見出し画像

【感想】『心をつかむ話し方 無敵の法則』を読んで、無敵な気分になりました。

本記事は「note×アスコム」の合同企画「#読書の秋2021」の課題図書「心をつかむ話し方 無敵の法則」の読書感想文です。過去に趣味で撮影した写真を交えて読書感想文を書いてみました。本企画の詳細は下記に記載されています。

--------------------------------------------------------------------------------------

私が新入社員だったころ、懇親会で当時の部長に「部長は話が上手ですが、何か会話のコツなどがあるのですか?」と聞いたことがある。その時、部長は少し考えてから「会話の前後で空白時間を設けるようにしている。特に偉い方は色々と話したいことが多いので、自分の意見などは簡潔明瞭に話すように心掛けている。」と回答されたことを今でも鮮明に覚えている。「話し方」に戦略が必要だと知ったきっかけであったが、当時の私にはその他の具体的な戦略がよくわからなかった。しかし、本書を読むことによって、当時の私がわからなかった「話し方」の戦略を具体的に知ることができた。

本書は著者の体験から生み出された「話し方」のポイントを52の法則としてまとめられている。各法則はどれも示唆に富む内容で興味深かった。また、読者に配慮された本書の構成は、圧倒的に読みやすかった。各法則を紹介する際には、右側ページに結論とともに良い例と悪い例を簡潔に記載されているため、とてもわかりやすかった。そして、各章の最後に、章ごとの法則を一覧で整理されており、学んだことを振り返る際に非常に役立った。本書は「コミュニケーションの主役は相手」と主張しており、さらに本書自体も「読者の読みやすさ」に配慮されているため、本書の主張と本書の構成が一致していることにより、本書に好印象を持つことができた。

画像1

本書を読むことによって、「話し方」とは「相手が話したい内容を取り出すための方法」と、私なりに解釈することができ、会話に挑む際の心理的ハードルを下げることができて非常に良かった。そして、会話のための「準備力」と「洞察力」の重要性に気づくことができた。まず「準備力」に関しては、会話を効果的に展開するために、自分で場を創りだす努力の大切さを痛感した。必要に応じて効果的な手土産を持参し、会話のきっかけのために小物を用意するなど、事前にできることは全てするという心構えに気づくことができた。次に「洞察力」に関しては、相手を観察してキーパーソンを見定め、場の状態を察することの大切さを心に強く感じた。会話の目的を達成するために、己の感度を常に高めておかないといけないと思った。「会話は相手へのプレゼントである」というように捉えることで、今後は会話を設計していこうと思えるようになった。

また、本書にはSNSに対する著者の考え方や利用方法も示されており、著者の中でのSNSの捉え方を知ることができて参考になった。各ツールの特性を理解して、効果的に利用していくことの大切さを学んだ。著者の考え方を参考にして、自分の中で各SNSの位置づけを整理していこうと思った。

画像2

さらに、本書に記載されていた ”失敗談は格好の会話のネタ” という考え方は素敵である。人生は失敗がつきものであるが、失敗を効果的に利用できれば、人生を楽しめることになると思った。成功談でも失敗談でも会話のネタになると考えると、なんだか無敵になれる気分になった。

 「本書の話し方の法則は著者の実体験に基づいて導き出された」という事実がとても頼もしくて、これから「話し方」を改善したいと望む私にとって本書の法則は希望の光であると感じた。さらに本書の52の法則を自分の解釈で誰かに話すことができれば、それだけで会話の糸口が52パターンも得られたことになる。会話のきっかけに悩むことがある私にとっては、大変ありがたい。「話し方」の指針を示して頂いた著者の野呂エイシロウ先生に感謝するとともに、本書を生み出して頂いた編集者の方々に感謝致します。下記の話し方の心構えを忘れないようにしたいと思います。ありがとうございました。

 「何か」+「おもしろさ」=「無敵」

画像3

#読書の秋2021 #心をつかむ話し方

この記事が受賞したコンテスト

「みんなのフォトギャラリー」に「#jjpp」でタグ付けして写真をアップしています。みなさまのnote活動の一助になれば幸いです。