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ヨガ的子育てのススメ|正直に|自分に向き合う


ヨガの知恵を子育てにー

正直であること。

ヨガ哲学の一つの考え方です。

ヨガ哲学とは、言い換えれば、ヨガ的生き方のススメ。
生き方には、子育ても含まれます。


自分に正直であること、他人にも正直であること。

この他人は、自分の子どもさんも含まれます。
「自分の子ども=自分」ではなく、しっかり「他人」です。

自分が親だからといって、子どもは親の一部ではなく、完全に別の人間だということを前提に生活していかないと、後から親子共々苦しくなってしまうことがあります。


もちろん親には、子どもに対するたくさんの義務と責任がありますが、でも、はっきりと区切りの線を引いておいた方が、親も子も後からうんと楽になれると思うのです。



子どもがいくつになっても、自分は親だから、と、あれこれ注意をしたり、子どもの選択肢を尊重しないでいると、いつか、取り返しのつかないことになるかもしれません。


自分の心に正直に、子どもに接する。

その正直な心は、本心ですか?


今まで自分が、親や周囲の大人たちにされたことを基準に、子育てをしていますか?

周りの人の目を気にして子育てをしていますか?

それとも、目の前のお子さんを見て、そしてご自分の本心からの声をもとに、子育てをされていますか?


過去の自分を基準にされている場合、

過去の自分は、その時、どう感じていたのでしょうか?

当時を思い出しても心踊る気持ちになれるのならOKです。

でも、周りの大人たちのやり方が好きじゃなかったけど、従わないといけなかったから、ただ従ってきた。
だから、自分の子どもにも同じように接する。

というのなら、それは自分の心に正直だとは言えないのでは?と思います。

自分の心が、本当はあんな理不尽さは好きじゃなかった、とか、本当は違うことを望んでいた…とかありませんか?

自分に正直になる、って、意外と、じっくりと自分と向き合うことになります。


本当にそう思うの?
本当はどうしたいの?


私の知り合いは、ご自身は中高大学と体育会系。お父さんも肉体労働系のお仕事をされていました。体罰、理不尽な部活の上下関係などなど体験された方です。

ご本人も、あれは理不尽だった。今ならあれは虐待扱いになるだろうとも仰っていました。

それなのに、ご自身の子どもさんにも、同じように体罰、父子間の厳しい上下関係を強いていました。

その結果、現在成人した子どもさんと、その方は一切連絡を取り合っていません。

子どもさんが高校生の頃、自分の父親に向かって「あなたのこと、父親だと思ってないから」と言い残しその場を立ち去ったそうです。今は正式に離婚もされ、子どもは母親と住んでいます。


その方の本心は、永遠に続く幸せな親子関係を築きたかったのでは?と思います。


その為に、「自分に正直に」日々を過ごした、というより、「過去の自分」を基準に子どもと過ごしていたのかと思いました。そして、子どもを自分の一部と思い過ぎていたのか…。

「過去の自分」を基準にしていたのはなぜ?
何か理由がある?

と探ってみると、そこに深く眠っている思いに気づくかもしれません。

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