自分に怒ったことありますか_

喜怒哀楽の感情を失った男が、自分に怒りを爆発させたら、収入アップしたはなし


【はじめに】

「あれ?あなたの”怒り”の感情って一体どこにいったの?」

はじめまして!
現在発信プロデューサーとして
・企業のITコンサルティング
・動画編集
・HPウェブデザイナー など
みなさまの発信や表現の
お手伝いをさせて頂いております
ジャンボと申します
冒頭のセリフは
ある日のワークで出会った方から、ふと言われたひとことです

これまで会社員を卒業しフリーランスとなり
自分で飲食店を出店するも半年でたたみ
借金だけが残り返済に追われる日々
ふと気がつくと
学生時代の野球部のような根性論だけ
努力や忍耐だけでは通用しなくなっていたのです
楽しみや喜びを見出せなくなり
いつの間にか喜怒哀楽すべての感情に蓋をして
なにも考えずに生きるようになってしまったのです
しかし、その方にはお見通しで
”感情が無くなっているぼく”に
このままではいけないと教えてくれたのでしょう

本書ではこのように
事なかれ主義で
波風を立てずに生きてきた著者が
わずかこのひと言により
過去の自分と決別し
今後は自分に正直に生きると決め
一歩を踏み出してみると
これまで見たことのない大きな世界が広がっていた
というお話を実話を交えて描いております

アンガーマネジメントという言葉が一時期流行しました
研修を行っている協会もありますが本書で紹介する「怒り」は
その対象が少し違っています
通常は周りの人に対して自分の怒りをどう調整して表現していくか
というのがメインになってくると思いますが
ここではズバリ「自分自身」に対する怒りを取りあげます。
「自分自身への怒りって?」
「他人にイライラすることはあるけど...」
むしろ
「自分に怒るのは良くないんじゃないの?」
「よけいにマイナスになっちゃうんじゃないの?」
と思う方もいるかと思います
本書では、自分に対しての怒りを向けると生活がどう変わっていったのか
筆者の経験に基づいてお話しさせていただきます。

本編は現在進行形であり完成しておりません
中には
ポジティブなことだけではなく
ネガティブなこと
表現として不適切なものもございます
あらかじめご了承ください
もしも不満な場合には
ここから先を読み進めることをお勧めいたしません
ご理解いただけた方のみ
引き続き本編をお楽しみください

第一章:常識の中の非常識「そもそも怒りってなに?」


「あなたの人生もしもうまくいっていないとしたら残念ながらそれはすべてあなたのせいです」

「うまくいっていないのに”まあ仕方ないか”と思っているとしたら、結局また同じことを繰り返すだけでしょう」

いきなり冒頭からみなさんの怒りを買うようなことを申し上げ

失礼しました。ただ巷には何十年もの間

「とにかく行動しよう」
「とにかく継続しよう」
「とにかく勉強しよう」
「とにかく頑張ろう」

という成功するためのキーワードが網羅されたビジネス本がたくさん溢れ、ネット上にも多くの情報が氾濫しています。いつの時代もこう言ったジャンルのセミナーや塾は決して無くなりません。

どうしていつの時代も、こう同じことを言われるのでしょうか?それは、行動しても勉強しても継続しても頑張っても、それらは結局、抽象的なキーワードにすぎないので、具体的に何か変化をすることがなく、結局またいつもと同じ人生を歩んでしまうから、なのでしょう。本を読んでもネットの記事を読んでも

「あぁ、またその話ね、聞いたことあるわ。知ってる知ってる。」

と、なに一つ行動は変わらないのです。
じつはわたし自身も、こういう単語に刺激を受けては、目標を掲げ、毎日をもがきながら進んできた一人でもあります。
そこで今回私が提案するのは、まずは自分自身に矢印を向ける。具体的には『自分自身に対する怒りをぶつけてみること』です。自分に対して怒りの感情を正直にぶつけると、自分のできていないところや自分がやりたくてもやれないことをやらない理由にしていた事が明確になります。これまで抽象的だった毎日の行動が具体的に定量的にいますぐすべき行動がハッキリするのです。
「怒りと具体的な行動に何の関係があるんだ?」
と思われる方もおられるとは思いますが、具体的にどう進めていくのかしばらくお付き合いください。


