頑張れ、の一言で運命(キセキ)は待ってたんだ
アイドルの人気を示す指数として、数字というものは欠かせなくなった。テレビの視聴率や雑誌の売上は昔から馴染みがあるが、最近だとSNSの拡散力、いいねの数、TVerやYouTubeの再生回数がそれに当てはまる。
今まさに、ファンの垣根を超えて大台を迎えようとしているMVがある。なにわ男子のデビュー曲『初心LOVE』だ。
https://youtu.be/qNrRnnG8glY?si=nAht7h9VAMqKxa6K
私は1年前になにわ男子というグループにハマってからというもの、日々のルーチンワークのように再生し続けていたが、King & Princeの『ツキヨミ』を皮切りに、SixTONESの『こっから』、SnowManの『D.D.』と事務所の先輩達は次々と1億回再生を突破し(もちろんどの楽曲もなにわ男子のファンがMVの再生回数に協力した人もいる)、「次はなにわ男子の『初心LOVE』が1億回突破に近い」という状況であった。
だが回数は伸び悩み、2023年までに達成することが厳しいのではないか？と私個人は思っていた。
だが、2023年12月22日放送の「Mステ」にて状況は一変する。
なにわ男子のリーダーの大橋くんが、日向坂46の正源司陽子さんに「頑張れ！」と言ったのだ。
最初は声のみしか聞こえず、いちファンの私でも「あれは大橋くんだったの？大橋くんの声だよね？」となっていた。
男性アイドルが女性アイドルに何かアクションを起こす、逆も然りだがこう言った類はファン同士がマイナスなことをネット上で言い争いが起きやすい。長年色んなアイドルを推してきたからこその苦い経験が私にはある為、これといって何事もなく終われば良いと思っていた。
互いに好きの感情があるが故に、誰かを傷つけたり、傷つけられたりするのを見たくなかったからだ。しかし、事態は思ってもみない方向へ進んだ。
「『頑張れ！』って言ってくれてありがとう！」
日向坂46のファンの方々(以後おひさま)が感謝のメッセージを投稿したのだ。
この出来事はネットニュースにもあがり、両ファンの話題になった(下記引用元)。
それだけではない。
1人のなにわ男子のファン(なにふぁむ)がおひさまに向け、MVの再生に協力して欲しいと呼びかけた。この投稿を見た人が快く参加するという流れになり、コメント欄はおひさまからの温かいメッセージ溢れたのだ。
おひさまだけに留まらず、『サチアレ』との縁でゆずファン(ゆずっこ)に声をかけるなにふぁむもいて、投稿を見た人が再生に協力するという現象も起きている。
最近ではベストヒット歌謡祭のコラボの縁で、INIやBE:FIRSTのファンの方がコラボで披露した『The Answer』関連のMVを再生する、というのも記憶に新しい(初心LOVEも再生しているというファンの方もいる)。
あなたの家族や友達に、「再生数に協力して！」と言われて協力するという人はどのくらいいるのだろう。1回でも観れたら良い方だが、何回もとなると余程気に入った曲でないとなかなか難しいだろう。
事務所やグループの垣根を超えて応援したい、再生に協力しようという動機が生まれたことは本当に奇跡のような出来事だな、と個人的に思う。
年内に大台達成へは気が抜けないが、射程圏内ではある。毎度のことながら事務所の先輩グループのファンの方々の協力にも感謝しかない。
ここまで長々と書いたが今はただ、皆に愛されるデビュー曲をより多くの人に聴いて欲しいと願っている。
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