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言葉のこと

あまり私は耳が良くないが、日本語は聞き取れる。それが方言だったとしても、メジャーな方言であれば理解できるし、それがどこかの方言であることもわかる。他の作業をしていても、聞こえるし、たまにテレビから流れてきたらすぐに反応する。


でも、学生時代から英語で点数が取れなかった私には、英語が聞き取れないし、英語はもちろん喋れない。どこそこ訛りの英語だね、と言われてもさっぱりわからない。
そして嫁ぎ先の国においても一向にこの国の言葉が上達しない。20年経ってもあかちゃんに毛が生えた程度の語学力である。


日本語を身につけるのに努力した記憶など全くない。学校で読み書き算数を教えてもらったにしても本だってすらすら読める。趣味が読書だった時もあるし、斜め読み程度で内容が理解できることだって多い。


だのになぜ?


日本語以外の言語が全くと言っていいほど日本語のように自然に入ってこない。


努力せずに習得できないものなのか。ああ、悲しい。


子供の習い事には親のコンプレックスが反映されがち、と聞いたことがある。

私にはぴったり当てはまる。習い事とは違うけれど、学校は英語の学校を選んだ。ネイティブスピーカーに比べたら全然足りないが、英語が喋れるようになり、英語の本をすらすら読み、テレビは英語のチャンネルを理解して、日本のドラマは英語の字幕を読んでいる。(最後のは残念でもある。)


英語圏で生まれなかった自分を呪ったこともあるけれど、所詮私は努力をしてない。
そんな私が10分間だけでも30日間、英語の勉強を続けることができた。


ここでいったん仕切り直して、続けられた今、次の目標を上達を目指す事にシフトしようと思う。


方法はまだぼんやりしてるけど、コンプレックスを1つづつ少しづつ減らしていく、喋れない、喋らない自分の心の壁に穴を開けていく、そんな作業をコツコツと進めたい。



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