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「タコの介の浮きっぱなし8」エディタは文章書き用の原稿用紙です

■デジタルの世界なら、原稿用紙はエディタになる

みなさんはパソコンで文章を書くときに、どこに書いているだろうか。ちょっと分かりにくい質問だが、メモ帳か、Wordか、テキストエディットか、noteだったら直接書くのか、という質問だ。昭和のアナログの時代だったら、文章はどんな紙に書くのか、という質問と同じになる。

文字を書く紙ならメモ帳、ノート、手帳、チラシの裏、反故紙なんて古い言葉も思い出したが、本命は原稿用紙。デジタルの世界なら、原稿用紙はエディタになる。ちなみに書くペンはキーボードだ。

「もの書きは紙とペンがあれば、どこでも仕事になる」と昭和の時代は言った。いまなら「もの書きはPCにエディタがあれば仕事になる」と同じかもしれない。ただ、エディタを文章書きに使っている人が、どのくらいいるかは分からない。コの介は、もちろんエディタを使う。

■ずらずらと長い文章は読んでくれない

エディタと連呼したが、正式にはテキストエディタのことをいう。もともとはプログラムを書くためのソフトだが、プロの文章家にも愛用されている。

どこが文章書きにいいのか。まずは、起動が一発ですばやく動く。文字入力、削除、コピー、貼り付け、検索、置換、整形などの文章を書く上で必要な機能を備えている。そして保存するデータは、文字情報だけのプレーンテキストだ。プレーンテキストなら、Wordのように環境によって読めないということはい。

エディタはフリーのものから市販のものまでたくさんある。ただ、気に入った原稿用紙を使い続けるのと同じで、一度手にしたエディタはずっと使うことが多い。タコの介の場合はWZエディタを使い続けている。今はこの派生系のWZ Writing Editor 2を使っている。こちらはさらに文章書きに特化していて、原稿、小説、シナリオ、論文などのライティング専用のテキストエディタだ。

このエディタでいま一番気に入っている機能が「文字数行数カウンタ」。これは総字数、行数、枚数(原稿用紙)、単語数、漢字とかなの比率をリアルタイム表示するもので、いま書いている文章の状態がよく分かる。

たとえば、紙の媒体なら文章の量は最初から決まっている。1,200文字は原稿用紙3枚といった具合に数える。このときは400字詰め原稿用紙換算ということになる。ネットの場合は字数に決まりがない。何文字書いてもOK。なので「オイ、いったいどのくらい長いんだ」というページがよくある。こんなのは敬遠されて読まれない。

タコの介は自分の書く文字数は一回1,500字以内と決めている。これくらいが気楽に読める。それから漢字の比率も全体の25%前後に抑えている。これも読みやすさを考えてのことだ。とにかく、タコの介の文章はだれでも読みやすく、スッと入ってもらいたいのだ。この点、「文字数行数カウンタ」は文章の近くに常時表示されているので大変便利だ。文章書きの強い味方になっている。

紙とペンから始まった文章書き。それがデジタルの世界となり、エディタとPCに変わった。でも、タコの介は原稿用紙に万年筆で文章を書いていた、あの時代の空気を少しでも残しておきたいと思っている。

#文章書き #エディタ #原稿用紙 #万年筆

タコの介のnoteに来てくれて、ありがとうございます。小学3年生。はじめて釣り竿を両手でにぎりしめてから、釣りが趣味となり、いつの間にか仕事にも。書くことの多くが釣りになりました。そんな釣りにまつわるnoteです。どうぞよしなに。