==そもそも怒りってなに?==

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通常、怒りと聞くと
・家族や同僚
・近隣の方や政治家など
自分以外の人や出来事に対して抱く感情と取り上げられる事が多いかもしれませんが、ここでは取り扱いません。したがって、一般的に言われる「アンガーマネジメント」や「感情のマネジメント」などはあまり当てはまりませんので、それぞれに興味のある方にとっては本書は意味をなさないかもしれません。

怒りを英語で言うと”anger”

この単語をみると皆さんはどんな感情になるでしょうか?
・嫌な気持ち
・怖い
・近寄りたくない
・うるさい など
わたしもそう思っていました。
・怒りはダメな感情である
・怒ってはいけない
・声を荒げてはいけない
・怒鳴ってはいけない
しかしこれって、果たして本当にそうなのでしょうか?
怒りという言葉を辞書で調べるとこう書いてあります

---
”怒りは、人間の原初的な感情の一つで、様々な要因・理由で起きるものである。怒りというのは「危険にさらされた」という意識・認識に起因している、と説明できることは多い。「危険にさらされた」というのは、身体的なこと、有形なことがらに限らず、自尊心や名誉などの無形のことがらまで含まれる。”
Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%92%E3%82%8A
---

つまり最も初歩的・単純な感情であり、主に危険にさらされた時に発動するもの、ということでしょう。
同じくWikipediaによると

---
”多くの宗教で、怒りは人間の最もネガティブな感情と捉えられているようだ。憤り、怒ることを憤怒といい、キリスト教では、七つの大罪のひとつとされる。仏教では、怒りは人間を地獄界の精神状態に追いやり、死後最悪の条件に転生すると考える。”
Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%92%E3%82%8A
---

なるほど、古くから多くの宗教でも良くない感情、悪い感情、というよりむしろ”罪のレベル”であるとまで言われているようです。こう考えると、冒頭に怒りのキーワードを聞いたときの感情は、まさにそのとおりであり、ポジティブな面はまったく無いと言えます。
とくに、分別つく大人が大衆の前で怒り狂うのは問題外ですが、やはり怒りというものは多くの人にとってマイナスの感情である事は言うまでもありません。いい大人が怒ると言うのは、外から見ていてもあまり気持ちの良いものではないし、むしろ子供じみていることのように思われるかもしれません。いわゆる世間の常識というのはこういうものでしょうね。

===

自分が悪かったと思うことで怒りを抑える
新渡戸稲造著『世渡りの道』第四章「怒気抑制法」より
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E6%B8%A1%E3%82%8A%E3%81%AE%E9%81%93-%E6%96%87%E6%98%A5%E5%AD%A6%E8%97%9D%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC-%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8-%E7%A8%B2%E9%80%A0/dp/4168130452

===

第二章:怒りの感情それは「前に進む強烈なエネルギー」


ここまで聞くと「自分で自分に怒るなら世話ないや」と呆れてしまうかもしれませんが、良く考えてみて欲しいのです。世間一般で言われるいわゆるアンガーマネジメントは、文字通り感情のマネジメントであり、自分自身の怒りを”他人に対して”どうコントロールするかです。何度もお伝えしている通り、本書では自分自身の怒りを”自分自身に対して”どうマネジメントするかという事なのです。 
例えば、何かうまくいかないことがあったとき、思うように事柄が進まないときに、イライラした気持ちを相手にどう伝えるか、自分の感情をそのまま伝えるのか、それとも一旦消化して言い方を変えて伝えるのかなどが一般的に言われる怒りのコントロールです。

【図解】怒りの流れ.001

ここではそうではなく、起きた出来事はすべて自分自身のせいにする、できていない自分をしっかりと認め自分自身に矢印を向ける。怒りを怒りとして終わらせるだけではなく、それを次の行動に変えるためのエネルギーに変えるということなのです。
怒りのエネルギーとは決してマイナスではないですし、むしろ自分に対する怒りは前に進むための未来の自分自身への強力なフィードバックとなるのです。

