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日々の断片 4/23

4月23日

午前中は昨日からの薄曇り続く。
昼、冷たい蕎麦いただく。

午後、徐々に青空広がり暖か。
近所の小学校へ、投票に行く。

方々でツツジが咲き誇っていて
その鮮烈なピンクや白色が美しくもあり
ただ葉を押しのけてまでスキマなく花弁で埋め尽くすその主張の強さに、
ちょっぴり目を背けたくなったりもする。そのバランス。

華はある、が
バンド感はない
といったところか。(そもそも花なんだが)

一昨日、下北沢にて。
シェルター入り前に立ち寄った古本屋での拾得物

『仙厓 生誕260周年 禅とユーモア』(出光美術館)

いわゆる ”ゆるい” 禅画でおなじみの仙厓さん。
この時生誕260周年、というから
仙厓(1750-1837)ということで
2010年に開催されたらしい仙厓展での展示品集。
(個人的には、2016年開催の『大仙厓展』は鑑賞)

掘り出し物ってほど安かったわけではないけど、
パラパラ見ていたら欲しくなってしまったので、購入。

他にも気になった本が何冊か
(昨日は絵の作品集的なものにアタリが多かった)
ただライブ前に散財してしまうのもなんだか不本意なので
(どうせ下北またすぐ来るし)
という頭に切り替え、一冊だけに踏みとどまる。

いっときハマッていた禅画の世界に今再び触れて
またクルッと脳みそが一二回転ほどして
端々にたまっていたホコリが払われたような気分。

今日は図書館に行ったら
与謝蕪村の画集があったのでこちらも借りてみる。

”「ぎこちない」を芸術にした画家”

ありきたり、じゃない
ぎこちなさ。違和感。

自分の心に沸き起こった
違和感を見過ごさない
言い換えれば
見過ごせないような違和感を生むことが大事
ということか。

セロニアス・モンクに「ASK ME NOW」という曲があって
これは前回の須長くんとのセッションで知ったもの
ウナギを掴もうとしても両手からヌルヌルと抜け出していくような
つかみどころのないメロディーで、まさに違和感満載
(そういえば、須長くんのソロプロジェクト名も”UNAGI”だった)
メロディーの尻尾を追いかけてたらいつの間にか
水中ででんぐり返ししてたみたいな
(そして鼻に水が入って痛くて泣く)
なんだかすごく禅的な世界。

多くの音を用いずに、ひとつまたひとつと、音を当てていく
(セロニアス・モンクの映像を見ると、
 岩みたいな指で鍵盤を叩き壊してるみたいに見える)
なるほど、ここにはこの音を当ててるのかぁと
自分なりに分析してると、すぐ一日が終わってしまう。

生産性低いなーこれがまさに悪しき日本の労働習慣だな
なんてことを考えつつも
とはいえ理解する、理解しようとすることで開かれる扉もあるでしょう
でも別に開かなくてもいいような扉なのかなぁトホホのホ、と
どうでもいい思考のウナギ、いや、イタチごっこ。
さらに言えば、魚ごっこ。それはボ・ガンボス。

「魚じゃないとやってられないよ」

魚じゃないけどやってかなきゃなんないから
またベースを抱えてベチベチと鳴らしながら
うーポリポリポリ
雑然と散らかった頭の中で
自分自身にいつも言い聞かせてる呪文です。

”すべてのことは大概無事に済むものだ”


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