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お仕事日記(8月31日~9月6日)

8月31日
引越し最終日。
残されたごみを片づけ、段ボールをつぶし、掃除機をかける、一人でひたすらそれを行う。段ボールをつぶす作業というのはなかなかに疲れる。ほかの部署のごみまで片付けていることがふと虚しくなり、それをやめる。その部署の人がやればいい。しかし、それでは仕事が終わらない。なぜこの国の人は、自分の仕事じゃない、と線を引きたがるのだろうか。
私とペアで働いている子も前はきっとそういう考えだったと思う。が、私と働くうちに何でもやるようになった。彼ならきっとどこでもやっていける。
1週間以上引っ越し業者のワーカーさんたちと一緒に仕事をするうちに情のようなものがわいてきて、きっと安い給料だろうに一生懸命やってくれた彼らに何かしたいけど私にもバジェットというものがあるからなあ、と考えた結果、ペアで働く彼と一緒にお酒を買って渡すことにした。ぜーんぜん足りない量しか渡すことができなかったけど、疲れた体に少しでも染み渡ったらいいなと思う。
早く帰りたかったので、引っ越し業者が養生などを片づけていたのを手伝う。何とか21時半に終わった。引っ越しコンプリート!お疲れ私。

9月2日
本格的に新しい職場での業務スタート。インターネットも無事につながったが、引っ越し業者が私たちの部屋のプリンターを壊したもんだから、プリンターがなくて大変。プリンターがないというのは非常に不便だなあと痛感する。ペーパーレスには程遠い我が職場。
そして引っ越しのごたごたで止まっていた経理関係を一気に進めなければならないのに、若い上司が金曜日に行われる歓送迎会の打ち合わせに必死になっていて、今じゃない!!!と思ったりする。表に見える仕事に必死になり、裏方の仕事を後回しにしたり、重要視しないこの上司と仕事をするのは本当に疲れる。

9月3日
たまっていた経理の仕事を次々に進めていく。が、こちらが頑張っても上がサインをしてくれないので結局何ひとつ支払いは進まない。金庫も空っぽだ。結果、私がいろいろと立替えすることになる。ツライ。

9月4日
今日は楽しみにしていた日本人会婦人部の懇親ランチ会。日本食がたんまりと食べられる!と、喜び勇んでお昼に職場を抜け出して食べに行く。
唐揚げとんかつエビの天ぷら豚の角煮ちらし寿司ああ天国。おかわりいっぱいして大満足!やっぱり日本食って素晴らしい。

9月5日
古い書類の中から必要なものだけを抜き出すという作業をただひたすらする。書類というものは思っている以上に重く、腱鞘炎になる。湿布を貼って作業する。私はいったい何をしているのだろうか、という気持ちになるが心を無にして働く。
重たいものを運びすぎて腰もつらい。誰かに頼めばいいのだろうが、みんなそれぞれ忙しくて部屋にいない。忙しくなくても部屋にいない。事務所が新しく広くなり、人を探すのが大変になった。

9月6日
引っ越しおつかれ様会と歓送迎会とが合わせて行われることになり、例によって準備はすべて私に丸投げされた。前回はピザを中心に構成したがそれでは芸がない。というわけで今回はビリヤーニを中心にメニューを構成。部署の仲間の協力で時間までに美しく準備ができた。本当にこういう準備にすっかり慣れた我がチーム!
準備を終えたところで私に準備を全フリしてきた若い上司が「これだけですか?足りなくないですか?」と言ってきたのでムカついて「あんたなんもしてないでしょ。だったら自分でやれ」と言い返しちゃった。ハハハ!
おまけに会費の徴収が遅れててほぼ全部私が立替えた。はよ金をくれ。
翌日は休みだと思うと気が緩みビールをたくさん飲んで、普段なかなか喋れない人と色々話せて楽しかった。よく笑った。
そして片付けも我がチーム、すごい団結して要領よく終えていた。素晴らしい。その間私は飲んでただけ。ハハハ!

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