見出し画像

ファイナンス入門

こんにちは

夢叶系ユーチューバーのジェイです

今回は「書籍紹介シリーズ」と称しまして、朝倉智也氏の「一生モノのファイナンス入門」について紹介していきます。

本書を執筆している朝倉氏は、モーニングスター株式会社の代表取締役であり、個人投資家向けの投資情報発信に尽力している若き経営者です。彼は、アメリカでMBAを取得したのち、その時はまだ無名だったソフトバンクに入社。数々の企業買収や子会社の上場準備に携わり、ファイナンスのなんたるかを体現した超一流のビジネスマンでもあります。

そんな朝倉氏が本書で言いたいことは、

「ファイナンスを知ることは市場価値を高める手段であり、AI時代における最強の武器になる」

ということ。

ただ、ファイナンスというと、かなり難しく専門的な内容となってしまうので、今回は「プライベートで試せるファイナンス」について詳しく解説していきます。

もっと具体的にいうのであれば、どうやって毎月のお小遣いを増やしてもらうのか、賃貸か持ち家どちらがいいか、そういった話をしていきます。なので、多くの方に楽しんでいただけるよう、小難しいファイナンス用語をなるべく使用しないようにしました。

この動画を見て、もっと詳しくファイナンスを学びたいと思った方は、是非本書を手に取ってあなたの知識にしてください。そんじょそこらの専門書よりも圧倒的にわかりやすく解説されています。

では、早速本題に入りましょう。

ファイナンスとは何か

ファイナンス入門の動画なので、本来のファイナンスの意味についても解説しておきます。

ファイナンスとは、企業のお金の流れを管理するためのツール。本書では「企業の価値を最大化するためのもの」と記載されています。

どこからお金を調達するか、どういった分野に投資するか、いくらの利益を生み出すのか、最終的にその利益をどこに配分するのか、

このような流れでもって、企業価値向上のための目的として行うことを指しています。実は、多くのビジネスパーソンがこの流れを考えずに、ついつい先走ったプロジェクト提案をしがちです。

例えば、「この事業には10億の投資が必要ですが、5年後には回収できます。なので10億円投資してください」という提案。一見するとよさげに見えます。

しかし、ファイナンス視点から見れば、まだまだ足りない部分が多いのです。この足りない視点こそが、ファイナンスを勉強することで埋まってきます。

ただ、ここでその答えを出してしまうと、なんだそんなことかと思ってしまうので、あえてここでは割愛します。ヒントを出すとしたら、今手元にある10億円と5年後に受け取る10億円は、どちらのほうが価値が高いか考えてみてください。

この動画をご覧になれば、その答えも導き出せるはずです。要するに、ファイナンスがわかるかわからないかによって、あなたが会社でプロジェクトを任せられるかどうかも変わってきます。

そして、この話は何も企業の内部だけに限った話ではありません。もっと身近な、あなたの家庭内でも通ずる話なのです。

家庭におけるファイナンス

あなたはこんな経験ありますか。「奥さんからもらえるお小遣いが少なすぎる」「住宅ローンか賃貸かどちらがいいか悩む」このような悩みも、実はファイナンス思考を使うことで解消されます。

何度も言いますが、ファイナンスとは、将来の価値向上を考える思考のことです。なので、こういった問題も、将来得られるものを考えることで解消されます。

まずは、全国の夫が陥る悩み、お小遣いが少ない問題について

お話しする前に、一つだけ注意点があります。これから話すのは、あくまでも想像です。なので、この例についてはとやかく言わないようにしてください。あなた自身の状況に照らし合わせて考えてみてください。

もしもあなたが、毎月十分なお小遣いをもらえていないとします。でも、そんなこと奥さんに言うと「じゃあ、毎週通ってるゴルフやめれば?」とこうなります。

この言葉の真意にはあえて触れませんが、結構かつかつに生活している夫は周りにもたくさんいます。

ではどうすれば小遣いを増やしてもらえるのか、ファイナンス思考であるとこうなります。たとえばあなたのお小遣いを3万円から4万円に挙げてもらいたいとしましょう。

理由は、出世したために会食や接待が増えたから、どうしても出費がかさんでいるため。もし1万円増額できれば、より太いコネを作ることができ、昇進に有利になります。とはいっても、毎月1万円の出費となると家計にとっては大きな増額ですよね。

