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【仕事】価値創造とコーチング

コーチングは認定コーチの資格は取ったものの、次のプロフェッショナル認定を取るべくまだまだ勉強中なのですが、noteに書いていくネタが追いついてしまったので、コーチングに絡めた記事や自分の仕事に関係することも書いていこうかと。

また、コーチングのネタが溜まったら再開したいと思います。
これまでのはマガジンでまとめています。

価値創造活動とは?

「価値創造」っていきなり書かれてもなんじゃそりゃ?ですよね。
そもそも価値ってなんでしょう?

価値(かち)とは、あるものを他のものよりも上位に位置づける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質、あるいは真・善・美・愛あるいは仁など人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつと考えられる概念の総称。

https://ja.wikipedia.org/wiki/価値

そのまま持ってきてしまうとちょっと概念的過ぎて分からないですね(笑)。
ましてや、それに創造が付いているわけですし。

僕が仕事で生業にしている価値創造は、もう少し言葉を拡張して書く必要がありますね。

「顧客価値創造」です。

そう、顧客なんです。
顧客ということは、企業が継続的活動を行う上で必要な利益を生むための手段である「商品」を「対価(お金など)」を払って買ってくれる人、それが顧客です。(基本的に対価を払ってくれない人は「ユーザー」でも「顧客」ではありません)

そして顧客は商品にお金を払っていますが、表面上はそのとおりです。
実際には、その商品を手段として手に入れられる「価値」に対してお金を払っています

つまり、顧客価値創造とはこの顧客がお金を払ってくれる価値を創り出すことであり、その手段が商品なのです。

価値に近い話では、ジョブ理論でいう「ジョブ」というのもありますね。
有名なのは、「ドリルを買う人はドリルが欲しいのではない。穴を開けたいのだ」ですね。

コーチングと何が関係あるのか?

何故このnoteを「価値創造とコーチング」というタイトルにしているかというと、企業における顧客価値創造活動自体を推し進めていくにあたり、コーチングが有効に働くということに気づいたからです。

まあ、そりゃそうですよね。
コーチング自体が、相手の目標達成のために内省を促し、行動変容を起こすことですから、価値創造活動に限らず、会社に勤めていて目標を設定して働いている人には効くでしょう。

こう書いてしまうと当たり前かもしれません。
しかし、顧客価値創造は、「創造」といってるように生み出すこと自体がかなり難易度が難しいのは何となく感じるかと思います。ましてや対価をいただくものを生み出すわけですから、より厳しいことは事業企画や商品企画ではない方でも肌感覚で分かるかと思います。

特にある程度事業の形が決まってしまって、低コストで効率的に利益を上げることに最適化された会社や組織で、新たに顧客価値創造するのはたやすくありません。そもそも今必要?そこに投資するの?それなら既存事業を拡大するのに使わないの?と問われることもあるでしょう。

でも、会社も事業も生き物。市場環境が変われば、いつか死にます。
世の中的にまさに「価値がない」会社になったら、市場から淘汰されます。
よっていずれ新しい価値を生み出さないといけません。そしてそれは死ぬ前に。

なので、企業の中には少数派かもしれませんが、新規の価値創造活動に立ち向かっている人たちもいます。しかし私も経験者ですが、

孤独ですよ。
不安ですよ。
先駆者はいないか、少ないですよ。

つまり、自分で乗り越えていかないといけないわけです。
そして誰も新規領域の正解を知らないわけです。
もちろん専門家やコンサルタントを雇えば、確度を高めてはいけますが、彼ら自身が新規事業や新サービスを最後まで面倒見てくれるわけではありません。

正解の無い中、少しずつ見えてないものを見えるようにしながらゴールに向かう。
そのために自分で出来ること、自分ではできなくて他のリソースを必要とすることなどを内省により気づきを得て、少しでも前に進むために行動をする…

これはコーチングのプロセスにもよく似ています。

最近では、価値創造の担当者を伴走支援するコンサルタントや、社内の支援基盤チームが存在しています(私も一時期所属していました)。彼らも担当者に対してまさにコーチングを行っているのです。


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