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苦手な言葉のこと

普段意識して使わないようにしている言葉がある。
それは「ワンオペ」と「ギャン泣き」


口に出して使う機会はそもそも日本にいないのでほとんどないけれどSNS上では使わないように心がけている。

子供が今はもう大きいので「ワンオペ」も「ギャン泣き」も普段の生活には縁がないけど、私もそれなりに一人で奮闘してきた。夫が非協力的だったというわけでもないけど、頼まないと積極的にするタイプでは無かったし、夫は夫で仕事やその他のことで問題を抱えすぎて頭がいっぱいだった(と今なら思える)ので、子供の世話や家事など入り込む隙間は無かった。


だから私は世間で言う「ワンオペ」育児もしてきたし、「ギャン泣き」する子供にイライラしてきたと思う。


なぜ苦手なのか。

「ギャン泣き」が苦手になった理由は覚えている。仲良しの友人がその言葉嫌いなんだよね。使わないようにしてる、って言ってたのを聞いて、確かにあんまりいい雰囲気の言葉じゃないな、と思ったのがきっかけ。号泣でええやん。



「ワンオペ」はなぜだろう。
盛んにネット上で使われ始めた頃から違和感を感じる単語だった。「ワンオペ」アピールのすごいつぶやき、「ワンオペ」アピールのすごいブログ、そういうものを目にするたびに、


で?


と思ってしまう私に気づいてしまったのだ。

で、何が言いたいの?

で、なんと言われたいの?

あったこともない人に心の中で悪態をついて、私も大変だけどその大変な気持ちをそんな単語でひとくくりにしてほしくない、と思っていた。


別に使いたい人は使えばいいし、便利な単語だとは思うが、「ギャン泣き」はともかく「ワンオペ」を使う人の気持ちに配偶者への苛立ちが見え隠れすることが多くて、その負のエネルギーに、で?と思ってしまうのだ。私自身の夫への苛立ちポイントを刺激されることもあったんだと思う。


もちろんかわいらしく上手にその単語を使う人もいる。


私が単に苦手だと言うだけの話だ。

もう今は意識する以前に私自身が使う必要がない単語だし。







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