【図解】怒りの流れ.002


しかしここで、別の感情が出てくる方がいます。それは「恐怖」です。前に進むこと、ちょっとでもいままでと違うことをするのは、どうして怖いのでしょうか。
人間には「今のままでいようとする」恒常性維持機能(ホメオスタシス)という素晴らしい機能がついています。寒いところに行くとブルブル震えて体温をあげようとしますし、暑いところだと汗を出して体温を下げようとするのです。極限までお腹がすいたとしたらエネルギーを使わないように脂肪を燃料にかえてやる気スイッチを切り、身体を動かさないように働きかけるのです。つまり、環境が変化しても身体の状態を一定に保とうとするという安全装置がついているのです。このため、今までとは違った環境に身を置くということは、いままで過ごしていた快適な環境から出て、身の危険をうけるようなところに行ってしまうような気がするので、怖いという感情がでてくるのです。

私自身もそうでしたし、いまでもそう思うことは良くあります。でも、冷静に考えると、この身体の安全装置が働いて「怖い」という感情が出ているのであれば、それはつまり『自分史上経験したことのないところに向かおうとしている』と捉えることもできますよね。成功するか失敗するかなど、だれでもやってみないと分かりません。何もせずに失敗を恐れたりいままでと違う環境に身を置くことに恐怖するよりも、エイっと飛び込んでみてから考えてみても遅くはないのかもしれません。

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とはいっても、自分で自分の背中を押すのが怖い人は、まず”自分ができていないこと”に対して怒りをかけてみることから始めてはいかがでしょう。


「こんな立派な目標を立てているのになぜ少しも進んでいないんだ!」

「こんなに恵まれた環境にいるのに、挑戦の一つもしないなんてどうしたことか!」

「五体満足で毎日過ごしているのに、不平不満を言っているなんて甘えではないか!」

そもそも「怒り」とは「恐れ」の裏返しなのかもしれません。恐れから目を背けることは、本当の自分、自分の本質から目を背ける事と同じなのでしょう。自分にきちんと矢印を向けられない人間は、目標達成などできるはずはないのです。それなのに目標だけ立ててそれに本気で向き合おうとしないのであれば、それはただの自己満足ですよね。
現状を変える一歩を踏み出す唯一の方法、それは自分と正直に向き合い、感情に正直になることなのかもしれません。どんなに良い講演を聴いても、素晴らしいビジネス本を読んでも、やはり自分自身からは逃げられないのです。「自分自身への怒り」それは自らを省みて、この瞬間からの自分の行動を改めて一歩前に進むための強力な推進力、つまりあなたをこれまでと違った方向へ押し進める強烈なエネルギー、そして未来への強力なフィードバックとなるのです。

===
「怒り」はパワフルでクリエイティブなエネルギー。問題意識を抱く優秀な人ほどイライラしてしまうものです。
相川圭子 :史上初めての女性ヒマラヤ大聖者、シッターマスター。https://www.science.ne.jp/
===


第三章:怒りに気づくワーク


「そんなことを言われても、自分自身に怒るなんててよくわからない」

「自分だけイライラして損しそう」

そんな声が聞こえてきそうですが、それも無理ありません。自分の子どもや家族、同僚に怒る事はあっても、自分自身に怒ることを勧めるなんてあまりありませんよね。一般的に言われる怒るとはちょっと方向性が違いますからね。

さてここでは、一つのワークをやってみます。ひょっとしたら嫌なことに触れてしまうかもしれませんし、不快に思う方も出てくるかもしれません。少しでも不満に思ったら途中でやめても構いませんので、できるところまでで良いのでもしよかったらやってみてください。

<用意するもの>
・紙(A4コピー用紙がベスト)
・ペン
以上

<あった方が良いもの>
・ライター
・水の入ったバケツ


<やり方>
1、紙を横向きに置きます
2、真ん中で折ります
3、左半分の上に「じつはやりたくないこと」と書きます
4、右半分の上に「じつはやりたいこと」と書きます

