【DX・ビジネス】自分自身が実験台になること
このNTTデータの共創実証ラボの開設、事業創出や仮説検証に携わるものとしては興味深かったです。
どういうサービスか?
NTTデータの従業員の健康データを活用して、ヘルスケア事業を立ち上げたい他の会社に実証実験の場を与えるというもの、しかもNTTデータの従業員もモニターとなり、サービスやアプリの実証実験に参加するというものです。
健康データとなると、なかなか外に出しにくいデータなので、ヘルスケア分野の事業を始めたくてもここを開示してもらえるかが大きな障壁になります。そうなると先ず自社の中での実証実験から始めるわけですが、その後どう検証数を増やしていくかの問題にぶち当たります。
ヘルスケア分野の事業をやりたい企業は、このNTTデータの共創実証ラボを活用すれば、少なくとも自社以外で実験できる場を持てるということになります。また、共創ラボに参加している他の企業とも合意すれば連携も可能となります。
また、クラウド型健康管理ソリューションHealth Data Bankを2003年から行っているので20年近くのヘルスケア分野のノウハウはあるでしょうし、従業員にもデータサイエンティストがいるようなので、事業面・データ活用面で支援ができるそうです。
今後この共創実証ラボでは、社外モニターを増やして、取り扱えるデータを増やしていくとのこと。一社が単体でデータ収集を頑張るより、このような共創ラボとして一緒にやっていく方が実データは集まりやすいですからね。
どうマネタイズしていくのか?
特にマネタイズについては記事の中に見られませんでしたが、あり得るパターンとしては、共創する企業とともに新規事業や新サービスを一緒にやっていくであったり、その際に利用するインフラやプラットフォームをNTTグループのものを使っていくことで収益に繋げていくのかもしれません。
ラボ利用だけでも十分、マネタイズできそうな感じもします。
おまけ:ChatGPTさんに聞いてみた
ここまで自力で書いた後、ChatGPTさんにもマネタイズ観点を聞いてみました。
だいたい合ってる感じはしました。
NTTデータのこの件に限らず、共創ラボやデータビジネス、プラットフォームビジネスだとだいたい同じような感じになるかなという印象でした。
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