書では賄賂政治と言われ散々な書かれ方をしているが、実際には清濁併せ呑む苦労人で、国の発展のために、源内などの実力のあるものには山吹色のお菓子で支援をする一方で、単に意次に取り入ろうとする武士からの賄賂は受け取らないという、非常に人を見る目があった人物だ。

平田雪衛。
宝暦治水を、幕府のイジメにも負けず50万両のお金を工面し、最後に自ら命を絶った英雄。なかなか日本史にも出てこないが、立派な人物だ。

前野良沢。
杉田玄白の影に隠れがちだが、当時蘭語を一番理解していたのは彼であり、彼がいなければ解体新書は絶対に世にでることはなく、日本の医学も遅れていたかもしれない重要人物。

など、日本史でちょっとしか出てこなかった人物も深く掘り下げてくれる。

現在も連載中だ。

(かきかけ)

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