【図解】怒りの流れ.003


5、左側の「じつはやりたくないこと」にあなたが本当はやりたくないことを箇条書きに描いていきます
(例)
・通勤電車に乗る
・上司に頭を下げる
・家の掃除をする
・ママ友の集まりに顔を出す
など
これまで何も考えてなかったが、ちょっと考えるとやっぱりやりたくないなーということを正直に箇条書きで書いていきます
この時のポイントは
・あまり考えずにサッと書く
・頭で考えて書くというより、ペンに任せて自由に書く
・こんなこと書いたら恥ずかしい、こんな小さなことなんて我慢すればいいよね、ということでも遠慮なく書く
・数は多ければいいと言うわけではないができるだけ多く書く
・制限時間は特になし

スクリーンショット 2020-01-17 13.13.29


6、右側「じつはやりたい」にも同じように箇条書きであなたがじつはやりたいと言うことを書いていきます
(例)
・朝好きな時間にのんびり起きる
・家から出ないで自宅で仕事をする
・売り込んでいないのにお客が買いに来てくれる
など
これまであまり気にしていなかったが、よく考えたらやってみたいこと、ウキウキワクワクすることを同様に書いていきます
ここでも
・あまり考えずにサッと書く
・頭で考えて書くというより、ペンに任せて自由に書く
・こんなこと書いたら恥ずかしい、こんな小さなことなんてやってみたらいいよね、ということでも遠慮なく書く
・数は多ければいいと言うわけではないができるだけ多く書く
・制限時間は特になし
です

スクリーンショット 2020-01-17 13.13.13

7、用紙を真ん中から半分に破る
8、左側「じつはやりたくないこと」をよーく眺めながら「あぁ、こんなことを言ってるクセに何も出来てないなぁ」と自分への怒りの感情を味わいます。遠慮なく徹底的に怒りを自分に向けてみて下さい。(上限1分間)
9、出来ない自分を存分に味わい切ったら、いよいよ火をつけて燃やします!(火の取り扱い注意!水の入ったバケツを用意!)
わたしはガスコンロの火を使い、シンクに水を張った桶を用意しました

【図解】怒りの流れ.004


10、しっかりと消火を確認したら終わりです
※右側の「じつはやりたいこと」は次の章で使いますので保管しておいてください

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このワークでは何をしたのでしょう?
左半分のやりたくないことを書き出して燃やしたのは、無意識レベルでなんとなくやりたくないと思っていたことを、紙に書き出して、火をつけてもやすということにより、意識レベルに落とし込んだという作業をしたのです。ただ何となく、頭の中だけで「いやだなー」と思っているよりも、①紙に書き出す②火をつけるという行動をすることによって現実のものにしたのです。実際にこれをやったからといっていやなことが生活の中から完全に削除される保証はありませんが、脳内にインプットされたことは確かです。
あなたの脳は、身体と同じくらい優秀です。先ほどお伝えしたホメオスタシスも脳からの信号です。であれば、手を動かし、行動したことは強烈に脳に記録されたも同然です。
「紙に書く」とは「神に書く」と言われます。
「なんだか、怪しい世界の話だ」と言われる方も多いかもしれませんが、実際にここまで「やりたくないこと」を紙に書いて、それに火をつけて燃やしてしまうという行動までした人はどれほどいるでしょう?おそらくほとんどいないと思います。

ある調査によると、良い話を聴いた、良い本を読んだというときに、家に帰って実際に実践する人は全体の10%、そしてそれを100日間継続する人はそのうちのさらに10%だそうです。つまり講演を聴いた人や本を読んだ人全体のわずか1%ほどしか継続して行動しているひとはいない!のだそうです。これはつまり、これまでと違ったことをやろうとするときに、100日間継続できたら必ず成功する!とも言えないでしょうか。「知っている」と「している」はまったく違うとも言われます。具体的な行動を変える、そして毎日の習慣を変える、さらにそれを継続する、そのための第一歩としてこうした紙に書き出し、やりたくないことを燃やしてしまう!!ワークをぜひ一度実践してみてはいかがでしょうか。


===なりたい自分はなりたくない自分の裏返し===


毎日の生活の中であまり考えずにやっていることって本当に多いのです
・朝起きて
・歯を磨いて
・着替えて
・会社に行く
・仕事の電話に出て
・取引先にいき
・社交辞令を言いながら
・仕事の話をする
これって
本当にやりたいことなのでしょうか?
主婦の方も
・朝起きて
・夫と子どもを起こして
・朝食をつくり
・送り出して
・家事をして
・夕食を作って
・家族の帰りを待つ
・週末も家族の予定を最優先して
・自分よりも先に子どもに欲しいものを買ってあげる

