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会社組織の屋台骨、「総務部」の仕事を全網羅!

こんにちは、noteコーディネーターの玉岡です。
本日紹介する書籍はこちら!

「総務部」的機能・役割を担う部署が存在しない会社組織は、ほぼ存在しないと言ってもよいでしょう。事業運営以外のさまざまな業務を行う総務部は、会社組織の屋台骨とも言えます。
しかし、「総務部は何をしているの?」「総務部の目的は?」と問われて明確に答えられる人はそう多くはないのではないでしょうか。
本書では、総務部に配属された方はもとより、総務部に業務を依頼する側の方も知っておくべき「総務の役割」をトピック形式で解説しています。

総務の仕事が116のトピックに分類され、見開き形式で可読性高くまとめられています。
ほとんどのトピックは左ページに解説本文、右ページに図版等が配置されています。

16P

本書の目次はこちら。
章ごとに内容をピックアップしていきましょう。


【目次】
第1章 総務部の役割・機能
第2章 総務部の年間活動スケジュール
第3章 対社内・対社外の総務の仕事
第4章 総務部に必要な業務知識と法的知識
第5章 総務部員に必要な心構え



第1章 総務部の役割・機能

上の画像にもあるとおり、総務部は会社組織における間接部門の要です。
経営層と事業部の調整弁でもあり、各ステークホルダーとの折衝も行う極めて重要な部門です。

「7 総務部は「企業の」顔」では、そのポイントが簡潔にまとめられています。

26P

業務のDX化が叫ばれる中で、間接部門が組織運営の戦略策定を担う流れもまた盛んになっています。「15 戦略型総務への成長」はその道筋を示しています。

42P

第2章 総務部の年間活動スケジュール

総務部、経理部、法務部といった管理部門には年間の業務カレンダーが存在します。中でも総務部は、入社式~新人OJT~株主総会~会社説明会などなど、きわめて多くのタスクが課せられます。
この第2章は本書の真骨頂ともいえるパートで、月毎に総務部が行う業務が解説されています。毎月の扉ページが業務カレンダーにもなっている親切設計です!

58P

第3章 対社内・対社外の総務の仕事

第3章は、総務パーソンであれば1,2章をスキップして最初に熟読すべきパートでしょう。第2章で示された各業務の詳細が簡潔に記載されています。
内部監査やリスクマネジメント、緊急時対応といった業務は、会社規模によって担当部署が異なります。総務部ではなく「監査部」「リスクマネジメント部」などのように専任の人員を配属させるケースは上場企業において一般的でしょう。しかし、国内企業の大多数を占める中小企業においては、そうした業務の管掌は「総務部」にゆだねられることになります。
そうした意味でも、本書の第3章は大変有用です。

128P

第4章 総務部に必要な業務知識と法的知識

「企業コンプライアンス」のカバー範囲が、法令遵守から社会的要請への対応まで拡大されている今、総務部に求められるリスク感覚はとても高いものであるといえます。
第4章では、「会社」に対する知識と「法令」に関する知識をメインに解説が行われます。
「104 経営・管理業務」ではベーシックな会社関連法がピックアップされています。世の中には、この項目だけで大型書店の書棚が埋まるほどの解説書・類書が存在します。その入口として紐解いてみるとよいでしょう。

204P

第5章 総務部員に必要な心構え

最終章では、章題のとおり総務部員として律すべきこと、範とすべきことがまとめられています。項目113~116で語られている4項目こそが、本書全体の総括とも言えます。ここでは、その一つ「115 各部門の調整役」を掲載します。

232P

本書の「はじめに」では、総務部の仕事を次のように定めています。

総務部は、日本の企業・団体のほとんどに設置されている部署です。それにもかかわらず、「総務部とはどんな役割や仕事があるのか?」と問われると、実際に総務部に在籍している人ですら満足に説明できないことが多いと感じます。 それは、総務部の業務分掌があまりに広範囲に及んでいるからであり、「他に属さない事項」すべてがその分掌に含まれているのが一般的だからだと思うのです。

3P

この「他に属さないほぼすべての会社業務」を網羅しているのが、本書です。116トピックを学習することで、会社組織の年間業務やその目的が確認できる、優れた一冊です。

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