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ラフロイグ蒸留所ツアー2024
これから訪問しようとしている方の助力になればと思い、私の2024年ラフロイグ蒸留所ツアーについて書きます。
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グッズは多め。
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(ラフロイグECで購入済みなので不要ですが)
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参加したのは、”Wood Exploration Experience”。
参加費用は£100/人で10時開始の2.5時間、1日に1回。
蒸留所内を巡り各工程の説明を受け、その後に有名なWarehouse No1にて樽出し原酒を3種試飲させてもらい、最後に350mlのハンドフィルが持ち帰れるという価格に応じた豪華な内容です。
この350mlは自身でハンドフィルするのではなく、事前にハンドフィルされているボトルに自身でシーリングするというもの。
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飲むので良いんですが。(言い訳)
バーボン樽熟成8年です。
残念ながら原酒3種から選ぶことはできませんでした。
ちなみに試飲は以下の樽出し原酒3種でした。
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①バーボン樽8年
②アモンティリャード樽8年
③オロロソ樽7年
ガイドの方がヴァリンチ(樽出し)してくれます。
2名体験させてもらっていました。
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ラフロイグのコアと言うべきカスクストレングス。
10年Batch13と似ている味です。笑
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すみません覚えていません。笑
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とても美味しいですがタンニンが結構ガッツリ。
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さすがの美味しさ、時間経過での開き方も抜群。
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私はアモンティリャードが大好きでバイアスがかかっているので、やはり「②」が一番でした。
とは言え他の2種もとても美味しい。
ラフロイグはアモンティリャードをなかなかリリースしないので、これをハンドフィル出来ないのは残念だなと思っていました。
が、ラフロイグのビジターセンターでシングルカスクシリーズのアモンティリャードが販売されていることに気付く。
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Cask5944 : アモンティリャード13年
Cask7 : フィノ17年
Cask4045 : バーボン23年
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スタッフに依頼すると丁寧にボトリングしてくれます。
(パラフィルム自分で巻いてます)
気付いたというよりスタッフに確認してようやくアモンティリャードがあるとわかりました。
と言うのもボトルを見てもシェリーシリーズとしか書いていないのと、ラフロイグBarのメニューにもアルコール度数とカスク番号しか書いていない為、何のシェリー樽を使用しているのか全くわかりません。笑
シングルカスクシリーズは3種店頭にありラフロイグBarで試飲した上でアモンティリャードのボトルを購入しました。
価格はもちろん高いですが、良いアモンティリャード樽熟成にありがちな時間経過による開花の良さと、私の大好きな複雑なケミカル感がカバランソリストのアモンティリャードよりも粒が細かかったので自分にとっては価値があると思い購入に至っています。
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£325(VAT 20%込)
それとビジターセンターにてフレンズオブラフロイグの証書を見せると50mlのサンプルが貰えます。
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右上のスタンプはカウンターで押してくれます
一番下のサインはガイドしてくれたスーザンさんのサイン。
ツアーがとても楽しかったのでサインを貰いました。笑
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右下のスタンプは受付で押してくれます。
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(パラフィルム自分で巻いてます)
フレンズオブラフロイグとは端的に言うとラフロイグ会員で、誰でも無料で登録可能。
登録するとラフロイグ提供の30㎠の土地が貰えます。
更に私はアップグレード証書をダウンロードしていたので、それを見せることにより10年カスクストレングスBatch14が50ml貰えました。
アップグレード証書はフレンズオブラフロイグで200ptsあればダウンロード可能です。
ポイントはラフロイグをボトルで購入すると専用コードが記載された冊子が同梱されているので、それを登録すれば100pts貰えます。
つまり2本購入すればokです。
もしくはラフロイグHPにてボトルを購入すると金額に応じてポイントが加算されます。
ただし個人輸入となりますので税関にて酒税などの支払いが必要となります。(やり方さえわかれば誰でも出来ます)