「いやいや、何を言ってるの?仕事なんだから仕方ないじゃないか!」
「子どもや家族を最優先して何が悪いの?他に誰がやってくれるの!?主婦の当然の仕事です!」
と言う声が聞こえてきそうですね。
ここでちょっとだけ意地悪な質問をしますが、
「仕事なんだから仕方ない」って
「誰もやってくれないから主婦がやって当然」って
はたして本当にそうなのでしょうか?
好きで好きで仕方なく、何者にも替えがたいほどの喜びを持ってやっているのであれば良いと思いますが、本当にそうなんでしょうか?
あなたがいなくても良いのではないでしょうか?
他の人に任せてもいいのではないでしょうか?
仕事であれば嫌なことでもやらなくてはいけないのでしょうか?
家事だから子どものためだから我慢しなくてはいけないのでしょうか?
確かに仕事は大切ですし家事も大切ですね。
でも、仕事や家事より、もっともっと大切なものがあることを忘れてはいませんか?
それはズバリ!あなたの感情です!!
やりたくないことを書き出し
それを思い切って燃やして
いまどんな気分でしょうか?
罪悪感でしょうか?
スッキリした気分でしょうか?
それとももっと他の感情でしょうか?
どれでも良いと思いますしどれでも正解です。こんな感情は持ってはいけないと言うことなんてないですし、負の感情もマイナスの気持ちもネガティブな発言も全部あって良いのです。だってそれが全部、あなた自身なのですから。


===
「然るべきことがらについて、然るべきひとびとに対して、そしてまた然るべき仕方において、然るべきときに、然るべき間だけ怒る人は賞賛される」
(アリストテレス:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B9)
===


第四章:エネルギーに気付く


さあ、あなたのイヤなことイヤな気持ちは全部燃やして灰になっていきました。次はあなた自身のもう一つの感情、本当はやりたいことに向き合いましょう。

<用意するもの>
・先ほど書いた「じつはやりたい」の紙
・白紙の紙
・ペン

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改めて「じつはやりたいこと」を見直してみましょう。どんな気持ちでしょうか。
「やっぱり好きな時間に起きるなんて無理だよ」
「家事をしないなんてできないわ」
しかし、もう一度よく考えてみて欲しいのです。果たして本当にそうなのでしょうか?
もし本当に好きな時間に起きて、お客が勝手に買いに来てくれることをやったら
もし本当に、家事を一切やらないで好きなことをやる時間が取れたとしたら
それができるようにするためにはどうすればよいでしょう?
そうなったらどんなあなたになれるでしょう?

<ワーク>
1、「じつはやりたいこと」に書かれていることを実現するとしたら、まずは何が必要か白紙の紙に書いてみましょう。(ひとつの項目にいくつでも)
2、「もしそれを実現しなければ、あなたは死刑※です」という状況だとしたら、あなたがいますぐにとる行動はなんでしょう?
※あえて強烈な表現をしています。この平和な時代にこれくらいの危機感はむしろ必要なのかもしれません。

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例えば

①毎日のんびり起きたい
それを実現しないと死刑になるのであれば、それを実現するためにどうするだろう。

会社を辞める?

辞めたら確かにのんびり起きられる生活は手に入るが、お金がなくなる?

であればお金が勝手に入ってくる仕組みを作る?

会社を辞める前に今のうちにできる事は何があるだろう?

②勝手に買いにくる仕組み
それを実現しないと死刑になるとしたら、どんな仕組みを作るだろう?
ホームページを作る?

作っただけでは認知されないので、知ってもらうためにブログを書く?

1日や2日では知られないので、記事を書きながらSNSすべてに登録する?

NOTEやYouTubeなど有料販売できるツールも登録し記事をアップする?

③家事をしない仕組み作り
それを実現しないと死刑になるとしたら、どんな仕組みを作るだろう?

家事代行サービスについて調べてみる?

