豊田合成 就活体験記(2019年卒)

こんばんは。部品です。
実家に帰って就活してた時の企業パンフとか見て懐かしい気持ちになったので就活の思い出を振り返ります。

僕が大学5年生の7月まで入社予定で内定者懇親会にも参加していた豊田合成の就活体験記です。

地方国立大学の文系学生が豊田合成の内定を取るまでを振り返ります。

目次は下記です

1 豊田合成との出会い
2 冬インターン参加
3 選考開始
 (1)ES
 (2)1次面接
 (3)最終面接
4 内定
5 内定者懇親会に参加&辞退

早速行きます。

1 豊田合成との出会い

2017年12月、大学4年生の就活で内定0だった私は
(総合商社とか大手メーカーとか有名企業しか受けなかったからなあ…知名度が低くても良い会社に入社するんだ!)
などと思い、とりあえず2chで「隠れ優良企業スレ」を開いて会社を調べていました。

当時の私は
「デンソーって会社、トヨタの下請けなのに会社の規模デカいし隠れ優良企業だな!!!」
「信越化学工業?? 聞いたことないけど何か利益率高いし隠れ優良企業だなあ」
「日本信号…信号機のシェア高いしインフラ系は安定してそうだし隠れ優良企業だな」
などなど思いつつ、日系メーカーについてどんどん詳しくなっていきました。

そうこうしているうちに、私は2chの隠れ優良企業スレの会社は「化学メーカー」と「トヨタグループ」の会社が多いということに気付きました。

(なるほど、化学メーカーと自動車部品メーカーに入れば人生幸せに生きていけるのね)
と人生の必勝法を知った当時の私は、冬季インターンで化学メーカーとトヨタグループの会社に行こうと考え、会社を探していました。

マイナビやリクナビを徘徊していた私は、ここで運命的な出会いをします。

豊田合成です。

「"豊田"って社名にあるからトヨタ系だよなあ…"合成"って社名にあるから化学メーカーだよなあ…」
「トヨタ系でしかも化学メーカー??最強のホワイト企業じゃん。人生の正解、見つけたわ」
と思った私は、気付けば夢中でESを作成していました

当時の豊田合成の冬インターンの概要は下記です(覚えている範囲で)

・5日間
・遠方の参加者は社員寮に宿泊
・交通費全額支給

当時の私は「うおおおお!ちょっとした旅行じゃん!!!愛知とか小学生の時にお母さんと旅行で行って以来じゃん!!!」
とテンションが上がり、豊田合成のインターンに絶対行きたいと思っていました。

当時の豊田合成の冬インターンはESで合否が決まるので、選考も楽でしたね。

見事、冬インターンの参加資格を得てインターンへ向かいました。


2 冬インターン参加

新幹線で名古屋駅に降り立ち、そこから豊田合成の最寄り駅の稲沢まで電車で15分。
「名駅まで15分とかめっちゃ良いじゃんw入社したらめっちゃ遊べそう😎」と思いました。

稲沢駅から15分くらい歩くと"TG"のロゴが輝く建物が見えてきます。
それが5泊6日お世話になる豊田合成が誇る築10年くらい?の独身寮"サンコートイースト"です。

インターンが始まる前日の夕方に寮に入りました。インターン生15人くらいが1階のロビーに集合し、カードキーを渡されて寮の説明を受けました。ある階は女子部屋だけとなっていた記憶です。

部屋は綺麗でした。今思えば、新しめのビジネスホテルって感じでした。部屋にシャワーもあって、快適に暮らせそうだなあと思いました。ベッドのマットレスがアイシン製だったのも印象に残ってます。


インターンの会場は社員寮に隣接する研修所で、すぐ行けて楽だなあと思いました。
ジャージで寮を出て隣接する食堂に行って朝ごはんを食べ、一旦部屋に戻ってスーツに着替えて研修所に行くという感じでした。
駐車場には外車やマツダ車スバル車も止まっていて(トヨタ車じゃなくても良いんだ)と思いました。

