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草が生える豊かさ 草に依って生かされていると云うのに、草が生え続けることに誰も感謝しない。 草が生えなければ 虫たちも、鳥たちも、家畜たちも、人すらも生きていけないのに 草を目の敵にして暮らしている。 この惑星には、草の生えない地域もあると云うのにである。 この国では、人が住まなくなると、草は家を覆い隠すようになり、家ごと自然に還ろうとする。 なぜ、草が覆い茂と、草刈りをしないといけないのだろう。草たちは自然に還すことに努力しているのに、人はそれを拒むのか。 かつての
身土不二の暮らし 身土不二は仏教の教えからの暮らし方で、今日では食の地産地消の考えとして知られています。 が、食だけでなく、暮らしの衣食住に当てはまる考えととらえて暮らしに取り入れたいところです。 私たちの身体は、自然のものを食べ、自然のものでつくった衣類を着て、自然素材でつくった家で暮らしてきました。 私たちは自然のなかで暮らしていることを忘れつつあります。 自然の恵みのなかで暮らしていた、使って不要になったものは自然に戻る循環した暮らしをしていました。そんな循環する暮ら
衣食住で使っているものが壊れたら、処分するのではなく、先ず繕うことを考える。ものを大切にする繕うということが豊かさだと思える暮らし。 2023/02/07 曲げ輪っぱのおひつを繕う。 お櫃の蓋部分がはずれたので膠(ニカワ)で繕うことにしました。 この国のものづくり、職人さんの技、工夫は凄い。洗練されたカタチが美しい。用の美。繕いたくなる。 こんなものづくりをしたい。
床の間の役割 暮らしには、ハレの場、もてなしの場として、床の間は無くてはならないものです。近年は、「無くてはならないものでした」と過去形になりつつあります。 花を活けてもてなす。食事でもてなす。お茶でもてなす。等々。 昨今の床の間は物置やTVの置場所になっている家が多く見受けられます。床の間を自分をもてなす場にしてみてはどうでしょう。 遊び場のカタチ 暮らしには「衣・食・住」以外に「遊び」が必要です。床の間はその遊びの象徴のようなものと思います。 客人へのもてなしも遊
剥がせば古民家 囲炉裏やカマドの煙で燻された薄暗い部屋を解消するために、戦後の昭和につくられた本物に似せた偽物の建材で覆いつくされた古民家。 この紛い物の建材を剥がすと磨けば黒光りする古民家が現れる。 でも、多くは、剥がすと、荒塗りの土壁が現れたり、くすんだ漆喰が現れたり、建材を張るために削った梁が現れたり、土壁が削ってあったり、構造的に必要な貫が切られていたり、構造的に無くてはならない柱や壁が撤去されてる場合もあります。 素っぴんの古民家に これらを補強、補修し、素
森羅万象全てに神が宿る。その八百万の神々に感謝して暮らす。 古民家に学ぶ暮らし 私たちは自然の中で暮らしています。太陽、空気、水、火、等々の恩恵で生きています。森羅万象すべては、私たちにはつくれないもののなかで暮らしています。 このことを忘れないために身近に見えるカタチとして神棚が必要な気がします。森羅万象に感謝する暮らしのために・・・・・。 メモ 神棚は八百万の神々に感謝する気持ちをカタチにするため設けるのでシンプルで良いような気がします。 感謝する気持ちが常にあれば神
(註:書きかけのテキストです) 古民家に暮らす古民家は、自然の営みの中から生まれたカタチ(家)だと思います。 古民家に暮らすことに憧れるのは何故でしょうか。多分、本能的に自然の中で暮らしたいと思うからではないでしょうか。 古民家には、豪農、豪商といったものもあれば、庶民の営みの家もあります。 古民家を再生して暮らす 古民家を再生して暮らすには、古民家の成り立ちを知り、それを活かして暮らすことだと思います。 最初から建てるのではなく、先人が暮らしてきた家に暮らす。先人の知
(註:書きかけのテキストです) 古民家に学ぶ暮らし 今回は「土間」について考察してみます。農家であれ、商家であれ、古民家のほとんどは必ず土間があります。職住一致の暮らしでは、土間は大切な役目をしてきました。暮らしの内の煮炊きする水屋(台所)も土間です。暮らしの作業する場は土間でした。 土間のある暮らし 古民家を見せて頂くと、殆どの古民家は台所の床を上げています。その切っ掛けは、カマドのある暮らしから、ガス台のある暮らしに代わった時だと思います。 この時、この国の暮らしは大
(註:書きかけのテキストです) 古民家に学ぶ暮らし 今日残っている古民家の多くは、農家、商家などで見られるように、土間と座敷(板の間又は畳の間)という暮らしの機能を大きく二つに分かれています。 職住一致の暮らしにはとても合理的に使い分けることが出来ます。 土間は、土足で作業や接客等々が出来る役割を担い、一方の座敷は、素足での作業、接客等々に使えるようになっています。 今日の暮らしでは、畳を無くし、全てフローリングにして、皆さんは行儀が良くなったのかどうか知りませんが、大の
お茶。 人に会うと、お茶する⁈。 世界中、共通の挨拶。お茶は「もてなし」です。 緑茶。紅茶。珈琲。等々。 家には、茶の間があって、そこに、ちゃぶ台があり、家族が集まる。 食事の場、会話の場、宿題する場、等々、様々な場になります。 家族の集う場。 茶の間は、家から外に出て、喫茶になる。カフェになる。 人とのコミュニケーションの場。 茶室。 おもてなしが、道(みち)化して儀式的に昇華させたものになる。 ちゃぶ台。 ちゃぶ台は丸い。丸いと人数に制限がない。座る位置にも制約が