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人を刺すトンボ


子供のころ虫が平気でも、大人になるにつれて大嫌いになる人は多いですよね。

私は虫が本当に気持ち悪いし苦手です。


まず、人間を刺すっていうところが嫌です。


一見刺さないような虫でもダメです。

それは意外な虫に刺された記憶があるからです。



レアな虫を捕まえるのが楽しかった子供時代

子供のころ、カブトムシやトンボを捕まえて遊んでいました。

珍しい虫を捕まえられると、友達に自慢できます。



トンボだと、どこにでもいる赤トンボが一番ランクが下です。

その次が、これまたどこにでもいるクルマトンボ(ノシメトンボ)で、少しランクが高くなります。

その次がシオカラトンボです。

捕まえられれば「おっ」て思います。

そして「おお、すげー」となるのがオニヤンマ



捕まえることができれば、かなり嬉しかったです。

昭和の時代は、虫取り網とカゴを持って、山に行くのが遊びでした。



トンボは人を刺すって知っていますか?

ある日、大きな珍しいトンボを捕まえることができました。

オニヤンマかと思って喜んでいましたが、少し違いました。


ギンヤンマという種類です。


綺麗な色のトンボで、オニヤンマよりもレア度が高く、自慢しようと持ち帰ろうとしました。

家に帰る途中、何度もトンボを眺めたり触ったりしていましたが、ここで思っても見なかったことが起こります。


トンボに刺されたのです。


左手で羽根の部分を掴んで、右手で触っていると、シッポをクルッとまるめてきました。

そこで激痛が走ります。


シッポの先端に針が付いているのか、右手を刺されてしまいました。


トンボはよく顎で噛んだりはしますけど、それとは違いシッポの先端です。


「トンボって刺すんだ」と思い、少々トラウマとなりました・・・



刺された話を信じてもらえない

私はトンボに刺された出来事を、家族や友達にも話しました。

でも、噛まれただけだと信じてもらえません。


当時はインターネットもなかったので、調べることもできませんでした。



それでそのまま30年以上が過ぎ・・・

最近その当時の記憶をふと思い出し、調べてみました。


そうしたらありました!


ヨーロッパでは、トンボは刺す虫だという言い伝えがあるそうです。

あくまでも言い伝えであって、現代では信じている人はいません。



しかし、かなり珍しいケースですが、刺す場合もあるようです。

メスが産卵のために刺すのだそう。


インターネット上にも、ほどんど体験談は載っていません。

そんな言い伝えになるような体験ができたと考えると、嬉しくなりました。

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