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【仕事・勉強】行動経済学を勉強しよう

会社で学べる機会があるので、参加してみました。

行動経済学とは?

行動経済学とは、調べてみると以下のような解説になっています。

直感・感情に頼って判断・決定を行ない,ささいな情報に振り回される合理的とはいえない人びとが,どのような経済行動をし,その結果,市場で何が起こり,資源配分や所得分配,そして人びとの幸福や満足にどのような影響が及ぼされるのかを追究する

コトバンク

元々、標準経済学というものがあり、そちらは経済に参加する人や企業などは完全に合理的であるという前提の学問ですが、行動経済学は経済主体の合理性を必ずしも持たず、いかにも「人間くさい」非合理的な判断をするという経済学になります。本来の経済学でいえば、自分だけの利益を最大化するように動きますが、行動経済学では人間は他者の利益についても考え、短絡的な判断で長期的な利害を無視するような行動をします。

何故勉強したいと思ったか?

行動経済学の言葉はうっすら出はありますが、知っていました。
私が認識している有名どころだと「確証バイアス」や「現状維持バイアス」です。

現在、自分の仕事はDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進であり、その中でも新規の価値創造の支援と仕組み作り、そして組織アジャイルの普及になります。
これらを推し進め、社内の当たり前にしていく中で、先の行動経済学に出てくるような「非合理的な行動や判断」が障壁になることが多いです。

新規の価値創造のために仮説構築をして検証を行っていくにしても「確証バイアス」によって自分の思い込みを肯定するために都合のよい情報ばかり集めてきたり、仕事の仕方をアジャイルに変えて行くにも、何かと理由をつけて変わらない選択をしていく「現状維持バイアス」がかかっている場合が散見されます。

もちろんマーケティングなどの観点で行動経済学については知っておきたいなと以前から思っていましたが、マーケティング以外でもこの行動経済学が自分の仕事に大きく影響を与えそうだなと感じていたのもあり、まず行動経済学を理解し、それを知った上でどのように前出の問題に取り組んでいくのか?を考えたかったというのが大きな理由です。

どのように学んでいくのか?

たまたま社内のコミュニティで有志で行動経済学の勉強ができる機会を用意してくれた方がおり、私の目が留まって参加することにしました。

同時期に参加表明した5名と週1回、30分から長くても1時間の時間を取り、それぞれが行動経済学の用語を1つ取り上げて調べてきてシェアをする…これを、先の有志の方が予め用意した28個の用語全て行うまでやるという流れです。

忙しい中でも無理をせず、緩やかにやっていけるように設計され、だいたい10週間くらいで全用語を調べて共有していく感じになります。
その調べて共有するときには、1ワード毎に用意されたパワーポイント1ページのテンプレートに書いて共有します。調べてくるのはインターネットで検索しても書籍からでもよく、その用語の説明や具体例を書き出すのですが、面白いのはそれ以外に「自分なりに一言で簡単に表現すると?」という枠があります。

ただ、既にネットや書籍にあるものを調べて整理してアウトプットして共有するだけでも十分学べるのですが、それを自分で咀嚼してシンプルな言葉で言い換えてみるというプロセスを挟むことによって、理解を深めて記憶に定着させる狙いがあるのかなと思いました。

面白そうな用語があれば、ここのnoteでも紹介しようかなと思います。

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