「最終電車」
乗客もまばらな最終電車。一人ずつ電車を降り、私が降りる二つ手前の駅で、車両には私しかいなかった。よく見ると、両隣の車両にも誰も乗っていない。次の駅に着き扉が開くと、沈黙が続いた。電車が動き出さない。訝って先頭車両を見に行くと、運転士すらいなかった。 #140字小説

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