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【ネッカーの立方体】
以下の画像をしばらく見つめてみてください。
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最初はこの立方体を正面から見ているように感じると思います。
しかし、しばらく見つめているとこの立方体を上から見ているように形が変化します。
これは、スイスのルイス・アルバート・ネッカーという学者が考案した錯視で「ネッカーの立方体」と呼ばれています。
錯視のトリックは、脳が異なる解釈が出来る曖昧な絵や物体を見る時に起こります。
脳はいとも簡単に騙されるのです!
また、異なる2つの解釈のうち、一方をより好む場合はどうなるでしょうか?
脳は刺激を好きなように解釈する自由を与えられると、自分が望む解釈で物事を見ます。
これは「確証バイアス」と呼ばれるバイアスで、一言で言うと「人は見たいものを見る」ということになります。
この現象は錯視のみに限らずあらゆる場面で起こり得ます。
例えば、チャートも非常に曖昧ですよね。
見る人によって、これは良いチャートだとか、悪いチャートだとか、意見が真っ向から対立することもしばしば。
客観的に見ることができていれば良いのですが、自分が既に保有している、もしくは買いたいと思っている銘柄のチャートだから良く見えてしまっているという可能性は十分にあると思います。
その逆も然りです。
自分の願望によって投資判断が歪められていないか、今一度確認してみましょう。
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