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PCR検査

東京の新型コロナウイルス感染者数が増加している。来週末は福岡で父親の一周忌を行うことになっている。ボクは喪主。責任を果たしたい。ただ、今ボクは単身赴任で東京に住んでいる。GO TO トラベルキャンペーンも、東京は対象外になった。どうしよう。このままでは福岡に帰りにくい。福岡の皆んなは東京から帰ることで不安に思うだろう。ボクは悩んだ。

どのくらい考えただろう。頭が痛くなりながらようやく対策案を思いついた。そうだ、PCR検査を受けれないかな。陰性であれば福岡の皆んなもさほど心配に思わないのでは。でも熱もなく症状もない人を検査してくれるところはあるのだろうか。ダメもとで調べてみよう。そう思った。NETで『PCR検査・病院・東京』と入力し検索。でてくれーと強く思いながらパソコンの画面を見た。何と沢山の病院が出ている。こんなに沢山の病院が検査してくれるんだ。嬉しかった。ボクは画面の病院の中から最寄りの病院を選び電話をした。受付の方がでた。『来週福岡で父親の一周忌が行われること・陰性であることを確認し福岡に帰りたいこと・その為にPCR検査を受けたいこと』を伝えた。受付の方が『わかりました』と答えてくれた。検査を受けれる日は7月18日。結果を受取れるのは7月21日。帰省に間に合う。料金は少しばかり高い。でも背に腹は変えられない。ボクは検査を受けることにした。

そして7月18日。午前9:30に間に合うよう病院へ。検温・消毒のあと受付けで手続きと支払い。無時終えて検査室へ。ボクのほか、4人の方が待合室にいた。ボクの順番がきた。ボクは唾液検査をイメージしていたが鼻から綿棒を入れて検査する方式だった。結構奥まで綿棒が入っていく。そしてグリグリ。ばりばり辛い。ボクは思わずうめき声をあげてしまった。恥ずかしかった。陽性が判明した時は保健所から直接電話があるとのこと。陰性の場合は連絡なし。ボクは陰性の場合は帰省に間に合うよう、郵送ではなく病院に書類を受け取りに行くことにした。

そして7月21日の今日、検査結果を受け取りに行った。保健所からの連絡は入ってない。おそらく陰性だ。でも書類を受取るまで安心できない。少しばかり不安な気持ちもあった。しかしながら不安に思ったことは取越苦労に終わった。予想通り陰性だった。嬉しかった。これで福岡の皆んなの不安も和らげることができる。受け入れてもらえる。喪主を務めれることができる。父親も喜んでくれるだろう。そしてボクは母親に陰性の連絡を入れた。

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