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2021明治安田生命J1リーグを3キーワードで特集

2021シーズンの明治安田生命J1リーグもいよいよ今月末に開幕します。

もう既に展望している識者が多数いらっしゃいますが、ポイントを絞って、独自視点で解説します。

その前に、コロナ禍でJリーグでの特例措置のひとつとして、2020シーズン降格なしかつJ2の上位2クラブがJ1昇格を果足した関係により、降格枠4枠あるなかで、合計20クラブでリーグ戦を行います。(J1)


1.オルンガの影響?アフリカ人選手多数参戦

昨シーズンのJリーグは、オルンガ(今冬にカタールのクラブに移籍)のおかげで様々なテレビ番組で取り上げられた、といってもおかしくない。早速カタールでも活躍したそうです。

簡単に偉業をお伝えします。

2019シーズンのJ2最終節で起こした、1試合8得点
ケニア工科大学出身 「エンジニア」も愛称も
「オルンガ被害者の会」
2020 J1MVP&得点王 2019 J2得点王

これだけの活躍をもたらした。

オルンガはケニアの選手で、ルヴァンカップ決勝では現地でも多くの人がテレビで観戦したそうだ。

これだけ騒がられたのだから、やはり寂しい…。

しかし、オルンガ2世ともいえる選手が続々と参戦している。


サガン鳥栖には以下の2名。

同じくケニア出身のFW、イスマエルドゥンガ

ナイジェリア出身のFWチコオフォエド


北海道コンサドーレ札幌は、

ナイジェリア代表FW、ガブリエルオケチュク


ベガルタ仙台は、

既存のモザンビーク代表DF、シマオマテ

に加え、

ガーナ人FW、エマヌエルオッティ


といった面々が加入している。今後もアフリカ人選手が続々と参戦してくるかもしれない。要チェックだ。


2. ハイレベル?各J1クラブの多くのGKが○○代表経験

まずは王者川崎フロンターレ。元韓国代表で、Jリーグベストイレブンを受賞するなど実績十分なチョンソンリョン。控えには、ロンドン五輪代表経験のある、安藤駿介らがいる。

次いで、ルヴァンカップ王者、FC東京。日本代表経験と海外でのプレー経験のある林彰洋に加え、彼のけがで長期離脱した時期にACLやJリーグ、ルヴァンカップ優勝に大きく貢献した、東京五輪代表の波多野豪らが在籍。

次いで、ガンバ大阪である。国内組ならば森保ジャパンの第1GKである、東口順昭が君臨する。

次いで、名古屋グランパスだ。オーストラリア代表の、ミッチェルランゲラックだ。ドイツの名門ドルトムントに在籍していた際は、日本代表の香川真司とともにプレーした。

次いで、セレッソ大阪。10年以上もこのクラブの正守護神を務め、Jリーグでの実績も十分な、韓国代表、キムジンヒョンだ。また、先日世代別でもフル代表でも正GKのベトナム代表、ダン バン ラムの加入を発表。

次いで、鹿島アントラーズ。先日、レジェンドの曽ヶ端準氏の引退が発表されたが、フロントは気にしていない。昨季レギュラーを獲得し、東京五輪代表争いに加わった、沖悠哉を軸に、元韓国代表でアントラーズのACL初優勝に大きく貢献したクォンスンテと激しいゴールキーパー争いが繰り広げる。

次いで、柏レイソル。先日日本代表の、中村航輔が移籍した。しかし、韓国代表のキムスンギュが柏のゴールマウスに君臨する。控えには、虎視眈々と評価が高まっている、滝本晴彦が控えている。

次いで、サンフレッチェ広島。東京五輪世代の正GKである大迫敬介と、Jリーグで実績豊富な、林卓人が昨シーズン激しく争われるほど、ハイレベルである。

次いで、横浜FM。東京五輪代表のGK争いでは、大迫に次ぐレベルで評価が高いとされている、オビパウエルオビンナを筆頭に、Jサポ界隈では最も羨ましいGKの層である。(ここでは割愛)

次いで、浦和レッズ。日本代表として、多くの窮地を救い、浦和ではACL優勝に大きく貢献している、西川周作が君臨する。しかし、世代別の常連かつ東京五輪パリ五輪のGK候補の、鈴木彩艶が虎視眈々と正GKの座を狙っている。

次いで、サガン鳥栖。2019シーズンJリーグ王者である横浜FMの正GK、パクイルギュが君臨する。

次いで、ベガルタ仙台。元ポーランド代表のヤクブスウォビクに加え、昨季ブレークした東京五輪世代GK小畑裕馬、セルビア国籍の謎の長身GKストイシッチが在籍している。

次いで、横浜FC。レジェンドの南雄太に加え、日本代表経験のある、六反勇治が争う。

次いで、湘南ベルマーレ。東京五輪世代で、森保監督も気にかける、谷 晃生を中心に君臨。

次いで、ヴィッセル神戸。度々SNSで話題になる、「飯倉チャレンジ」で有名な、飯倉大樹と、父が元日本代表の前川和也氏で、ヴィッセル神戸の初ACLでベスト4に大きく貢献した前川黛也が激しいGK争いを繰り広げる。

次いで、北海道コンサドーレ札幌。柏レイソルのJ1初優勝時の正GK、菅野孝憲が君臨する。

最後は清水エスパルス。ロンドン五輪ベスト4の正GKかつ森保ジャパン(海外組と国内組の混合でも)の第一GKとして活躍する権田修一がJリーグに満を持して復帰した。

残りの3クラブは割愛します。

ざっくり重要な選手を表にまとめるとこのようになります。

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このように、多くのJ1クラブには○○代表経験のGKが多く在籍している。今年はGKにも着目したい。

3 プロ野球、マー君復帰の裏で「時を戻す」杜の都

先日、プロ野球界で大きなニュースがあった。ご存知、田中将大投手が楽天イーグルスに復帰したというニュースだ。震災から10年経ったタイミングと古巣からのオファーのタイミングが相まって縁を感じて決断したそうですが。

一方、杜の都にあるJクラブ、ベガルタ仙台はどうか。既に経営難に陥っており、マー君フィーバーの杜の都を考えると、集客は更に難しいだろう。

しかし、奇しくも震災から10年経ったタイミングで当時ベガルタ仙台で監督を務めていた、手倉森誠監督が復帰した。

手倉森監督はリオデジャネイロオリンピックの代表監督として、「最弱世代」をアジア最終予選を優勝という形で五輪出場に導き、ロシアW杯を含め数年間日本代表のコーチとしても務めた。その経験を、色々な意味で窮地のベガルタ仙台をどう救うか、手腕が問われる年になるだろう。

ちなみに、「時を戻そう」ブームは、セレッソ大阪にも。ご存じ、大久保嘉人の復帰だけではなく、香川真司や乾貴士、南野拓実、清武弘嗣、山口蛍、柿谷曜一朗といった日本代表で活躍している選手を育成したレヴィークルピ氏を3度目の招聘に踏み切った。この方だけではなく、2021年2月1日時点で、多くの監督がJリーグで監督経験をされた監督ばかりである。

それでも、1クラブのみ、新たに参戦する監督がいる。徳島ヴォルティスである。昨季J1昇格を果たしたが、肝心なリカルド・ロドリゲス監督が浦和レッズに引き抜かれ、監督人事を素早く行う必要があった。そこで、ダニエルポヤトス氏を招聘。指導歴を見る限り、相当優秀な監督といえそうだ。今後に注目したい。




拙いですが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。





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