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アジャイル

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アジャイル開発というより、アジャイルの考え方・プロセス・プラクティスを活用した組織マネジメントや組織改革など開発以外に関することをまとめる予定です。
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#カイゼン

【アジャイル】自分の組織スクラム運営を見直してみる(経過編)

見直してみて2週間経ったのでふりかえってみます。 組織スクラム運営の見直しなんとなく上手く行っていなかったと感じている組織スクラム運営でしたが、対策編で書いたことをやってみました。 10月からこの見直しをしたのですが、改めて整理しておくとこのような内容です。 ファシリテーション担当を自分以外にも回してもらう ふりかえりでムリしない ムリにスクラムしない ガチガチのガチなスクラムをストイックに本来はやるべきかもしれません。でもムリをしても仕方が無いし、本質的には最小

【アジャイル】「うまくいっていない」と日々思う

うまくいってたとしても、うまくいってないと思い続ける。 疑うつもりはないのだが…こんな記事を見ました。 異常なしが続くことの「異常」というのは私も感じます。これはアジャイルに限らず仕事においてはその通りで、すんなり行っているときに落とし穴はあります。なので疑うつもりはないのですが、チーム内に限らず、一緒にやっている人たち言動や観察から気をつけるようしなければと常々思ってはいるのですが… この感覚って、上位のマネジャーも比較的ちゃんと持っている印象で、基本疑い深いんですよ

【アジャイル】カイゼンの瞬間を見て、ジワる

研修している最中に高速にカイゼンされて、気持ち良くなった。 研修の中のグループワークで以前から会社の中で研修の講師をやっていることを書いてますが、先日行った講座の中のワークショップで、グループに分かれて色々やってもらうタイミングがあるのですが、それは基本的に分かれたグループの中で進行役とタイムキーパーを決めて自主的に進めてもらうようにしています。 グループワークの中では各人が発表してフィードバックをもらうというのを人数分やっていきますが、タイムキーパーの役割としては各人の

【アジャイル・マネジメント】ふりかえりが改善の起点になっていた話

自主的に提案して進めていたふりかえり活動がチームを良くしていた。 4月から続けているチームのふりかえり私のいるチームでは月次でふりかえりをしています。 その辺の話は以前書きました。アジャイルなチーム運営を提案したらスクラムや見える化はできなかったけどふりかえりは月一回やれるようになり、かつ暫く続けていたら変化の兆しが見えたという話を以前書きました。 最近、会社全体で従業員エンゲージメント調査が行われ、様々な観点で各組織がそのスコアと社内の順位が可視化されました。その中で改

【仕事・アジャイル】迷うなら、実験しよう

ビジネスだけではなく、普段から「実験」してみよう。 価値創造のための実験と検証新規事業をやる場合に、市場やお客様のターゲットや課題を最初から分かっている状態でやることはほぼ無いと思います。分かってやるものは、世の中的には新規事業ではないですし。(もちろんある企業の中では新規事業かもしれませんが) 顧客の課題など、分からないことを分かるようにするには、仮説を立てて検証し、正しいのか間違っているのか、間違っているなら何が違うのか?と検証結果から学びを得て、また別の取り組みに向

【アジャイル】ふりかえりが日常になる

↓の記事を読んで「ふりかえりが日常に溶ける」って良いなあと感じました。 カイゼンし続ける日々実際自分の仕事の中でふりかえりが日常に溶けているかというと、会社の仕事のレベルではそこまで行ってません。今自分のやっている仕事は主に個人の仕事ですし、やっているとしても月数回ある講師のワークショップの後にはふりかえりを実施して次のワークショップのカイゼンに繋げます。 ただ、個人というレベルではほぼ毎日ジャーナリングによってその日自分がやったことや感じたことは書き出しています。今日の

【アジャイル・仕事】やりすぎちゃった問題

カイゼンするために色々アクションしたら大変になっちゃった… ふりかえってカイゼンアクション!また自分のやっている講師の話で恐縮ですが、自分が研修のメイン講師を受け持つようになってから、ワークショップが終わったらその日のうちに「反省会」という名のふりかえりの場を設けて、よかったところや改善した方が良いところなどをアシスタントメンバと一緒に挙げるようにしました。 ふりかえりで挙がった内容は、研修で使う資料に反映したり、進め方を変更したりしていました。また、リモート会議サービス

【アジャイル】老舗製薬企業が挑戦するアジャイルな働き方 (住友ファーマさん)

昨日書いた記事に続き、レッドジャーニーさんのサテライトで住友ファーマさんの講演を聴いたので書いていきたいと思います。 アジャイルの源流はカイゼンである住友ファーマさんでのアジャイルは、ほぼスクラムの動き方になっており、「柔軟で機敏なタスク管理手法に、たゆまぬカイゼン活動を組み込んだ業務スタイル」と定義しているそうです。 アジャイルの源流がトヨタのカイゼンに源流があるのは歴史を辿ればわかるのですが、そこまで踏み込んで調べたり教えられたりしてない人にとっては「アジャイル」とい

【仕事・アジャイル】知っている・できる・カイゼンできる

ただ知っているだけでは仕事になりません。ただできるだけでも先がありません。 本当に理解できているのか?会社の中でも外でも色々な人がいますし、それぞれが何をどこまで知ってて、実際実践までしているのかというのはなかなか表面上では把握できません。 なので何かを教えたりする際に、「そんなことはもう知っている」「わかっている」「そんなのはうちではもうできている」のような反応やコメントをいただくことがあります。 それであれば、あとはご自分でどうぞと思うのですが、これまた実際にやって