何時間でいくらかかるのか調べる?

その金額以上に自分が好きなことで稼げれば代行を頼んだ方が良いのでは?

など
ここで最も重要なのは、どんな具体的な「行動」をするかですね。(以下記入例)

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いい話を聞いて
「ああ、いいお話を聞けてよかったなー」
で終わるのか、それとも実際に調べて申し込んでやってみて、時間とお金というコストを支払ってやってみるか、その差は一年後にどうなっているでしょう?
もしもここまでしても行動をしなかったとしたら、あなたのその「やりたいこと」は、本当はそれほどやりたいことではなかったのかもしれませんね。。。

===
※行動の伴わないインプットはただの暇つぶしである
(マナブ:ブロガーhttps://manablog.org/)
===

第五章:怒りと運命


さてこれまで
第一章で怒りとは単純な感情なんですよと確認し
第二章では怒りは前に進むためのエネルギーだよと捉えました
第三章では怒りの源であるやりたくないことを燃やして灰にしました
第四章ではやりたいことを実現するための具体的な方法を考えました
ここまでくると
怒りの感情に気付いたら、運命が変わると言うお話です。
いやすでにこの段階で変わっていますよ、というお話かもしれません。

※ここからは怒りの部分をあなたの見つけた新しい感情「悲しみ」「憂い」などに置き換えても構いません。本書では著者の経験に基づいていますので怒りとしています。

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怒りとは人類で最も単純な感情であると最初に学びましたね。
そしてあなたの人生でやりたいこととやりたくないことを明確にして書き出し、やりたくない事は燃やして灰にしました。そしてじつはやりたいことを実現させるために
具体的な方法を考えるのですが、半年で達成しないと、今度はあなたの命まで危ぶまれることに※なってしまいましたね。※この部分はフィクションですからね笑

さてそうなったいま、次にあなたがとるべき行動はなんでしょうか?
この状況になってなお
「ふーん、別に本当に殺されるわけじゃないし、べつに今まで通りでよくない?」
「別に普通に働いてれば給料もらえるから、何もしなくてもいいんじゃない?」
という感じでしょうか?
はたまた
「あれを実現するにはそれもこれもやって、あの人に会いにいかなくちゃ!」
「そのためにはこれも準備しておかないといけないから、わー時間が足りない!」
という感じでしょうか?
べつにどちらでも構いませんが、ちなみにわたしの場合は
「こんなに恵まれた環境なのにやりたいことが何一つできてないなんて、なんでサボってるんだ!」
「手を抜いて生きていやしないか!一度死ぬ気でやってみろ!死なねぇからっ!」
相当な罵詈雑言が飛び出し、お尻に火がついた感覚だったのです!
そして次の瞬間、やりたいことがありすぎて、時間が圧倒的に足りないことに気がついたのです。会いたい人が多すぎて都内に本気で引っ越しを考え、妻に相談してしまいました。笑もっともっとお金を稼ぐ必要があるので同時に何本も仕事を並行しなくてはいけません!

あくまで例え話ではありますが、死をリアルに想像したときに、どういう感情になり、そこからどういう行動をとるのか?この行動こそがまさにその人の運命なのかもしれません。おかげさまでこのお尻に火がついた日の夜すぐに、新しい仕事が立て続けに舞い降りてきて、年末年始はおせちの暇もないほどに忙しく過ごすことになりました。いままで付き合ったことのないところからのお仕事をいただき、ほぼ休みなく毎日忙しくさせて頂いています。しかもわたしにとって休みなくやっていても全く苦痛でないお仕事でした。苦にならないことを続けられて、収入も先月より大幅にアップしたのです!ワークが要因とは思えませんが、「毎日身のフリ構わずにバタバタと忙しくしていること」から、これまでのわたしは無意識のうちに逃げていたのかもしれません。