インターンは全体で80人くらいいたと思います。
1グループ6人で色んな部署の説明を受けながら、豊田合成の製品(エアバックやハンドル)がどんな風にできあがっていくのかを最終日にプレゼンするという内容でした。

僕のグループは覚えてる範囲で
・岐阜大の院生(男)
・関関同立のどこかの院生(男)
・名城文系の女の子
・名工大院生の女の子
・関関同立のゴリゴリ関西弁の文系男
・地方国立文系の私
って感じでしたね。

インターン自体はめちゃくちゃ良かったです。
経営企画などのバックオフィスや開発系の上流の部署、製造や生産技術など工場の職種まで色々な部署の人の話を聞いたり、工場見学をしました。
様々な部署が協力して1つの製品を作っているんだと実感できるインターンでしたね。

メーカーという会社組織がどんな風にモノづくりをしているのかを体感できて良かったですね。様々な部署が協力しあってモノづくりをしていて面白いな、文系でもモノづくりに関われるのは面白いなと感じました。
豊田合成のインターンに参加してメーカーで働くの良いなあと思い、今でもメーカーで働いているという感じです。

インターン期間中にグループで飲み会したのも楽しかったですね。

結局、私のグループはプレゼンの発表で3位になって全体の前で挨拶する機会がありました。
私のグループでは飲み会で私が披露した「ソフトテニス部の女子の応援モノマネ」が流行しており、表彰された時に挨拶した時に持ちネタの「ソフトテニス部の女子の応援モノマネ」を披露してややウケで終わったのも良い思い出です。
持ちネタのお陰で「グループを盛り上げたで賞」にも選んでもらえて嬉しかったです。


インターンを担当していた人事の人から
「遠くから参加してくれてありがとね!」と言われ
「わざわざ遠くから来ました!」と返答し、
「おい!w」とツッコまれたのも覚えてます。

社会人3年目になった今振り返れば、言葉使いが全然なってない学生相手に大人の対応をしていただいたなあと思います。

この人事の方はトヨタが経営してる?全寮制の高校である海陽学園の寮長になることが決まっていて、そんな人事異動もあるんだなと思いました。

そんなこんなで、楽しく豊田合成の冬インターンは楽しく終了しました。

3 選考開始

そんなこんなで3月になり就活が本格的に解禁になりました。
4月になり(ぼちぼち豊田合成の本選考にエントリーするか)と思いマイページを作ったのですが、
既にESの1次締切が3月末で終了しており、4月末の2次締切でESを提出しました。

(1)ES

当時のESを一部抜粋します。

当社に関心をもった理由 (150字以上200字以内 必須項目)

自動車産業は、自動運転や次世代自動車など、100年に1度の変革期と言われています。
特に今後の自動車産業はモジュラー化が進み、電機産業と同じ道をたどると考えました。
モジュラー化が進んだ産業において、製品の価値を決めるのは構成要素であることから、
セーフティーシステムなど人々の安全を支える部品を作る貴社は、将来においてより必要とされる会社になると考え、関心を持ちました。

希望職種、また入社後必ず達成したいこと、理想とするエンジニア像・ビジネスパーソン像(150字以上200字以内 必須項目)

希望職種は営業です。取引先の気付いていないニーズを引き出し、期待以上の提案が出来る営業マンになりたいと考えています。
理想のビジネスパーソンは、顧客の視点を忘れずに持ち、自社と顧客のWin-Winの関係を築き、自分の仕事が社会の役に立つ人間です。
ビジネスとは、仕事が社会や顧客に役に立った分だけ対価を得られるものだと考えているからです。
入社後は海外に駐在し、自分の仕事を世界規模で社会の役に立たせたいです。

学生時代にチームワークを発揮して成し遂げたこと/経験(150字以上200字以内 必須項目

体育会○○部で新入生向け説明会のリーダーをし、前年の2倍の40人の新入部員を獲得しました。
前年の説明会が部員獲得に繋がらなかったので、「部活に親近感を持ってもらい、部活への想いを伝える」という方針を設定し、部員から意見を集めました。
「普段の合宿所での生活を伝えるPV」や「部員による部活の魅力を伝えるプレゼン」「部員による歓迎の余興」など、
自分だけでは考え付かなかったようなアイデアを得ることができました。