年額換算すると12万円となります。毎月の食費や固定費を節約している倹約家の奥さんからはもちろんいい返事はいただけないでしょう。

そこであなたが提案するのは、「月々1万円の出費が、今後どのような金額に化けるのか」について。

例えば、取引先との会食が増えることで、受注が大幅に増え、ボーナスが前年度と比べて大幅に上がるとか、毎週ゴルフの練習をすることで、ゴルフ付きの会長と懇意にしてもらえ、さらに昇進できる可能性があがるといった感じです。

なので、今出費する1万円と将来受け取るであろう金額を天秤にかけて、「こうなるともっと家計が楽になるからお小遣い頂戴」といえるわけです。

さらに、昔から激論を繰り広げられている持ち家か賃貸か問題についても、ファイナンス思考が役立ちます。

とはいえ、本来はこれだけで1本の動画が作れる内容なので、ここではかなりざっくり説明します。さらに詳しい内容は、別の動画で解説できたらいいですね。

例えば、あなたに700万円の貯金があり、今現在月額10万円のマンションに住んでいるとしましょう。結婚して3年たったころ、「貯金もたまったしこれを頭金として持ち家を買おう」と思い立ちます。

いろいろと探し回っているうちに、3000万円で理想的なマンションが売られているのを見つけました。頭金は500万円、諸経費で100万円、(借入2500万円 金利2% 元利均等返済)月々の支払いは9万2000円なので、今の賃貸とほとんど変わりません。

さて、あなたはこのマンション買いますか、それとも買いませんか?

これに正解などはありません。そのマンションが気に入ったのであれば買えばいいです。でも、ファイナンス視点で考えると、この買い物は考え直しが必要です。

理由は、債務を返済し終えた30年後の資産価値にあります。

さて、訳が分からなくなってきたことでしょう。

この答えは、マンション購入で本来消えるはずの500万円がカギを握ります。

仮にこの500万円を全額投資に回して、毎年3%の複利運用したとします。すると、30年後には1200万円となり、700万円の利益となります。保険でもなんでも3%程度の実績を誇っている商品が多くあります。もちろん、それ相応のリスクはありますが、それは商品によりけりです。

次に、3000万円のマンションを購入したケースで考えてみましょう。購入した時点で預金は100万円のみ。さらにマンションを購入すると、毎月のローン支払だけでなく、固定資産税やリフォーム代金などが定期的にかかります。

仮に毎年10万円の税金がかかるとすると、月々9000円程度の出費となります。さらに、建物の価値は毎年低下していくので、3000万円で購入したマンションも30年後にはほとんど価値がなくなります。あったとしても数百万円程度です。

本来は財務諸表を上げるとわかりやすいのですが、この動画では会計の知識を一切語ってないので細かい説明はカットします。

結局、「30年後どうなるのか」ここが大事。

マンションを購入した人に残るのは、現金100万円と資産価値のなくなったマンション賃貸をとった人は資産運用して増えた1200万円の現金と預金200万円の計1400万円。

持ち家理論では、ローンの返済後は自己所有になるという説があります。しかし仮に賃貸を選んだとしても、毎月10万円の家賃であれば、手持ちの1400万円でも10年以上は持ち出しなしで過ごすことができます。

さらに、この1400万円のうちの500万円を再び投資運用することだってできます。どちらが将来的に価値があるのかは、火を見るよりも明らかですよね。

まとめ

今回は、「一生モノのファイナンス入門」について解説してみました。

といっても、この動画で解説したことは、本書の何十分の1以下の内容です。本書では、ファイナンスの基礎知識だけでなく、ビジネスマンにとって重要な会計の知識なども教えてくれます。

なので、もっと勉強したいという方はぜひ本書を手に取ってみてください。

さて、今回の総括に参りましょう。

総括

「ファイナンスを知る者はビジネスだけでなく家庭をも制す」

ファイナンスは、かなりとっつきにくい分野です。しかし、自分だったらどうやって利用しようかなと考えながら勉強することで、内容もすんなり頭に入るはず。

今回の動画は以上となります。この動画を見て、ファイナンス勉強してみようかなと思った方は、チャンネル登録とTwitterのフォローをよろしくお願いします。

ではまた次の動画でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?