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あのNBA選手は今どこで何している?

僕は中学生の時に部活きっかけでNBAにどハマりし、以来ずっと試合を見たり情報を追っかけたりしている。

少ないお小遣いでHOOPやダンクシュートを毎月購入し舐め回すように読み、選手名鑑に載っているNBA選手の出身大学を暗記するという役に立たない特技を持っていた。

大学時代には、現地で観戦がしたくてバイトで貯めたお金でボストンとニューヨークに行った。憧れの選手の生の姿が記憶に鮮明に残っている。

なまロンド良かった。

僕がnbaを見始めた当時は日本からnbaでプレーする日本人選手が現れるなんて夢にも思わなかった。「八村塁」、「渡邊雄太」という2大スターを見れる時代に生まれて本当に光栄だ。(渡邊雄太と僕は同じ年齢。「無職」と「NBA選手」、随分と差を空けられたものである。)

渡邊雄太
八村塁


一芸に優れるNBA選手が好きなんや

別に通ぶりたいわけではないが、一芸に優れている選手が僕の好みである。最初はスター選手が大好きだったが、色々と情報を追っていく内に化け物揃いのNBAの世界を一芸のみでサバイブする選手に目が向く様になったのだ。

リバウンド、3ポイントシュート、ミドルシュート、スティール、ブロック、アシスト、スクリーン、ディフェンス等、一芸は何でも構わない。例えば3ポイントシュートは「マット・ボナー」、ディフェンスは「アンドレ・ロバーソン」、リバウンドは「レジー・エバンス」、スティールは「ホセ・アルバラード」みたいな感じ。何か分かりやすい特徴を持った一芸のある選手がとにかく好きで仕方ない。


中でもぽっちゃりした選手が好きなんや

NBA選手は筋骨隆々の化け物揃いの世界である。もちろん身体能力や体格が低くても、秀でたスキルや一芸で活躍する選手もいるが、それでも一般人と比べると十分に化け物と言える。

例えば身体能力お化けで有名な元オールスターセンター「ドワイト・ハワード」(台湾リーグ所属)は身長208cm、体重120kg、ウィングスパン226cm、垂直跳び約100cmという圧倒的な体格と身体能力を誇る。

体格や身体能力に恵まれていないと言われがちな「ステフィン・カリー」ですら188cm、84kgの体格である。一般人から見れば異常な世界という事が分かる。

カリーは童顔。かわいいね。


しかしそんなNBAで一般人でも少し親近感が湧く選手たちがいる。

それはぽっちゃりした選手である。

もちろん彼らもNBAに所属、または所属していたので化け物には違いないのだが、筋骨隆々のNBA選手の中にあっては異彩を放っている。そのぽっちゃりした体型という一芸を生かしNBAをサバイブした選手の数は非常に少ないのだが、僕がNBA選手の中で最も愛するタイプの選手である。

ぽっちゃりした選手に共通して言えるのは「体型を生かしたポストプレー」、「器用な中長距離シュート」、「意外な俊敏性」といった所だろうか。具体的な選手で言えば"肉弾戦車"「デュワン・ブレア」、"ザック神"「ザック・ランドルフ」、"ビックベイビー"「グレン・デイビス」、"バッドマン"「グラント・ウィリアムス」、"ぽっちゃり界の新星"「ケネス・ロフトンJr.」なんかが特にお気に入りのぽっちゃり選手である。全員もれなくわがまま豊満ボディを兼ね備えている。

ビッグ・ベイビーことグレンデイビス。
新星ケネスロフトンJr。今期のGリーグMVPです。


ジャレッド・サリンジャーを覚えているかい?


モヒカン懐かしいンゴ。

その中でも私が一番好きだったNBA選手が「ジャレッド・サリンジャー」であり、今回の記事の主役である。

彼もまたぽっちゃりでムチムチとした選手で、僕が彼を知ったのはNCAAの特集記事でオハイオ州立大学で彼が活躍しているという記事を読んでからであった。

特に体格を生かしたポストプレイ一辺倒ではなく、ハイポスト周辺からのミドルジャンパーも決めている姿が印象的であった。ちなみにサリンジャーはナイキ・フープサミットでは「ハリソン・バーンズ」と共同MVPを受賞している。

サリンジャーは、ボストン・セルティックスからNBAに1順目21位で指名を受けNBA選手としてのキャリアを歩み始める。ロッタリーピックも期待されていたが、背中のケガとその体重(ぽっちゃり選手の宿命)を懸念され、順位は21位へと落ちることになる。

最初は「ケビン・ガーネット」の控えだったが、ブルックリン・ネッツへガーネットが移籍してからは主に先発で活躍し、2年目の2013-2014年は平均13.3点、2014-2015年も平均13.3点、2015-2016年は10.3点とまずまずの成績を記録した。この間インサイド偏重のスタイルから確率は低いものの3ポイントショットをオフェンスパターンに取り入れるなど器用さも見せ始めていた。

しかしその後セルティックスとの契約は見送られ、トロント・ラプターズと契約。ラプターズではケガの影響で殆ど試合に出場できず、その後フェニックス・サンズへトレードされ、しまいには解雇となってしまう。この頃のNBAは3P多投・ガード偏重のウォリアーズのスタイルがブームであり、試合のテンポが格段に上がり始めた時期と重なる。インサイドが主戦場でややディフェンスレスな(特にガード相手)サリンジャーにはケガの影響はあれどその未来を考えると苦しいものがあったかもしれない。


ちなみにサリンジャーはジュリアス・アービングと共に27時間テレビのクソ企画に出た過去がある。後ろに佐々木クリス氏。


NBAを去った後のキャリア

NBAを去った後は中国の球団と契約したとの情報は知っていたのだが、一番好きだった選手にも関わらず情報を追いかけることを止めていた。NBAを離れた途端に興味が消えてしまったのである。改めて現在のサリンジャーを調べてみると衝撃の事実が判明した。

激痩せしてるがな、、、、。
スピードフォルムなってるがな、、、、。


ということで現在は中国リーグであるCBAの深圳新世紀烈豹籃球倶楽部(深圳レオパルズ(旧:深圳アビエイターズ))の一員として2022-2023シーズンはプレイしている模様である。また韓国のリーグであるKBLでもプレイした実績もあるようだ。

シェイプアップの結果か分からないが、アウトサイドからのドライブ等のプレイも結構しているようだ。2022-2023シーズンは平均22ポイントを荒稼ぎしており、CBA インターナショナル ファーストチームにも選出されている。


やっぱNBAっていいね

自分の好きだったNBA選手が現在どんなキャリアを送っているかの情報を追う中で、新たな情報を知るきっかけとなり非常にタメになった。CBAなんて普通調べてみようなんて思わないし。

やっぱりNBAっていいよね。と共に今後もNBAの情報を継続して追っかけて行こうと感じた。何ともとんでもない自己満足の記事ではあるが、この辺で。