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山賀 沙耶
2020年12月9日 01:37
「これ、ヤクの骨でできているよ」カトマンズのお土産屋さんの青年は言った。いくらだったか忘れたけど、バラマキ土産にできる程度には安かったと思う。「ヤクの骨なわけがない。ヤクは保護されている動物なんだ。バッファローの骨だろう」シェルパ族のガイドのナワン君が言うと、青年は悪びれることなくあっさり認めた。ネパールではよくあることだ。「パシュミナ100%」として売っているストールの値段が店に