===”やらなければ死刑”===

当然ですがこれは仮定の話です。しかし、ここまで強烈な表現をして追い込まなければ腰を上げないとしたら、身体の安全装置どころではなく、もはや思考停止レベルなのかもしれませんね。怒りという感情の話から気持ちにスイッチをいれて、お尻に火をつけることができるのは、他の誰でもありません。自分自身でしかないのです。
感情を押し殺して生きている人が周りの環境によって自らの意識を変えるということはほとんどないでしょう。しかし、この時代そうもいっていられない出来事がありました。東日本大震災や台風被害による水害などです。被災した方々は、「まさか自分だけは...」と思っていたのかもしれません。昨日と同じ今日、今日と同じ明日を当たり前に迎えられると思っていたはずです。そしてわたしを含めた多くの人々は同じように思っています。
ひとはいつ死ぬかはわかりませんが、必ず死を迎えます。そして死んだ後には、手に入れたものではなく与えたものしかのこりません。今日という日を、自分の人生を、自分の感情に正直に毎日毎日懸命に生きていくこでしか、あとにのこせないのかもしれません。この文章を読んですぐ、心臓発作が起きることだってないとは言い切れません。誰もが必ず経験する「死」それを心から意識したときに本当のやりたいことや本当にやるべきことが見えてくるのかもしれません。そして、その実現に向かって行動を開始するのかもしれません。さあ、あなたはいまから何を行動しますか?


===
※死を想え
(かさこ:ブロガー、カメラマンhttps://ameblo.jp/kasakot/)
===


特別編:暗闇の部分も知っておく


じつは本書は、前章までで完結なのですが、どうしても触れておきたいことがあるので、最後にすこしだけお伝えしておきます。
ここまで書いたことをきちんと行動された方には、おそらくほとんどの確率で良い方向へ人生が進んでいきます。わたしの経験上もそうですので、大丈夫です。
しかし、大事なことが一つだけあります。それは、「良い方向に進むときには必ず悪い部分も出てくる」ということ。

具体的には、仲間との別れ、裏切り、病気、詐欺被害、家族の不幸など、、、本当はあまり書きたくないのですが、きちんと触れておかないといけないことだと思うので書いておきますね。決してみなさんを脅かすつもりはないですし、お尻に火をつけて炙り立てようとしているわけでもありません。良い方向に行く直前というのは、一瞬だけ悪いことも起こるのです。

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これはどうしても避けては通れないことのようです。ではどうすれば?
こういうことを言うと、
「やっぱり何もないのが一番幸せだ」
「これまで通りおとなしく生きていこう」
と思う方もおられるかもしれませんが、せっかくここまで読み進めていただいたのですから、これまでとは違った世界を味わうためにも一歩を踏み出しましょう。そのために少しでもマイナスを寄せ付けないようにする、わたしなりの対策をお伝えしておきますので、ご参考までに。



1、自分と近くにいる人の健康を第一に考える
2、頂いたお金は世のため人のために回していく
3、第六感を信じる


こうして書いてしまうとごく当たり前のことですが、健康を第一にしましょう。元気があればなんでもできるとはよく言ったもので、裏を返すと元気でなければ何もできませんから。ご家族や配偶者、恋人など一番近くで見守ってくれている方を何より大切にしましょう。あなたの身に何があっても、信頼してくれている方々を裏切るような事は、決してしてはいけませんよね。栄養のあるものをたくさん食べて睡眠を十分にとりましょう。
そして、頂いた報酬は天下のまわりものです。あなたのところで止めたり、不当に支払いを免れようとしたり、騙す手段に使ってはいけません。お金を頂く事は手段であり目的ではない、とよく言われます。お金を稼いでどうしたいのか?それを紙に書き出しておくこともこのタイミングで必要なことかもしれません。
最後にあなたの第六感を信じましょう。人の脳は素晴らしい精密機械なので、「ピンときた」ことはあなたにふさわしい事です。反対に、悪くはない話なのになんだか「ピンと来ない」としたら、やっぱりそのお話はあなたにはふさわしくない事なのです。まずは「ピンと来ない事」は決してやらない。思い切って断る。ということから初めてみるのも良いかもしれません。
あなたによくないことが起こったとしたら、いまの状況から抜け出せる前兆なのかもしれませんね。

