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【エッセイ】映画について最近思ったことをいろいろと
もし映画鑑賞が好きなら、より多くの映画評にもふれることをオススメする。活字でも音声配信でも、特定の作品について評論されているのを見るのは良いことだと私は思う。それがたとえただの映画ファンによる雑談のようなものでも、作品についてより深く知れるのは間違いない。私は映画はもちろん、映画評も好きだ。
映画のエンドロールはほぼ必ず最後まで観ている。邦画でも洋画でも関係ない。エンドロールは作品と現実の繋ぎ目だと思っているので、エンドロールが終わってようやく現実に戻れる。エンドロールの最中に席を立つのは、自らの力で映画を無理やり終わらせるのと同義だと思っている。色々書いたが、結局何本もエンドロールの終わりまで観て、それが習慣になっているだけだけだと思ってしまった。
去年の10月に書店で購入した「世界シネマ大事典」という大判の570ページの本が全く読めていない。映画の黎明期から近年までに誕生した、名作映画について事細かに書いてあるという映画ファン垂涎の本なのだが、情報量が多いうえに、古い作品やマニアックな作品に関しては、説明文を読んで観たくなっても観れないものがほとんどなので、観れない作品について読んでも仕方ないと思ってしまう。そう考えると、これは映画の歴史について知るための本で、映画を観るためのガイドブックとしてこの本を買ったのが間違いだったのかもしれない。
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