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大企業の新規事業部署でゼロイチにチャレンジし、序盤で難しさを体感している話。

「週1のペースで更新する」と宣言しておきながら、結局前回の更新から2ヶ月が経過。。。
自分の「意思の弱さ」がその一因である反面、「書く」ということの手間・重みが投稿から私自身を遠ざけているというのも1つのファクトだと思う。
「書く」ことのゴールであるアウトプットには「正しさ」「論理性」「一貫性」がある程度必要だというイメージを私自身が抱いているため、そのレベルに至らないアイディアのタネや日々の雑感などは「書く」という作業で表現するのに相応しくない、という感覚がどうしても出てくる。
書くという作業量(リソース)に対して、アウトプット(リターン)がショボいと、書く作業を繰返す意欲が削がれてしまう。
反面、今注目を集めている「音声」という手法(いわゆるボイスレコーディング&ラジオ的発信)を活用すると、話すという作業量(リソース)が軽いので、アウトプット(リターン)がショボくても納得できてしまうし、再度話す意欲も削がれない。
こういう背景もあって、密かに音声を実験的に試している。
前置きはこれくらいにして、本題に。
具体詳細な情報は公開できない点ご容赦下さい。

取組んだアイディア

・大学生を中心とした学生スポーツチームの運営をサポートするサービス。
・現役学生アスリートとそのチームが抱える課題をビジネスで解決。

マインドセット

・顧客である現役学生アスリート及びそのチームの目線で徹底的に考える。
・顧客の過去・現在を捉え、未来を共に描く。
・言語化されていない課題に着目し、その解決への道筋を描く。
・自ら獲得した情報を最重視し、デスクトップリサーチ(ネットや紙面情報)で得た情報は参考情報として扱う。

実際に使ってみた手法

・とある学生スポーツチームの一員として加入させてもらい、まずは自分自身が彼女/彼らとともにチームの目標達成に向け、歩ませてもらう。
・そのうえで、彼女/彼らが課題に感じていることについて大人目線で知恵を提供し解決をサポート。
・併せて、考えているアイディアについて実験的に試行導入させてもらい、それに身銭を切ってくれるかどうかを検証。
・試行導入時は必ず迅速にアンケートを採って肌感覚でリアクション掴む。

うまくいっていること

・チームの一員として共に活動させてもらうことで、現役選手たちが直面している課題のみならず、その裏にある悩みや苦悩まで垣間見えていること。
・当初は見えていなかった潜在的課題が顕在化してきて、その解決に向けた動きも検討着手できていること。

うまくいっていないこと

・チームへの想いが日に日に強くなり、チームの一員としての目線と勤務先の新規事業担当者としての目線を高次元でバランスさせることに苦戦中。
・作り上げたソリューションを学生に提供するだけでは、学生自身がそのソリューションを使いこなせるようにならなかった。
・学生スポーツチームのサポート、という入口は定まっていたが、具体的なサービス/プロダクト、という出口のイメージが稀薄だったためアウトプットから逆算したサービス設計ができていない。

ここまでの取組みからの学び

・チームの一員として活動することで、情報を直接入手できていることに加え、チームの苦悩などエモーショナルな動きを直に感じられていることは非常に有益。
・提供したいサービスの入口(誰を対象にしてどんな目的を果たしたいか)のみならず、出口(ビジネスモデルや目的の達成の仕方)について5W1Hで表現できるレベルで言語化しておくことができれば、修正サイクルに載せることができそう。
・サービスを作り上げて学生チームに提供するというプロダクトアウト的なアプローチよりも、サービスを学生チームと共に作り上げていくというPMFを意識したアプローチの方が良さそう。

まとめ

意気揚々とチャレンジを始め、顧客をかなり意識した活動はできていたものの、どんなビジネスにするのかという点について甘さがあり苦戦しているのが、悔しいながらも現在のステータス。
COVID-19の影響もあり、学生のみならずスポーツ界全体の動きが停滞しているが、収束の兆しが見え活動が活発化してきた断面(いや、もっと前から)でここまでの学びを活かしたアプローチを展開していきたいと思う。

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