===
夜明け前が一番暗い
(イギリスのことわざ:The darkest hour is just before the dawn.)
===


おわりに


「いつでも感謝!何があってもありがとう!」

会社員を卒業し、フリーの道に飛び込んだものの、なかなかうまくいかないわたし自身にポジティブなことを勧めてくれる友人。
・ありがとうを◯◯回言っていたら奇跡が起きた!
・完治不可能と言われた病が治った!
・思いもよらず大金が入ってきた!
こうした話を真に受けて、毎日毎日ボソボソと「ありがとう、ありがとう...」とつぶやいてみるものの、一向に日常は改善されず、借金も減らず、奇跡も起こらない。。。そんなときに出会ったのが冒頭でお話しした方のひとこと。
「怒りの感情が見えない」
これまで馬鹿正直にポジティブ思考を貫いては、中途半端に感情を抑えて生きてしまっていたことにまったく気づかなかったのです。
人間の感情は喜怒哀楽がすべてではありませんが、当時のわたしは「怒りや悲しみを出してはいけない、何があっても感謝だ!ポジティブだ!」と歪曲して捉えてしまっていたのです。するとその結果、怒りや悲しみだけでなく、喜びや楽しいと言った他の感情までもがなくなってしまっていたのです。怒りを無理におさえつけることによって、人間らしい他の感情をも潰してしまっていたのです。
次に乗り越えるべきもの
ふとその一言で我にかえったわたしは次の瞬間、ありとあらゆる方へ仕事の連絡を入れます。
「こんなことをやれます!仕事をください!」
「何か足りないものはありませんか?なんでもやります!」
すると徐々に仕事の依頼が入るようになり、年末年始も休みがないほどに。
これまで遠慮しながら、何もない凪のような感情で、何も起こらなければ良いなと人畜無害で生きてきたのでしょう。その日からなりふり構わずお仕事をいただくようになりました。
まだ順調でもありませんし、当然安定もしていません。いつ仕事がなくなるかも分からない中での生活が続いています。しかし、これまでとまったく違うのが、「助けてくれる人がいる」「いざとなったらなんでもやれば良い」「ガムシャラに泥臭く毎日を生きても良いじゃないか」という開き直りだったのかもしれません。「怒り」という一見すると負の感情を開放して、自分自身に正直になってみると、そこにはこれまで見たことのない世界が広がっていたのです。これから先も何があるかわかりませんが、自分の感情を信じて、自分の感情に正直に、このまま一歩ずつ進んでいきたいと思っています。そしてわたしと同様に感情に素直になれない方や、困っている方がいたらその方のお手伝いをさせて頂くことこそ、わたしの人生のミッションなのかもしれません。これまで出会っていただいたすべての皆様に感謝して。


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お問い合わせはこちらからどうぞ
https://jumbo-factory.com/contact

===

【プロフィール】

小ジャンボ03


すずきけんじ
発信プロデューサー
ダイエットマスター
1974年生まれ千葉県船橋市在住
身長188cm靴のサイズ30cm
ストレスと薬の副作用で体重が100kgあった時期、自分が大嫌いで自信がなく、「こんなダメダメな人生を変えたい!」と数多くのセミナーや講演会に参加したものの、まったく変わらず絶望の毎日を送る。
友人と参加した10kmマラソン大会では、ヒザの痛みとあまりの苦しさに「やっぱり二度と運動なんかするもんか!!」と、ふさぎ込んでしまう。
しかしある日、友人が短期間で大幅に痩せてイキイキとしている姿を見て、「モテたい」の一心から食事改善と筋トレをスタート。
リバウンドを繰り返しながらも、カラダを動かしていくと徐々に気持ちが軽くなり、あれだけ知識やご縁を広げても変わらなかった自分自身が「肉体を変える」だけでココロがガラッと変わり、すべての考え方が180度変化する。
現在はその経験を生かし、ダイエットマスターとして多くの人のカラダとココロを変化させている一方、発信プロデューサーとしてホームページ制作や動画編集、圧倒的な成果へ導くITコンサルティングも企業を中心に行なっている。

===
好きな言葉 :「おかわり自由」
今後の目標 :フィジーク全国大会出場(2021年春)
===

【参考文献】

非常識な成功法則

神田昌典


お金より人のご縁でデッカく生きろ

中村文昭


人生はマネしてトクして楽しもう

下川浩二



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