自己PR (150字以上200字以内 必須項目)

私は部活での新入生の勧誘に力を入れました。
新入生自身が気付いていないニーズを引き出し、体育会○○部が提供できる大学生活を結び付けて新入生の求める大学生活の一つの答えを提供する楽しさを学びました。
新入生に充実した大学生活や自分を成長させる経験を提供することができ、部としては戦力強化や活動の発展が期待できるという、Win-Winの関係を築くことも出来たと考えています。
これは私の成功体験の一つと考えております。



社会人になって改めて振り返ると、フワッとしたESだなあとは思います笑
学生の立場で入社してやりたいことを具体的に考えるのは難しいと思うので、
自己PRや学生時代に力を入れたことをしっかり説明できることの方が大事なのかなと今は思ってます。


(2)1次面接

ESも無事通り、1次面接に呼ばれました。
複数ある日程のうち、1つをマイページから選んで予約する形式でした。

場所は東京の貸会議室。
就活生が待機する部屋があり、机の上に社内報が置いてありました。

暇だったので社内報に目を通すと
「2018年度 新入社員一覧」というページがあり、
100名くらいの新入社員の名前と出身大学と入社後の抱負が書いてありました。
(自分も入社したらこういうのに載るんだなあ)と思ったのを覚えています。

面接は面接官2人vs学生1人でした。


志望動機と学生時代に力を入れたことを聞かれました。
オーソドックスな面接だったと思います。


面接の最後に
「愛知県に住むことになると思いますが、大丈夫ですか?」
と言われたのを覚えています。


(3)2次面接

1次選考に合格し、最終選考に呼ばれました。
5月中旬だったと思います。
面接場所はインターンを受けた研修所。
懐かしいなあと思いました。

面接官は40代くらいの男性とインターンの時に見たスラっとした美人な人事の2人でした。
面接は志望動機と自己PRの深堀と至って普通で、特に印象に残っている質問はありませんでした。

4 内定

面接を受けてから1日後くらいに内定の電話をもらいました。
前年は内定0で就職留年したので人生で初めての内定でした。
両親喜んでましたね。
母親なんか涙目で「良かったね…本当に頑張ったよ…」なんて言っちゃって、親も辛かったんだな、心配しててくれてたんだなあと思いました。



5 内定者懇親会に参加&辞退

その後も就活は続け、4大メガ損保の内定を6/1に貰ったりしましたが
「金融は給料高いけどキツそうだなあ。インターン行ったときも2年間で3割くらい辞めたって社員さんが言ってたし」
「数年おきに転勤ってしんどそうだなあ。豊田合成行けば基本ずっと愛知にいれるし、そこそこの給料で楽しく暮らせそう!駐在もあるし!」
などと思い、豊田合成の入社をほぼ心に決めていました。

そして6月下旬に内定者懇親会があったので勇んで出席しました。

円卓に学生が8人くらい割り振られて後は立食パーティーという感じでした。
全体的に大人しくて真面目な人が多いなあという印象でした。

僕のテーブルにいたのは
・高知工科大の院生
・椙山の学部生
・名城理系の学部生の女の子
・名工大の院生
は覚えています。

しかし、夏採用をしていたとある電機メーカーに内定を貰い
「豊田合成より給料良さそうだな」
「豊田合成の口コミ見たら家賃補助出ないとか書いてあるなあ。」
などなど思い、豊田合成は結局辞退することになりました。

電話で内定辞退を伝えたのですが、最終面接で面接官だった美人な人事さんがちょっと返答に困ってましたね。
「社員の人とお話しませんか?」と言われましたが、愛知までは距離的に遠いので…と伝えてそのまま内定辞退となりました。

その後も仲良くなった椙山の子とLINEをずっとしていたりとかあったんですが、結局今は何してるかわかんないですね。
ちょっとエモいですね。

以上、豊田合成の就活体験記でした。

自動車業界に興味がある人は小説「トヨトミの野望」「トヨトミの復讐」読むと面白いですよ。
トヨタをモデルにした小説です。


以上です。

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