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第4話 何から準備すれば良いの?


まずは家具の転倒防止から

「阪神淡路大震災における死因」内閣府HPより抜粋

地震自体で人が亡くなるわけではありません。

ほとんどは地震の揺れにより起こる人工物の破壊や津波などに起因します。
よって人工物が少なかった時代と人工物の溢れている現代とは周りを取り巻く環境が大きく状況が違います。家電製品の普及により家具の量も昔に比べ増えてきています。その分倒壊による被害が多くなったとも考えられます。
阪神淡路大震災における死因の83.3%が圧死によるものです。建物崩壊を防ぐのは高額な費用がかかりますので、まずは家具の固定から始めませんか?

自宅の家具を確認しよう。

自宅の家具の形状を確認し、適切な固定金具を選びましょう。

家具の固定をしよう。

持ち家の場合はL型金具などで家具を壁に固定するのが頑丈ですが、賃貸であったり壁に傷をつけたくない場合はポール型とマット式を併用するとL型金具と同等の強度となります。
その他にも、特殊粘着ゲルによる製品なども効果的です。
地震の際は家具の転倒だけではなく、扉が開くことによって中の食器などが落下し、割れて散乱することもあり大変危険です。扉が開かないようにする耐震ラッチなども必要です。

家具を固定することによって家内での安全スペースも広がります。