アップグレード証書がない場合は何が貰えるのかはわかりませんが、恐らく通常の10年かなと。
ちなみに証書を印刷してスタッフに見せても良いですし、スマホで見せてもokです。
私はフレンズオブラフロイグのスタンプが欲しかったので印刷して持って行きました。
ちなみに3種の樽出し原酒の試飲はラフロイグマニアでなくても、樽による違いが簡単にわかる仕様になっています。
このあたりの樽のチョイスはさすがですね。笑
それとラフロイグと言えば独特なピート。
それを支えるラフロイグのキルンは他の蒸留所ではなかなか無いので是非ツアーに参加してその目で見てみて下さい。
フロアモルティングも規模が大きいので圧巻です。
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各層3.5tonをモルティングしている。
ほとんどの大麦はスコットランドで精麦したものを使用しているが一部はこのラフロイグ蒸留所で精麦している。
大麦をこのフロアモルティングでピートを含んだ水を浸透させ、発芽させるまで職人が何時間かおきに大麦をシャベルか機械を使用してひっくり返して発芽を促す。
発芽するとそのエネルギーが生じて熱が発生する為、フロアの窓を開けて温度調整している。
聞いているだけで大変。
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(上部がキルン)
ピートは香り付けの為だけに使用しているとのことだが発芽を止める乾燥にも使用しているはずなので「???」になりました。
周りを見ても熱風発生装置は見当たらなかったので熱源はピートしか無いはず。
と思っていたらその後に徐冷して長い時間をかけてゆっくりと燻製すると説明していた(はず)。
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湿気の多いピートを使用するのが良いと説明していたが湿気の少ないピートの方が良いのでは?と疑問に感じたがピートそのものに興奮してしまい質問し忘れる。
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草(ヘザー)の泥炭というのがよくわかる。
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(GFLは1FLの蓋が閉じているので見えない)
GFL : 日本の1階
1FL : 日本の2階
2FL : 日本の3階
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メンテナンス時のアクセス大変。
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広い。
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数がとても多い。
麦汁用の水は濾過無しPH調整無しでアイラの川水をそのまま使用。
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シャトルボックスでふるいをかけて上記3種の割合を確認する。
この結果によりミルの調整を行っている
ちなみにミル本体は見れず。
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ちゃんと耐熱(シリコン)ケーブル使ってます。
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配管の断熱は甘いというか適当。
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この写真は7基のポットスチル。
3基が初蒸器、4基が再蒸器。
見えにくいですがラインアームが上向き。
これによりアルコールとポットスチル(銅)との接触時間が長くなり還元反応によりサルファリーが除去される量が多くなるという原理です。
(端的にいうとCuOがCuSに変化するということ)
ポットスチルで分離したアルコールの最初をフォアショット(ヘッド)、中間の良いところをハート(ミドル)でここを使用、終わり頃をフェインツ(テイル)と言うのですがラフロイグではフォアショットに長時間かけてハートの量が少なくなっているらしく、それ故にフルーティな味わいになるとのことです。
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下部にピットがありそこにロードセルがある。
ちょうどNew Makeを樽に詰めていたのですが結構撒き散らしていたので、それを見た私たちツアー参加者は手にこすって揮発臭を存分に楽しみました。笑
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ちなみに私が参加したツアーガイドはスーザンさん。
ラフロイグが好きで好きでたまらない情熱に溢れた女性で、終始とても楽しいツアーとなりました。
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何より蒸留所内を五感で感じ、ラフロイグの味わいがどのように作られるのかがわかったことで、ラフロイグの理解度が深くなりました。
私のラフロイグ愛が伝わったのか(?)、New Makeが飲みたいと依頼すると貰えました。
このNew Makeの香りの良さとフルーティな味わいといったらもう凄いです。笑
これが樽熟成でどのように変化するのかが私の中でイメージが繋がり、非常に良い経験が出来ました。
私は蒸留所ツアーでは毎回New Makeを試飲する努力をするのですがこういった気付きに出会う為です。
もちろん無理強いはせず無理であれば諦めています。
このツアーにはドイツ人とスウェーデン人が参加しており、私たち含めて10人弱でした。
まさかこの後の他の蒸留所ツアーで何度も彼らと出くわすことになるとは思いもしませんでした。笑
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